とうとう
2025年4月27日「第25回房仙会書展」最終日の
鳩居堂の片付けのこと
を書く日がやってきてしまいました
今年のスケジュールは
24日搬入開始12時 その後、会食
25日終了時間18時
26日終了時間17時 その後懇親会
27日終了時間16時 最終日にて、終了後搬出作業がありました
「第25回房仙会書展」のブログシリーズも
No.9となり、今回で一区切りとなります
本日もお付き合いください
最後に来年のお知らせがありますので
最後まで是非お読みいただけますようお願いします
毎年こんな形で行っている「第25回房仙会書展」ですが
通常は1週間借りることが出来るのですが、房仙会は4日しか使いません
毎年、作品は
墨は墨運堂の墨を使い
筆は久保田号の筆を使用しています
父が初代「(有)開晴堂」の初代社長でした
今は弟が社長の会社から、文具関係は仕入れています
父がとっても可愛がっていた墨運堂さんや、久保田号さんは、
そのお陰で、メーカーさんが、その縁の娘だからと、とても良くしてくれるんです
本来は個人の所へ手伝いなんか来ません あり得ないことなんです
その墨運堂さんのスタッフのHさんから
準備の搬入搬出について
「皆本当にスムーズに出来るようになりましね、最初はどうなるか?心配しました」
と言ってくれるぐらい、生徒は搬入、搬出のプロになってきたのです
搬入も予想外に早く終わるし
搬出は30分で見通しがつくほど、スムーズに片付けを終了できました
皆 慣れた手つきで片付けを進めます
16時に展示会は終わって、即片付けです
17時には会場を明け渡さなければならないから
今年は特に、あっという間に終わり、皆で驚き合いました
軸の取り扱いは特に注意が必要です
一度しわのスジが付いたら消えないからです
二人ペアになって片付けます
ベテランは一人でもできちゃいます
あれよ あれよと綺麗になっていきました
片付け 終わりました
大和さんが、主人に、「早く終わったのでどうしますか?」
と聞いてくれました
今回、彼がいなかったらどうなっていたか?
考えたくもありませんが、陽平と大和さんが事前に三島に来て、
打ち合わせをしてくれたり、大輔や憲ちゃんとも話し合いがあり、ここに至ったのでした
ほんとに助かりました
大和さんは、いつもは主宰側にいる人だからこその気配りを沢山見せてもらいました
陽平は、蕎麦まきで倒れる位働いています
なので、会場にはいません
全く耳が聞こえない主人ですが、今年も張り切ってくれました
ひろひろも総括で頑張ってくれました
ひろひろを立ててくれる男性陣
大和さんは、全て後ろに控えていました
その後ろに、いつもけんちゃんの姿がありました
伝統文化を引き継ぐに男性陣は欠かせない人材です
房仙会のリーダー達、女性陣も素晴らしいし、男性陣もそうなので
もっともっと良くなると、確信できた今回の書展でした
来年が楽しみになってきました
↓の動画はひろひろが、12名の臨書を書いた投票結果をまとめ
順位を発表しているところです
今回は12位から発表していきました
「えーーー!」と、悲鳴のような声が上がりました
12名の参加者はドキドキが止まらなかったはずなんです
安心ください
それが房仙会です
ひろひろは、上位3名だけ発表したかったのです
私がそれではダメだとダメ出ししました
自分の評価を私の評価でなく受け止めて欲しかったからです
300名超える投票は、そう見えたと言う事実を表しています
このことがとても大事だと私は思っていました
500名入場者のうち
300余名の方が投票してくれたそうなんです
6割のかたが投票してくれるなんてあり得ません
いかにご来場くださった皆様の感心が高かったかは
皆の案内が良かったに違いありません
力の結集が見えました
ひらめきは絶対大切です
誰が一位と評価されようが
何位でも一生懸命やったみんなは1等賞です
そう私は最初から決めていました
ですが
投票と言う結果は、1人ずつが受け止めてほしいと思いました
それが次のやる気につながるからです
なんだ、面白くないなんて言わないでくださいね
一生懸命考えて投票下さった皆様のお陰です
ありがとうございました
普段のレッスンでは、きちんと自分の立ち位置
自分がどのぐらいかけているか?
何番目であるか?
