日本列島の生い立ちと、世界は2017年から少なくとも5年間続く地震多発期 前篇 | 夢老い人の呟き

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本稿は「地震について考える」をテーマに、全編と後編に分けてあります。

前編においては日本列島の生い立ち、後編においては地球の周期的な回転速度の変化と増加している地震の関係についての科学的根拠と最近の地震発生について記します。

 

関連記事:地震、噴火注意・・・・赤道が縮んでいるらしい

       環太平洋火山帯の原発

参考:BUISINESS INSIDER「科学者が警鐘! 赤道の収縮で、2018年は大地震が倍増か

   THE GEOLOGICAL SOCIETY OF AMERICA「A FIVE YEAR FORECAST FOR INCREASED GLOBAL SEISMIC HAZARD (Invited Presentation)」   

   

 

 

日本列島の骨格は海洋プレート表面の付加体で4つのプレートが押し合う

 

我が日本列島、太古の昔はユーラシア大陸の端・・・・どころか赤道付近の海底だった・・・・というお話しは後ほどとして、現在はユーラシアプレート北米プレートがぶつかり、その下に我が伊豆半島のフィリピン海プレートが潜り込み(3~5㎝/年)、さらに北米大陸とフィリピン海プレートの下に大平洋プレートが潜り込んでいます(8㎝/年)。

 

上の図では中央構造線が書かれていませんが、実は中央構造南海トラフ糸魚川静岡構造線で繋がっています。

日本列島の骨格はアジア大陸東縁に海洋プレート表面が押し付けられ付け加えられた付加体ですが、中央構造線の南側はフィリピン海プレートの沈み込みによる付加体といわれ陸地部分は四万十帯といわれます。

ですから日本列島はいろんな年代の地層からなっていますが、中央アルプスは特に複雑で、断層だらけ、図の青線の西側と東側、赤線の西東で地層が違いますし、今も続く隆起の速度も異なります。

 


 

余談ですが、上の図で胆振東部地震の震源地の両側を見ると地層の年代が違いますが、北海道は元々は別々の二つがぶつかって一つになったといわれます。

 

 

なぜ富士山は美しい?

 

また富士山がなぜあのように美しい形をしているかも、このプレートのぶつかり合いにあります。

富士山は下図のように三つの火山の上に積もった溶岩で出来ていますが、なぜなだらかな円錐形をしているかというと、溶岩の質にあります。

溶岩」にはサラッとした玄武岩とか粘度の高い流紋岩とかありますが、富士山は玄武岩質であり、そのためあのように綺麗に広がっています。

 

玄武岩質となるのは「海嶺」やハワイのような「ホットスポット」など深部からの溶岩とされていますが、実はフィリピン海プレートは富士山の地下で二つに大きく分かれ、マグマ溜まりがあるといわれます。

 

 

日本列島誕生

 

さてこのような日本列島がどのようにして出来たか動画をご覧ください。

 

 

こうやってみると日本列島に地震が起きない安全地帯などありません。

原発などとんでもないと思いますし、中央構造線、糸魚川静岡構造線を突っ切ってトンネルなど正気の沙汰とは思えません。

 

後編に続く