半分青いが最終週なのに、あまりに切ない内容で朝から号泣している、元銀行員の中小企業診断士でメンタルレスキューカウンセラーの「しゅんさん」こと、本多です。

前回までにスルガ銀行は業界の常識を覆して、個人に特化した営業によって右肩上がりの業績を続けた事から、それをさらに続けなければならないという状況になってしまったということを書いてきました。

前にも書きましたが、銀行員は信用第一なので高いモラルを求められます。それでもたくさんの銀行員の中には、悪いことをする人もいます。

実際、私が勤めていた銀行でも不祥事は有りましたし、一緒に働いていた人が処分を受けたこともありました。

それでも多くの銀行員は、真面目に組織が求める事を忠実に守るために頑張ります。よく「銀行の常識は世間の非常識」と言われます。

例えば、スルガ銀行もそうでしたが、毎年増収増益を続けなければならないということは普通に考えたらあり得ない事です。

銀行の融資残高は貸出先が倒れずに返済をしてくれたら当然減って行くので、本来ならば多少のリスクをとっても新たな融資先と取引をしなければなりませんが基本、銀行はリスクは取りません。

具体的には信用力が不足する取引先には担保や保証を条件とします。本来ならば貸し出しできない先でも、保証協会や保証会社が保証してくれるか、処分すれば損が出ない担保があればこんなに借りたら事業が成り立たないと分かっていても、リスクがないので融資します。

ここまでの内容を見て下さった方はどう思われたでしょうか?銀行はとんでもない業界だと思う方が多いと思います。

それでも銀行は融資するための資金は銀行は潰れないと思って大切なお金を預けて下さるお客様の為に、融資するお金はリスクを取らないのが銀行の常識なのです。

ここまでご覧頂いた方は、この内容を不愉快に感じられた方も少なくないと思います。ですが、この姿勢や考え方は銀行という組織を守り、資金の出し手である預金者を守るための銀行の常識なのです。

ところがスルガ銀行は、その銀行の常識を超えてまで不正融資を行なったのか?いよいよ佳境に入りますが、この続きは次回です。

ここまでご覧頂き、有難うございました。