今日は建設委員会に委員として出席。非常に重要な議案について議論する日となった。この時のことを覚えておきたいので書き残す。

 

まず議案の内容を簡単に説明する。武蔵野市の下水道工事は最終段階を迎えており、今回はその菅の切り替え工事についての補正予算の議案が提出された。

 

がしかし実はこれは6月に一度議決したもの。その時は6億近くだったものが9億近くになって補正が出されたのだ。3億もアップするなんて何事だ!と皆議案に驚いた。

 

私自身も6月は初めての審議だったのでよく覚えていた。他の議案に比べて下水道工事は大変な予算がかかるものなのだなという印象を持っていた。何千万規模どころではなく、すぐ数億という規模になるからだ。

 

こういう大きな事柄の時や内容が複雑な場合、議会の前に会派ごとに職員の方が説明に来てくれる。俗に言う「会派説明」というやつだ。会派ごとに質問して理解を深められるので、とても助かっている。今回の件も事前に説明を受けた。

 

端的に言うと内容はこうだ。公共工事の原則論に則って計算し予定価格を決め6月に議決、その後入札をしたが不調に終わり、それによってヒアリング・見積もり取得を行ったところ、蓋を開けてみれば3億もの乖離があったというのだ。つまり行政が考えていた金額があまりにも実情に合っていなかったということになる。

 

これを踏まえ、なぜ3億も増額することになってしまったのか、その過程において市の責任はどうだったのか、そこが論点となった。

 

結局のところ、内容としては「致し方ない」という結論に至ったように思う。細かに経過を聞いていき、現状の公共工事の入札手順というものと、現実起きている人材不足や価格高騰などの実態を反映するという必要性が全く噛み合っていないことがよく分かった。

 

何でもかんでも見積もりを取れないというルールになっており、行政側の外部機関が定めた基準から算出しているため、市としてもどうにもこうにもできない。

 

一度立ち止まって熟慮すればいいという意見もあったが、控えている工事自体がどんどん遅れていくと、地下に埋まっている菅が老朽化により崩れ陥没するという事態も見込まれたため、スピーディーな判断が求められた(なんと設置してから80年が経過)。

 

結果、意見を付けるかどうかは一定揉めたが、最終的にはまとまらず全員賛成となった。

 

紅葉

 

今日のこの1件を通して、さまざまなことを感じた。

 

議員同士でも「市民のためなのだから~」という声もあったし、ただただ賛成はできないという姿勢もあった。

 

でも、一体何が市民のためなのか。批判することが?反対することが?それでは先に進まない。とはいえ何も無しにはい3億ねオッケーというわけにもいかない。

 

「次に繋げるんだ」

この一点に最後は集中して意見を述べた。

 

伝わったかどうかは分からない。正直、会が始まる前に笑い話をする姿など見ていると、違うよなぁとも思う。どれだけこれを重く受け止めるか、どうやって次に生かすのか、そこをとことん追求しないと、結局同じことの繰り返しになるし、言ってしまえば全国的に同じようなことが起こる。

 

どこまで真剣に考えてもらえるのか、今後の動きを見守りたいとは思うが、今日は思考も感情も本当にバランス感覚を要する1日だった。

 

●最後に討論として述べたこと

・今回の件を重く受け止めて欲しいこと

・制度上の問題点を解決するために外へアクションしていくこと

・下水道分野に限らず全庁的に課題認識を共有し生かすこと