9日、米アラスカ州キナイで西方の空に現れたオーロラ(AP)
太陽表面の巨大な爆発現象「太陽フレア」で放出された電離ガス(プラズマ)などによる太陽嵐が地球に到達し、米東部時間9日未明(日本時間9日夜)、世界各地で幻想的な色を放つオーロラが観測された。
当初懸念された停電や電子機器などへのトラブルは今のところ報告されていないという。
AP通信によると、米ワシントン州やミシガン州など比較的低緯度でオーロラが観測されたほか、南半球のニュージーランドやオーストラリアでも報告された。
今回のオーロラの原因となった太陽フレアは米東部時間6日に発生。プラズマは同8日に地球に到達し、同9日まで降り注いでいた。当初は予想よりも規模は小さかったが、同9日から勢いを増し、プラズマが大気と衝突してオーロラになったという。(