今日も、カンボジアで病気になった場合の事を書きます。
前回は、カンボジアに来て1年間に起こった事例を書きました。
今日は2年目の事を書きます。
海外長期滞在者保険は、最長でも1年が多いです。
じゃぁ2年目も契約延長とか契約し直せばいいと思われるでしょう。
ところがそう簡単ではないのです。
日本で発売されている海外長期滞在者保険は、
「日本国内で契約」しないといけない事になっています。
オンラインで契約する場合でもです。理由は分かりません。
そこで「オンラインで契約したら、海外で契約したか
日本で契約したのかわからないじゃない」と思われると思いますが、
保険を使う時には、海外へ来た時のチケット購入履歴や
チケットの半券などの提出が求められるので、
海外から契約した場合や、カンボジアに来た日付を証明するものが
無ければ保険はおりません。
それで、私は1年目の海外長期滞在者保険が保険が満了(2023年04月)した後、
日本に帰らなかったので、その間、無保険状態でした。
つまり病院で治療を受けたら、全額現金で払わないといけませんでした。
それが6ヶ月程続きました。
私の事例4:再度、新型コロナウィルス(2023年07月)
無保険の状態の時に、また新型ウィルスの症状が出ました。
教えている生徒の数人が新型コロナにかかりましたから、
それを貰ったようです。
でも保険が無いので、地元の薬局でとりあえず点滴だけ受けました。
熱はそんなに出なかったし、1週間ほどで回復はしましたが、
そのご2ヶ月くらい咳が止まりませんでした。
新型コロナから回復して、ようやく咳が収まったころから
今度は、時々酷いめまいに襲われるようになりました。
昔、メニュエルにかかった事があって、今回もメニュエルだったらヤバいと思って、
何とかかんとかして、日本に帰って海外長期滞在者保険を契約しました。
但し、その時点(2023年10月)では、
一応、2024年02月には日本に帰る事になっていたので、
とりあえる5ヶ月間の分だけ海外長期滞在者保険を契約しました。
5ヶ月間なので、保険料は20万円弱でした。
私の事例5:高血圧
日本に一時帰国して、カンボジアに戻ってきて、
すぐに、いつも行く日本人経営の病院へ行きました。
めまいの原因ははっきりわかりませんでしたが、
高血圧が一つの原因かもしれないとの事で
高血圧の薬2ヶ月分を処方してもらいました。
(この時の費用が日本円にして5万円くらいでした)
しかし諸事情があり、結局、2024年02月以降もカンボジアに滞在し続け
現在(2024年07月08日)に至っているのですが、せっかく一時帰国して契約した
海外長期滞在者保険も2月に切れて、今はまた無保険状態です。
私の事例6:腹痛
4月にまた酷い腹痛に襲われましたが、無保険なので病院にも行けず、
薬局で腹痛の薬を処方してもらいましたが、一時的にしか利かなかったので
手持ちのロキソニンと正露丸を服用し、1週間ほどで収まりました。
私の事例7:めまい
CJCCに教えに行く為、バイクで走行中に酷いめまいがまた発生し、
そのまま運転するのは危ないので、しばらく道路脇で休みました。
しばらくしたら収まったのですが、授業が終わって家に帰ってから
PCの画面を見たらまためまいがしたので、
とりあえずメニュエルの症状が出た時にと思って持っていた
酔い止めの薬を飲みました、それから1時間ほど寝たら治りましたが
ここ数か月、時々、めまいが襲ってきます。
一度検査を受けた方がいいのだと思いますが、
検査だけでも、べらぼうな高額になるので病院へはいけません。
という事で、帰国まであと2ヶ月ですが、なんとか健康を維持しないと
病院のお世話になる事態になると、高額な医療費を払わないといけなくなります。
とりあえず、帰国したらすぐ人間ドックを受けたいと思っています。
数日前、右目が雲がかかったような状態になり、10分ほどで回復しましたが
それ以前から、右目の飛蚊症が酷いように思いますので、眼科も受診する予定です。
知り合いの事例1:心筋梗塞
これは私の事例ではないのですが、最後に同じカンボジアに住んでいる
知り合いの方の事例を載せておきます。
ある日突然胸の痛みに襲われ、病院へ行って検査を受けた
なんと心筋梗塞との診断で入院。
この方も無保険でしたので、検査と2日程の入院で高額な医療費を払われました。
手術が必要でしたので、直ぐ日本行のチケット手配して帰国され、
すぐに住民票復帰と社会保険加入をされて、すぐあとに手術を受けられました。
(カンボジアで手術を受けたら、日本円で数百万円単位の医療費がかかりました)
知り合いの事例2:脳挫傷、複数骨折
これも知り合いの事例ですが、バイクで走行中転倒して側壁に激突。
病院へ運ばれて即入院。 到底、歩ける状態じゃなかったようです。
カンボジアでの医療費が高額だという事で、1日入院しただけで
すぐに帰国するチケットをとって、翌日には帰国。
日本の病院では、軽い脳挫傷との診断。
それプラス、体の至る所に骨折があるとの事で緊急入院。
それから3ヶ月程、入院生活を送られました。
よくまぁ脳挫傷があって歩くのも困難な状況にあったのに
帰国できたと驚きます。
カンボジアでも、日本ほどではないにしても高度な医療は受けられます。
しかし、目の玉が飛び出る程高額なので、現実的ではありません。
(しかも外国人価格ですから、地元の人より高額を取られます)
以上で、海外(カンボジアだけですが)で、病気やけがになった場合の
事例等を2回に分けて書きました。
旅行のみならず、短期・長期滞在などで海外に行かれる方は、
是非、保険に入られる事をお勧めします。
はっきり言って保険料は高いです。
しかし、日本と違って皆保険がない海外では、医療費は高額なのは当たり前で
高額な保険料でも、まさに「保険」ですから、
いざという時には、保険に入っていて良かったと必ず思います。