あれは17年前。当時僕がパチ屋の店員時代の話しです。


『現金担当者』になって間もない頃。


遅番だった僕は閉店後現金の締め作業をしとった。ちょうどその日は新台の入れ替え作業日で、スロットのボルキャニックという裏物を入れる予定で、他の従業員達がせっせと運んだり設置しとった。


僕はというと、現金が1000円合わなくて右往左往して探しまくり、一から数え直したりして入れ替え作業には加われんかった。


そーこーしとる内に、設置が終わり店長から終わったら他の従業員は帰れとお達しがきた。


本来はワイワイと試し打ちしたりすんけど、このボルキャニックは裏物。従業員でも見せてはいけん何かがあった。


妖精くんは現金が合わない内は帰れないので、両替機ひっくり返したり色々技を繰り出しとると、店内に


『カバン屋』


が入ってきた。カバン屋っつーのはノーマル機を裏物にする秘密の人達らの。俗に裏物にすることを『注射する』って言うんけの。


まぁ僕は未来の店長候補だったから特別に見せてくれたんかの。ただ現金合わんかっただけらけど。


ほんでよ、何だかんだで僕も居座り最後までいたんだよ。んでカバン屋と一緒にコーヒー飲んどる時に僕聞いたんさ!


『遠隔ってあるの?』ってよ。


ほったらソッコーであるよ!って言ったんよ。二つ返事っつーやつや。


んでよ、そのカバン屋のオヤジは人が好いオヤジでペラペラしゃべってくれたんよ。


カバン屋が言うには、1台1台仕込むのはコストばっか掛かって割に合わないんだと。主流(当時)は島で入れるんよ。


この時代はパチンコ海物語黄金期でどの店も安定した常連客を海に付かせたーから海の島に遠隔を入れるんだと。


ほんでよ、コンピューターに売上の目安の割数を打ち込むとその数字の前後ちょいぐれーで上手く収まるんだとさ。いやマジ話しだぜ。カバン屋のオヤジも取り扱ってる言ってたからの。


最後にカバン屋はこの遠隔装置があるのは金持ってる大手ホールばっかだよ。って言ってた。


何か他のブログで遠隔があるのか?ねーのか?とか現役店長が遠隔はない。とか言ってんけど、当時僕がいた頃はありました!


まぁ今の時代はどのパチ屋の4パチ見ても死んでるから遠隔しても意味がねーな!今はほとんどない。というのが妖精持論です。


よし!じゃあ僕は平昌オリンピック見るからまたな!おまんらは帰りにポチ!だけはしとけよ。