俺の作るチャーハン、不味いんだってよ。 | ブーティの裏

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Funnyな神さまの導きによりフォトグラファーをする傍ら、2014年から狛江で1番入りづらいバー「ゴータバー」という飲食店をスタート。そのお店の日記を綴っています。学歴が小学生程度しか無いため誤字脱字多めですがお許しを。

グサっとくる言葉を、平気で口に出すお客様より、2週間前にお出しした、チャーハンが不味いと言われた。

米がベチョベチョらしい。


俺は料理人でもなんでも無いので、料理をお出しした後に、聞ける時は必ず感想を聞く事にしている。


その時は聞きそびれた。


不味い。


俺の感覚で、不味い食べ物というのはこの世に存在しない。でも、俺の口に合わない食べ物は有る。

だから、不味いって、物凄く悪い事に感じる。

おれ、不味いって言った事ないよ。


(ここから本音で書く)

だから、物凄いショックだった。同時に湧いてきた感覚に、怒りが有った。


(笑)なぜ俺は怒りを覚えているのか自問自答した。

何故かわからないけど、俺の作るものを否定されたと同時に、俺の家族を否定されている様な気がしてならない。

不思議な感覚なんだけど、家族を否定されているのだから、この人たちには帰ってもらいたいと思った。


物凄い怒りが込み上げてきて、これまたそんなタイミングで、ご新規のカップルが入店。

多分この時の俺の顔は鬼瓦👹だったに違いない。


炊き立ての米でつくる分にはベトベトになりにくいんだけど、BARだし、2件目にいらっしゃるお客様が多いことから米を炊いても出ないことがほとんど。なので冷凍保存した米を使ってチャーハンを作るのだが、昔大失敗したことがあって、それから油を多めに敷いて、その中で卵を放り込み、米を潰してゆく。やはりダマになる事から、苦手だった。


脂が多い分、ネチャネチャになりやすいのと、1番困るのが、俺自身、ネチャネチャのチャーハンも好きだ!という事だ。


今でも腹が立ってどうしようもないんだけど、なんな中、冷凍でもチャーハンをパラパラにする方法を調べている。


まあ、不味いって言ってもらえるだけ幸せなのはわかっている。

一生懸命作った物が、不味いって言われた時のショックと来たら、高校生の時に付き合っていた彼女に別れを告げられた時くらい辛かった。


うそでしょ!?うぞだよね!?不味いわけないじゃん!?ってね(笑)


ちなみに、チャーハンって、パラパラじゃなきゃダメなのか?そんなに不味いか?


何度もいうけど、パラパラももっちりベトベトも好きだけどなぁ。


あ、品名を変えよう。

「もっちりチャーハン」

「べっちょりチャーハン」


結構自信あったんだけどなぁ、チャーハン。

昨日も美味しいおいしいってお客さん食べてくれた。あれは嘘だったのかな。

実は不味いんだけど、俺に気を遣ってくれて、美味しいって言ってくれたのかな。


インスピレーションで閃いたんだけど、「佐藤のご飯」でチャーハンを作れば、毎回同じクォリティじゃね?


あ、うち、カレーライスもあるから、カレーにするなら佐藤のご飯じゃダメか。


もう米系の食事は辞めようか。



GOTA