●ゆるく死ぬこと●
人の生い立ちや宗教や国によって多少の違いはあるけれど、あんなことされたら哀しい、こういう体験は許せない、ああいうことは嫌い、あんな過去があるからこれは出来ない・・・
たくさんの拘りや習慣や思考パターンがあるから人生には時々大きな波がやってきてもうダメだ、と、身体を硬くして心を閉ざし、ひねくれたりやけくそになったり、引きこもったりします。
少なくとも私はそんなサイクルを繰り返して来ました。
そんな時には今起こっている出来事を、過去に繋ぎ合わせてドラマに酔いしれ被害者意識や加害者意識、惨めさ、罪悪感、と、次から次へとカードを取りだしわざともっとどん底まで落ちようとしたり、無意識に暗いゲームを楽しんでいたのです。
頭では脱け出した、と、思い込んでいても、身体がこわばりを持ち続けているので、平和な日々を一定期間過ごすと忘れた頃にまた暗いハプニングやビッグウェーブを自ら呼び寄せ、また身体を緊張させながらもがき、苦しみ、やっぱり私ってこうじゃなきゃ、
と、
心のどこかでつじつまを合わせようとそれを選択し、体験していたのです。
しゃんたんのアウェイクニングコースと身体の教室でしゃんたんとみち、ぬっくん、参加者の皆さんと三日間を濃密に過ごして、次から次へと私という私と思い込んでいた私は何度も殺されました。
自分で死にたくても死ぬ勇気が無くてもがいていたのがウソのように、素直にゆるみ、笑いながら、またはポカーンとしながら死ぬことができるのです。
死ぬという意味合いや思い込んでいた死というものはただ私たちが思い込まされてきた残酷や悲惨や悲しい出来事ではなく、今、この瞬間にあるのだと教えてくれたしゃんたんに、私は素直に殺されました。
死、とは本気で、本気を出してゆるむこと。
そして今が在る、ただそれを瞬間瞬間味わいながら踊り続けてゆく私になりました。
これが私が欲しかった私と私の身体です。
何をしてもたどり着けなかったここ。
それをしゃんたんはほんの一言、ほんの一瞬で私にプレゼントしてくれました。
しゃんたんとの時間はほとんどゆるゆるしているか踊るかごろごろしているだけで、たいして話さないし、教えないのに、
時々ぽつりとつぶやく一言が私を殺すのです。
何度も何度も殺されました。
その存在と、ゆるゆるの瞳とゆるゆるの笑顔と声と動きで。
ゆるく殺されるって、なんてゴージャスなのかしら、ゆるく死ぬのを先取りさせていただけた人たちはもう、怖いものなし、いつだって、
自分自身への合言葉はどっちでもいいじゃん、どうでもいいじゃん。
けれど、それは決していい加減になったわけでも、ことなかれ主義になったわけでもありません。
全てに愛しくゆるんだのです。
人生に、自分自身に、他人に、事件に、トラブルに、ストレスに、許せないことに、ただ、ひたすらにゆるんだだけなのです。
こわばって、否定して、支配して、拒否して、緊張して、苦しみもがいていたのは私が選んだ最高だと思っていた遊びの舞台だったのです。
これからはほとんどは楽屋に居て、時々は舞台も選んだり、また楽屋に引っ込んだり、自由自在でしょ、
と、しゃんたんは楽屋と舞台をひっくり返してくれました。
笑顔の殺し屋しゃんたん、おそるべし、
ですね。
『ゆる死』ばんざい。
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しゃんたんはあとわずかのワークショップと教室を終えるとアメリカに旅立ってしまいます。
会いたい方は是非、会いに、というか、殺されに行ってみてくださいね❤
身体の教室ラストの詳細は以下です。
https://www.facebook.com/events/177274852892032/
シャンタンの東京、大阪、仙台のア
ウェイクニングコースは以下です。
https://www.facebook.com/events/547107655654706/?ti=cl
https://ameblo.jp/miyairikuro/entry-12358743817.html
https://www.facebook.com/events/769841163210974/?ti=cl
全て生まれ変わってあらたな気持ちで
クラスや2daysワークショップを開催します。
東京、名古屋、京都で主に開催していますが、
リクエストがあればどこでも出張させていただきます。
https://ameblo.jp/bosatu-kurage/entry-12356541179.html