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ブランディングにも手順があります。

まず最初に「どんなブランドにしたいのか?」を

ハッキリさせておく必要があります。

この「どうなりたいか?」が決まって上での

「何をするのか?」が策定できる流れになります。

しかし、多くの中小企業を含めた小さな会社の場合、

「何をするのか?」を最初に発想される事が多いように感じられます。


例えば、

「ブランディングに取り組みたいのですが、

弊社で何が出来るか提案をお願いします。」

というような相談があります。

「分かりました。ブランディングにも手順があります。

まず、どんなブランドを作りたいのかお聞かせ願いますか。」

というような所から入らないと、提案もしようがないのです。


ブランディングの基本を無視するとブランドの確立はままなりません

ブランドを確立する為の基礎部分を飛ばしてしまっては、

ブラントの確立はあり得ないのです。

しかし、これをスキップする経営者は、

ブランディングに関する知識が少し不足している事が原因のように思います。

マーケティングやブランディングの専門家では無いので、

仕方ない部分はあると思いますが、

更に問題を大きくするのが相談先の選定です。

相談先の多くは、広告代理店、デザイン会社等だと思います。

ここに落とし穴があります。

大手の広告代理店なら、ブランドを確立する上でのポイントを熟知した

専門知識、スキルを持ったスタッフを有している事でしょう。

しかし、中小企業を含めた小さな会社の場合、

普段から付き合いのある会社への依頼が大半だと思います。

その会社の殆んどは、企画立案、プロモーション等が専門であり、

企業経営、事業戦略等の策定は、役割としていません

ここの部分を理解していない経営者は、

自社で行なうべき事まで丸投げにしているのです。

「どんなブランドを作りたいのか」まで丸投げしては、

思ったようなブランドが確立されなくても仕方ない事です。

こうして丸投げされた広告代理店等は、

意図も脈絡もなく戦略も曖昧なままブランディングを行なう訳です。

こうなれば、

ブランディングを行なっても思うような結果を得られないという事になるのです。

ブランディングを成功させるには、企業理念、経営理念、ミッション、ビジョン、

バリュー、ブランドアイデンティティ等を自社で明確にした上で取り組むべきです。

これが不完全であっても、

チェックしてくれる広告代理店等に依頼すると良いでしょう。

 

 

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