3.3 今日の後楽園ホール | ボクシング・ジーンのブログ

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G-Legend6
WBA女子世界ライトミニマム級タイトルマッチ
WBC女子世界アトム級タイトルマッチ
IBF女子世界ライトフライ級タイトルマッチ
3月3日(月)後楽園ホール 18時00分開始
主催:東日本ボクシング協会







<メインイベント WBA女子世界ライトミニマム級タイトルマッチ10回戦>

○宮尾綾香(大橋)チャンピオン

[KO5R1'30'']

●ブアンゲルン・ワンソンチャイジム(タイ)同級10位

※宮尾は4度目の防衛に成功


昨年11月に指名挑戦者グレッチェン・アバニエル(比国)を明白な判定で下し、波に乗る宮尾の4度目の防衛戦。自信を深めているチャンピオンがスタートから、強い右クロスで先制しました。10位の挑戦者ブアンゲルンはおよそ1年前にWBO王座に挑戦した経験の持ち主ですが、この長身で小顔のタイ人は、チャンピオンの先制パンチに腰が引け、動きにも力強さが感じられません。そんな相手に対して宮尾は躍動感ある動きの中から右クロス、ボディストレートなどを放り込み、一方的に試合を進めていきました。そして5回、相手コーナーに詰めて右強打をヒットし、崩れ落ちゆく相手に追撃をしてダウン。立ち上がったものの背中を向けたままのブアンゲルンに対し、レフェリーのカウントは10に達しました。
女子興行三大世界戦のトリで鮮やかなKO勝利を飾った宮尾は、14戦13勝(2KO)1敗。JBC公認前の2007年に一度世界挑戦を経験していますが、JBC公認後は、2012年9月に安藤麻里(フュチュール)への初挑戦を実らせて、このWBAライトミニマム級王座を獲得。防衛を重ねるごとに戦いに力強さを増している宮尾の次戦が楽しみです。









<第5試合 WBC女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦>

○小関桃(青木)チャンピオン

[TKO9R1’43’’]

●アンゴー・ワンソンチャイジム(タイ)同級10位

※小関は13度目の防衛に成功


いよいよ13度目の防衛がかかる戦いに、小関は自ら積極的に攻撃を仕掛けていきました。相手のアンゴーはあどけなさの残る17歳。国際式のキャリアは5戦(5勝3KO)ですが、10歳からムエタイのリングに上がり70戦を経験しています。小関のピッチの速さに明らかについていけないアンゴーですが、表情を変えず、下がりながら右を狙っています。小関は2回に左ストレートを効かせ、まったくのワンサイドのまま中盤を過ぎました。あとはどうやって小関がフィニッシュしてみせるか、に興味がいきます。ものすごい手数で上下攻撃を続けるものの、クリンチワークに逃げられて、試合は終盤へ。ダメージの蓄積が隠せなくなったアンゴーの顔面を小関のコンビネーションがきれいにとらえたところで、レフェリーが試合を止めました。
2008年8月に獲得したタイトルを守り続け、ついにV13に到達した小関。「男子と女子の記録は比較できないので、具志堅用高さんに並んだ、とは思いません。が、これまで5年半、自分が積み上げてきたものは、何と比べることなく、誇りに思います」と、自らの言葉でV13を語った小関に、惜しみない拍手が送られました。女子の世界主要4団体の連続防衛記録は、スージー・ケンティキヤン(ドイツ、WBAフライ)が正規とスーパー王座あわせて14回。ジェシカ・ボップ(アルゼンチン、WBAライトフライ)が暫定と正規をあわせて14度の防衛を数えていますが、正規タイトルのみであれば、そのボップとセシリア・ブレーカス(ノルウェー、WBCウェルター)のもつ13度が最高で、小関は彼女らとタイ記録。「今回も課題が見えました。まだまだ強くなれると感じています」と語る31歳、戦績はこれで16戦15勝5KO1分です。












