3.17 今日の後楽園ホール | ボクシング・ジーンのブログ

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日本ウエルター級タイトルマッチ
3月17日(月)後楽園ホール 18時00分開始
主催:角海老宝石






<メインイベント 日本ウェルター級タイトルマッチ>
〇高山樹延(角海老宝石)日本ウェルター級チャンピオン WBA14位
[判定3-0]5回終了:48-47 49-46×2  終了時:96-94×3
●鈴木哲也(六島)日本ウェルター級1位 OPBF7位
※高山が3度目の防衛に成功
高山にとっては3度目の防衛戦、鈴木にとっては2階級下げてのタイトルを賭ける一戦です。

スタートからサウスポーの元日本・OPBFミドル級王者鈴木が動きながら右ジャブを飛ばし、プレスをかけてくる高山に左を合わせる上々の立ち上がりをみせました。

初回のうちからボディを狙って前に出ていた高山は2回、圧力を強め、ラウンド終盤にはロープ際での打ち合いに持ち込みます。相手のアタックをいなしながら的確なパンチでポイントを奪おうとするベテラン鈴木に、強打を狙って圧力をかけ続ける高山、という構図。4回には高山がさらにピッチを上げて攻め込み、鈴木の左を意に介さず左右をパワフルに強振していきました。

高山のハイペースがどこまで続くか、ボディ攻めとプレッシャーに鈴木が抗えなくなるのか。どこで試合が動くのか……戦いは後半へ進みます。

5回終了時のポイントで優位を確認した高山が6回、猛然と出ました。スタミナ度外視の攻撃で、力強い手数を出していきます。しかしラウンド中盤には攻め疲れ。一方の鈴木はベテランらしく柔軟に対応し、高山の失速に乗じてまとめ打ちで反撃しました。さらに7回も鈴木が左ストレートをしっかりと当ててアピールします。

両者ともに疲れからか攻撃は長続きしませんが、そういう中では高山のアグレッシブがジャッジアピールとしては大きかったでしょう。8回、高山の上下攻撃、右フック。鈴木も応戦するものの、高山の圧力に圧されています。鈴木はヒッティングによる傷で右目ぶたから出血もみました。

一番苦しい9ラウンドも、チャンピオンの攻勢は止まらず。「今日は出し惜しみしない、って決めていた」という高山。その決意のとおり、最初からトップスピードで飛ばし続ける姿には、ものすごい気迫が感じられます。経験・実績で上回る鈴木は、左のストレート、アッパーで最終回を制し、試合は終了。最初から最後まで緊迫感のあるやりとりが続きました。

「ボディ攻撃で崩していこうと思っていたんだけれど、自分が前のめりになってバランスを崩してしまい、パンチをつなげなかったのが反省点。ただ、サウスポーに対して自分が見ちゃうののが一番イヤなパターンだったので、自分から出ていきました」。

2012年12月に獲得したタイトルを3度守ったチャンピオンは、この先のプランを聞かれ、「階級を下げて、厳しい道を選んだ方が、パフォーマンスが上がると思う。ボクシングのレベルを上げたい」と話しました。たしかにウェルター級では体格的に恵まれているとは言えません。“ベストウェイト”かもしれぬスーパーライトでの高山樹延、楽しみです。戦績はこれで21戦20勝7KO1敗。

日本ミドル級王座を失ってから3年半、31歳の鈴木は、今回が41戦目(29勝17KO12敗)でした。










<第5試合 スーパーウェルター級8回戦>
十二村喜久(角海老宝石)日本スーパーウェルター級5位
[TKO4R1'30'']
ワントーン・シットサイトーン(タイ)

スタートから一方的に攻撃する十二村。上体が立ったままのタイ人が手を出す隙に、十二村のパンチが次々と当たっていきました。そして4回、右ボディブローを効かせ、しばしの後に右クロスでダウンを奪い、試合を終わらせました。2012年4月に柴田明雄、昨年11月に湯場忠志と、2代の日本スーパーウェルター級王者(当時)に敗れて、今回が2年ぶりの勝利だった十二村。「ほんとうにうれしいです」とリング上で笑顔をみせました。






<第4試合 56.5kg8回戦>
青木幸治(角海老宝石)日本スーパーバンタム級12位
[TKO3R0'34'']
平山悦久(ワタナベ)

試合巧者青木の動きがキレていました。初回早々にショートレンジで左を当ててダウンを奪うと、反撃に出てきた平山を、青木が上手く迎え撃っていきました。平山の顔面に被弾のダメージが感じられる中、3回に青





木がストレートの連射で平山をコーナーに追い詰めたところで、レフェリーが試合を止めました。



<第3試合 58.0kg8回戦>
関豪介(角海老宝石)日本フェザー級9位
[負傷判定6R2'19'']59-57 59-56 60-55
藤沢一成(レパード玉熊)

左ファイターの関は、落ち着いた立ち上がり。でしたが、出入りをしながら右フックを当てていこうとする藤沢に対して、少しずつ圧力を強めていきました。距離が合わずバッティングになる場面も増え、5回に起きたバッティングで関の右目じりから出血。この傷が悪化して6回に試合続行不可能の裁定が下されました。関は17戦15勝3KO2分と、無敗を守りました。一方敗れた藤沢は、1ヵ月後に37歳の定年を迎えます。戦績は25戦9勝2KO12敗4分。








<第2試合 バンタム級8回戦>
中川勇太(角海老宝石)〇[TKO6R0'13'']●田部井要(宮田)
体格に恵まれた好選手中川の左ジャブ、右カウンターが冴えわたりました。田部井のパワフルな前進は中川のパンチに阻まれます。4回あたり、中川も打ち疲れがみて、田部井の圧力に圧されるところがありましたが、6回、中川の右ストレートがクリーンヒット。ロープ際でもう一発無防備に被弾した田部井を見て、レフェリーストップとなりました。第一試合の武田の実兄である中川は、これで17戦12勝8KO4敗1分。











<第1試合 バンタム級4回戦>
武田航(角海老宝石)〇[TKO1R2'19'']●嶋宮聖太(八王子中屋)
サウスポーの武田が快勝です。これがデビュー戦の嶋宮は懸命に前に出ていきましたが、それを武田は左のアッパー、ストレートで迎え撃っていきました。一方的に武田がヒットを積み重ねる中で、左のダブルから返しの右フックがきれいに的をとらえたところで、レフェリーが試合をストップしました。武田は初勝利。2戦1勝1分です。







<photo & by  Hiroaki Yamaguchi 山口裕朗

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