コミュニケーションというと、相手に伝えたいことがきちんと伝わることというふうに思われていませんか？

そういうふうに思っていますと、きちんと伝えられていない時、自分はコミュニケーションが苦手と思いこんだりすることがあるかもしれませんね。

実際は、コミュニケーションは伝えたいことがきちんと伝わらなくて、すれ違いがあるものなのです。

そういう風に、コミュニケーションの前提を変えてみたらどうでしょう。

私が密かに思っていることですが、このすれ違いがあるからこそ、誰かに恋するといった嬉しい人間関係も生まれるのではないかと・・・。

当然、すれ違うことで生まれる嬉しくない人間関係は、言うまでも無くたくさんあります。コミュニケーション不足でボタンの掛け違いをしたばかりに、仲たがいや争いが始まるということもあります。ですから、人はコミュニケーション能力を高めたいと願うのかもしれません。

ただ、どんなにコミュニケーション能力が高い人でも、自分の伝えたいことを相手に１００％完璧に伝えられるという幸運な人はいません。

コミュニケーションは、すれ違いがあるものなのです。

すれ違いが多いか少ないかの差があるだけです。

では、できるだけすれ違いを避けて、円滑なコミュニケーションをするためにはどうすると良いでしょうか？

相手の話すことをしっかりと聴き取り、

　　聴き取れているかどうかを確認すること。

これは、カウンセラーがクライエントを理解するための、基礎的なスキルとして駆使している「傾聴」です。

相手の話すことをしっかりと聴き取り、自分の思いこみで理解してしまわないよう、私の理解はこれで良いでしょうかと確認をしていくのです。

確認をすることで、コミュニケーション不足から生まれるすれ違いを防ぐことができます。

傾聴力をつけて聴き上手になれば、話すことが苦手な人も、それほど苦労をしなくても話せるようになれるかもしれません。

　　　　　キャリア＆心の相談室　CORE

　　　　　　　　　URL： https://bottiriko.webu.jp/

近々、傾聴スキルを身につけるためのセミナーを開催する予定です。

傾聴はコミュニケーションの最強のツール