先週の日曜日、川崎に向かう道々は朝靄に包まれていた。
なんだか幻想的で、非日常感に満ちていてワクワクしながらお店に着いた。
お客様に「なんだかワクワクしますね~」と言ったら、
「そうですか。私はその時間、激怒していました。」との返事。
ああ、そうなのだ。
同じ朝靄に包まれた朝だが、人の数だけ捉え方がある。
あの朝、笑っている人、泣いている人、怒っている人etc.
様々な世界がそこにはあったのだ。
人の数だけ、いや動物や植物や昆虫やもっともっと全ての存在の数だけ、世界は有る。
そして1の個が捉えた世界、10が捉えた世界、集団が捉えた世界、さらに数は広がる。
まさに、世界は自分が作っているのだと実感する。
同じ場で同じものを見、同じ経験をしても描く世界は違う。
事象は一つでも、受け取り方は千差万別。
当たり前でありながら、忘れているかもしれない事。
これがパラレルワールドなのだな~、としみじみ思う。