分かるレッスンをし続けています
一位だったからと言って奢らず
最後だったからと言って落ち込まない精神力を強めています
日頃訓練しています
ですから、みんな笑顔でいられて、楽しいのです
こんな房仙会のことを知って欲しかったのです
裏話
投票を数える男性陣
楽しいね、楽しいねと言っていました
このことも伝えることが出来て嬉しいです
内緒の話は、男女問わず
ワクワクするみたいですよ
1位になったのは榑松里美さんでした
彼女は30数年、1番長く房仙会に在籍している人です
正直、彼女で良かったと思いました
最後まで競い合っていたのは香奈子さん
一気に追随したのが、彩華でした
実は里美さんは、今回は最初からだらけていました
いかに少ない実数を書くか?見え方も考えていた気がします
ですからやる気を出して欲しくて、彩華、香奈子、里美、真理と三島組を
隷書体で選び、4人で自分で作品を決めたのです
最初、とても言えない字数を伝えて来た里美さん
最終的には書きましたが
私は彼女が選ばれたらなんて言うか?悩んだほどです
選ばれて
「嬉しい」とは言っていましたが・・・
発表からずっと様子を見ていて
私は皆にこう言いました
「皆が一位です」
なぜならば、里美さんの書いた隷書の書体は、
誰が書いても上手に見えたんです
楷書は、どんなにがんばっても、素人の方には
その善し悪しは理解出来ないと考えていました
投票の結果を見て、生徒全員が清々しく終わり
書き終わった時はみんな嬉し泣きをするイメージを抱き続けたのです
見栄えで良く見えるものもあれば
見えない作品もあります
見栄えでは実力は分からないのです
今度はそんな気持ちで見てください
またいつかやりたいと思っています
12名がそれぞれ自分で選んだのですから
必死になって書き切りました
それが1番の財産になったことだと確信しています
今回は「形臨」と言う形式で書きましたが、「形臨で書ききる」ことはとても
とても難しいことなんです
(臨書には「形臨」・「意臨」・「背臨」があり、詳しくは今日は書けませんので
興味ある方は検索ください)
何故、師範格の人に全員、臨書に挑戦をしてもらおうと考えたかは
臨書を形臨で書くことのできる書家が減っている今だからこそ、房仙会の底力を知って欲しかったのです
房仙会の師範格の生徒なら、きちんと書ける自信があったからです
生徒たちは、全員自分の最高を書き終えました
素晴らしいことだと思います
私は満足しました
意臨、背臨と書くのは書きやすいんです
形が多少違っていても、字が太いところや、細いところが似てなくても
「自分は、このように見えているからです」
といわれたら
「そうなんですね」
と言うしか言い様はありません
元の古筆を見比べてもらえたら
どのくらいそっくりに皆が書けているかが
書道を習っていない人にもわかってもらえたと思います
発表の様子は今後の課題とします
それも、沢山の方が投票くださり、感想を伝えてくれたお陰です
ありがとうございます
12名のみなさん、自信を持ってください
指導はガンガンしましたが
指導が無くても書けるほど容易でないことを知りましたね
しかし、最終的に書いたのはあなたですから
線を引いたのもあなたですから、自分を信じて書き切ったことを覚えていて
欲しいな
今回の作品は線を引くことも大事な課題でしたね
お客様は正直でした
評価はそこまで見てくれたと、理解出来たからです
線を引くだけで1時間もかかっている人もいるんです
ひとつの作品を書くのに5時間もかかった人もいるのです
「みんなが全力をかけて書いた作品に順位はつけれません」と言ってくれたお客様もいました
他の投票する人たちも、「3人ぐらいは選びたいです」とおっしゃってくれた人もいました
ご協力いただいたおかげで、ものすごい勉強しました
ご協力ありがとうございます
だから皆が1番なのです
時間が余ったので みんなで少し話し合いもできました
憲ちゃんの一本締めで終わりになります
ひとりひとり挨拶しても、名残惜しくしている様を見て
私はなんて幸せなんだろうと、心から思いました
心の中では涙していました
見に来て下さった皆様、ありがとうございます
生徒達もみんな私の生徒になってくれてありがとう
由香さん 陰の功労者です
こうして、一人一人挨拶して
みんな家に帰っていきました
最後の写真は、道穂に抱きついているこうのすけ
と彩華です
何も、言葉は いりませんでした
来年の4月24日から26日まで銀座鳩居堂での開催が決まっています
来年2026年は房仙の喜寿展を兼ねて行います
2026年8月21日、22日、23日は
8月22日の誕生日にあわせて
房仙会の本拠地 静岡県三島市で個展を開催する予定です
喜寿展(房仙個展)を行う予定です
一番張り切っているのは、夫光孝です
鳩居堂から帰ってすぐに来年の構想をしています
どんどん、決定事項が増えています
三島でもお待ちしております
◆静岡県三島市の書道教室「房仙会」◆
ただ書道を学ぶだけではない、
第二の学校のような仲間の輪を形成できる。
そんな教室を目指しています。
【所在地】
〒411-0831 静岡県三島市東本町
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