2024年3月17日(彼岸の入り)


沈丁花の香りにその姿を探す

歩く私の頭の上を何かがかすめる

見上げば木蓮が白い鳥のように

羽ばたいていた。


微かな音に気がつけば杏の花が微笑んで、「桜はもう少しよ」と言っていた。


暖かいので少し浮かれみたけれど
寒の戻りがあるので気をつけねば
彼岸だからではないが、こんな漫画を読みました。
よしながふみ先生の作品なのでBとLの世界かと思いきや
【環と周】
この二人の物語なのですが
最初はひとつの家族のお話から
次に明治時代の女学校、親友となった環と周のお話
1970年代には余命宣告された女性と男の子の交流を描いたお話などなど

時代を変え出会いと別れを繰り返していく、輪廻転生の物語なのか🤔
悲しいお話もあるけれど
読み終わったあとでちょっと幸せな気分になりました。
《神は魂をふたつに分けて下界におくる》🌹