事実と記憶ある事実があったとしても、その人間の記憶の正しさは疑わしいものです。そういうものだとの思い込みで生きた年月での、事実とは異なっている記憶は、事実よりも、私たち自身に大きな影響を与えているからです。 同じ事件でも、そこにいた人たちの記憶は、それぞれに違っているわけです。記憶とは、操作され偽装されるものです。つまり、創作されているわけです。フィクションでなくノンフィクションなのです。