タウンページと「104」電話番号案内サービス | 東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

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世間ではあまり知られていない「ろう付」を生業に、日本の科学技術の下支えに本気で取り組んでいる、中小企業の2代目社長が日頃思った中小企業経営やろう付技術と業界、その他さまざまなことについてつぶやきます。

NTT東日本およびNTT西日本は、2026年3月31日に、職業別電話帳である「タウンページ」と、番号案内の「104番」サービスの提供を終了すると発表しました。電話帳と番号案内は135年の歴史がありましたが、時代の流れでその歴史が幕を閉じることに。

 

最後にタウンページや104を使ったのはいつか覚えていません。やはり今の時代、調べ物があるとすぐにネットでググってしまいますよね。時代の変化やテクノロジーの進化とともに、これらのサービスが役割を終えたとしてNTTとしても提供を終了するのは仕方のないものです。

 

しかし、今まであったものがなくなってしまうのには、ちょっと寂しい気持ちもあります。家族でNTTにはこんなサービスがあるんだよって話をしていましたが、我が家の子どもたちはもちろんこんな番号のことは知りませんでした。それどころか「番号案内なんてヤバくない?個人情報じゃん」とのこと。あー、確かにそうだな。昭和世代の自分には当たり前のことだったのでハッとしました。

 

104以外にもNTT東日本が提供している3桁番号のサービスがたくさんあります。

 

110 警察への事件・事故の急報

113 電話の故障

115 電報のお申し込み

116 電話の新設・移転・各種ご相談

117 時報

118 海上の事件・事故の急報

119 火事・救助・救急車

171 災害用伝言ダイヤル

177 天気予報

188 消費者ホットライン

189 児童相談所虐待対応ダイヤル

 

さすがに今でも「警察は110番」、「救急車と消防車は119番」くらいは覚えているし、子どもたちにも覚えさせていますが、他の番号は全く使いませんね。過去には時報の117番と天気予報の177番は使っていた記憶はありますが、今では電波時計やインターネットで時刻は狂わないし、天気予報もネットで見ます。

 

デジタル化でいろいろなことが便利になったことは良いことです。しかし、アナログにはアナログのよいところもあります。電話番号一つ調べるのでも確かにデジタルの方が楽ですが、オペレーターと話をして、住所や漢字の種類などを説明して電話番号を検索してもらうのも良いものでした。良いものは良いものとして、昭和世代としてはできるだけアナログでも残して行きたいですね。そうやってどんどん時代から取り残されて行くのかな…。