一部抜粋・編集して紹介します。
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サムスンディスプレイ、入社5年目以上の希望退職者募集
2019年09月04日12時01分
サムスンディスプレイ社ホームページの職員募集ページ
https://www.samsungdisplay.com/recruit/jpn/index.jspより
サムスンディスプレイ社の福利厚生を紹介(同社ホームページより)
https://www.samsungdisplay.com/recruit/jpn/community/campus.jsp#content
サムスンディスプレイが収益性が悪化した大型ディスプレー事業で人員削減を図っている。
業界によると、サムスンディスプレイは最近、大型ディスプレー事業部の職員を対象に希望退職者を募集しているという。
対象は入社5年目以上の生産職と事務職で、希望退職者には業界平均以上の慰労金を支払う。
サムスンディスプレイの関係者は「希望退職は常時運営している退職制度であり、人為的な人員削減は考慮していない」と明らかにした。
サムスンディスプレイは最近、テレビ用液晶(LCD)パネルを月12万枚生産する忠清南道牙山(アサン)事業場第8.5世代ラインでの減産を決めた。
引用:中央日報 2019年09月04日12時01分
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これは今年7月からの日本政府が実施している、半導体素材3品目の対韓輸出管理手続きの見直し影響ではないと思います。
今のところ、アホな韓国大統領府、韓国政府、韓国の企業とマスコミが勝手に「日本政府はいつでも恣意的に輸出規制することができる!」と騒いでいるだけで、
半導体素材3品目が横流しされないことが確認されれば経済産業省は輸出許可を出しているし、韓国企業の在庫はまだたっぷりあるはずだからです。
たぶん、中国の家電メーカーなど競合他社との価格競争やシェア争いで利益が減少しているのと、米中貿易戦争の余波を受けているのだと思います。
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それにしても、日本以上にきつい学歴社会の韓国で、苦労に苦労を重ねて、子どもを有名大学に入れ、ようやく財閥企業(韓国では「勝ち組」と考えられている)に入社できたのに、入社5年目以降の生産職と事務職に対して希望退職者を募集するとは。
入社5年目といえば、日本でいったら27才です。
20代のうちから、自分の会社から肩を叩くそぶりを見せられるというのは、本人らも生きた心地がしないことでしょう。
もちろん、苦労を重ねてきた親御さんらも、子どもを財閥企業に就職させて喜びもつかの間で、サムスン批判に転じたり、恨みを抱くことでしょう。
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日本企業も希望退職者を募るということは最近しばしば耳にしますが、それでも対象者はせいぜい40代半ば以降とかで、20代から対象とするというのはちょっと聞いたことがありません。
企業は、自社の社員についてどう考えているのか。
日韓の間で、その考えが確実に違うことを表す良い事例だと思います。