小杉健治:裁きの扉 | 無頼庵の独り言

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無法でないが頼りない。気まぐれに思いつくまま綴ります。ボディジャム、時代小説、囲碁、川柳、家族、仕事、・・・

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※サブタイトルの文言はなかったと思う。”裁き”は、裁判所ではなく地方労働委員会へ申し立てたことによる審議のことだと思う。”扉”は前半に一度出てきたが、裁きとの繋がりはなかった。

主人公の西城の弁護士としての活動を中心に物語は展開するが、愛人のパトロンが画策する地上げと絡んだ幼稚園の廃園問題、そして、過去に勝ち取った冤罪事件の被告の行方不明に絡む殺人などなど、複雑な展開だ。そして、最後に予想外の結末が待っていた。