<第4試合 IBF女子世界ライトフライ級タイトルマッチ10回戦>

○柴田直子(ワールドスポーツ)チャンピオン

[判定3-0]99-91 98-92 98-93

●グアダルペ・マルティネス(メキシコ)同級11位

※柴田は初防衛に成功


女子三大世界戦のトップバッター、柴田直子。昨年11月、三度目の世界挑戦を実らせてつかんだ大事なタイトルの、初防衛戦です。相手のメキシカン、マルティネスはこれが4度目の世界挑戦ですが、そのうち2回はスーパーフライ級で行っています。が、リング上の両者を見る限り、体格差は感じられません。クラウチングスタイルで低く攻め込んでくるマルティネスに対し、開始からしばらくジャブを出しながら様子を見ていた柴田は、ラウンド終盤にはうまく距離をつくってコンビネーションをヒットするようになりました。ガンガン出てくるものの動きはスローな相手に、柴田の右アッパー、右ストレートが顔面、ボディへと突き刺さります。動きながらタイムリーなヒットを積み重ねる柴田。5回にはコーナーでまとめ、試合終盤は右カウンターがおもしろいように決まりました。ワンサイドの試合を、きれいな顔のまま終えたチャンピオンは、「控え室から出ると脚に力が入らない状態だったんですが、1ラウンドが終わって落ち着いて、5ラウンドから自分の持ち味を出せたと思います。とは言っても課題も見えましたので、これからも練習頑張ります」とよどみなく話、大応援団の拍手にこたえていました。戦績はこれで15戦12勝3KO3敗。この日のリングで、WBCミニフライ級王者・安藤麻里(フュチュール)への挑戦の意思も発表されており、決定が待たれます。









<第3試合 G-Legendチャンピオンシップ・スーパーフライ級6回戦>

●小澤瑶生(フュチュール)OPBF2位

[TKO2R1'14'']

○カイ・ジョンソン(竹原慎二&畑山隆則)


東日本ボクシング協会女子委員会が設けるG-Legendランキング。その上位者で争われるのが、G-Legendトーナメントです。今回はスーパーフライ級の決勝。これが初後楽園ホール参戦となる小澤瑶生と、3年半ぶりの勝利を狙うカイ・ジョンソンとの戦いです。昨夏、OPBF王者・川西友子(大阪帝拳)に初回TKO負けで敗れ、これが再起2戦目でもある小澤が、スタートからジャブでプレッシャーをかけて出ました。長身のカイを下がらせ、ラウンド後半にはコーナーで右を決めダウンを奪いました。効いた様子のないカイですが、小澤はこれで攻撃の手を強めます。2回。小澤の入り際にカイの右カウンターがジャストミート。直下に落下した小澤は、あきらかに効いています。再開後、カイのコンビネーションに小澤のアゴが上がる様子を見て、レフェリーが試合を止めました。3年半ぶりの勝利、初めてのKO(TKO)勝利に、喜びを爆発させるカイ。ものすごい雄叫びに、どれだけ勝利を渇望してきたかが現れていました。戦績は12戦4勝1KO5敗3分です。今回、ジムの先輩である世界二階級制覇王者・藤岡奈穂子に師事して、「距離感」をつかんだというカイ。この勝利がターニングポイントになりそうです。











<第2試合ライトフライ級4回戦>

古川夢乃歌(ワタナベ)○[TKO2R1'59'']●一三三摩利那(角海老宝石)


尾張水野ジムから移籍第2戦の古川と、2連勝中の一三三。スタートからハイピッチのジャブの交換が展開されました。序盤は一三三の右ストレート、左フックのヒット数が上回っているかと思われましたが、徐々に古川がタイミングをつかみ、ヒットを量産。最後は畳み掛けて追い詰め、レフェリーストップを呼び込んでいます。古川はこれで5戦2勝2KO1敗2分となりました。






<第1試合フライ級4回戦>

日向野知恵(スパイダー蓮浄院)○[判定2-1]●磯野真穂(三迫)

39-38 37-39 39-37


早稲田大学で文化人類学を教えている"磯野先生"が、トライアルマッチ3戦3勝でプロデビュー。日向野とは、そのトライアルマッチで一度対戦していて、磯野が勝利を収めています。二人の"再戦"は、ひじょうに激しい打ち合いになりました。左ストレートが主武器のサウスポー磯野に対し、雪辱を期す日向野が右を狙います。初回のうちにその右をまともに浴び、磯野のアゴが上がりました。激しいパンチの交換の中で、磯野の左も当たりますが、ノーガードの磯野に日向野の右が入ることもしばしば。3回になると日向野にやや疲れがみえ、磯野もヒット&ランで落ち着きを取り戻しましたが、最終回後半にも日向野の右が再び当たり、試合は終了。2-1と割れた判定を、日向野がつかんでいます。










<photo & by Hiroaki Yamaguchi 山口裕朗

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