気功体操をしていると
球体の完全性を感じる。
どこにもトンガリがなく
外からの力をベクトルをずらすことで受け流す。
内に満たされた力は均衡を保ちながら
流動している。
螺旋は、円の周回を
少しずつずらしていくことで進む。
遺伝子が二重螺旋構造であるのは
それが地球上では最も安定しているから。
身体の中、筋肉にも螺旋をうかがわせるラインがある。
地面に対して垂直ではなく
斜めに走る筋肉を繋げていくと
全身が螺旋に包まれる。
カラダは全部繋がっている。
チェーンのよう…ということもあったり。
構造だけじゃない。
人が何かを学ぶ時、
直線的にレベルアップするわけじゃない。
繰り返し、繰り返しの連続の中で
振り出しに戻ったように見えて
実は少しだけ変化・進歩・深化している。
そしてまた次の繰り返しが始まる。
そうこうしている内に
最初は遥かな高みに見えた場所に
辿り着いている。
そこで初めて、
次の峰、次の頂を目にすることができる。
螺旋の中でラセンに進む。