社会人になってから読んだ本の中でもトップレベルに面白かった、そしてためになった本は今のところ「リーダブルコード -より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック-」だ。
「人が読むためのコード」を書くということは学生時代にはあまり重要ではなかったと思う。
メンテナンスをしていく必要があるコードを書くことは少なかったし、コードを自分以外の人が読む機会は少なかった。
何より、動くコードを書くことが目的になっていたので、可読性を気にしている暇はなかった。
対して、社会人になってからはコードはメンテナンスし、継続的に使い続けるものになったし、
常に複数の人間で書いて、読んで、相互にレビューし合うものになった。
そして書いたコードが動くことは当たり前で、その上で品質をどう高めるかが重要だった。
学生時代にこの本を読んでもピンと来なかったかもしれない。
社会人になって可読性について悩んだことで、この本をより楽しめた気がする。