2017年4月3日18時半ころ、産経ニュースに表題タイトルの記事が掲載されました。
http://www.sankei.com/politics/news/170403/plt1704030045-n1.html
全文を掲載させていただきます。
（１）自民党の二階俊博幹事長は３日の記者会見で、岸田文雄外相が長嶺安政駐韓大使らを４日に帰任させる方針を表明したことについて「当然のことだ。韓国にとって最大の重要な事態を招いている時期に、大使がどこで何をしていればいいかは分かりきったことだ。帰すことになってよかった」と述べた。
（２）二階氏はまた、「そもそも、（日本に）帰す必要があったのか。いつ帰すのか、想定してやるべきだ。もう少し考えていただきたい」と政府に苦言を呈した。
（３）韓国・釜山（プサン）の日本総領事館前に設置された慰安婦像の問題に進展がない中での帰任だが、二階氏は「日本も韓国も、慰安婦像はそのままでいいと思っている人は一人もいないと思う。両国の関係者で打ち合わせをして、お互いに後世に笑われないよう、しっかりやってもらいたい」と述べた。
この話題に関連して、2017年4月3日19時半ころ、同じく産経ニュースに、『韓国、歓迎の一方で慰安婦像撤去の兆しなし 韓国国民の７８％が慰安婦像撤去に反対』というタイトルの記事が掲載されました。
http://www.sankei.com/world/news/170403/wor1704030033-n1.html
こちらの記事はポイントだけ以下のように抜粋します。
（５）長嶺氏の帰任に韓国政府は安堵（あんど）しているようだ。慰安婦像については従来、「民間団体がやったこと」と韓国政府は大統領以下、放任していたが、「必ず克服できるよう努める」（黄教安（ファン・ギョアン）首相）、「外交公館の保護に関する国際儀礼や慣行の面から望ましくない」（韓国外務省）と態度を変えている。
（６）ただ、世論調査では韓国国民の７８％が慰安婦像の撤去に反対している。世論説得を試みる韓国政府だが、撤去よりも像保存に向けた動きが強まっている。５月には大統領選挙を経て次期政権が発足する。慰安婦像が撤去される兆しはなく、新政権で慰安婦問題が蒸し返される可能性さえある。』
私のコメントをまとめます。
（６）で韓国世論の約８割が慰安婦像の撤去に反対していることが明らかなわけですが、（３）で報道されているように、自民党の二階堂幹事長が「日本も韓国も、慰安婦像はそのままでいいと思っている人は一人もいないと思う。」と発言したようです。
いったいこの幹事長さんはなにを言っているのでしょうか？
（３）の韓国世論調査の結果を知らないのならば、与党の幹事長として不勉強すぎるし、世論調査の結果を知っていて、なお（６）を発言したのならば、私にはそれがなんなのかわかりませんが、目の前の事実を事実として認識できない／認識したくない、なんらかの理由があるのでしょうか。