不思議な…
監督はセインツなどのデヴィッド・ロウリー。
主演の2人はそのセインツでも共演していたケイシー・アフレックとルーニー・マーラ。
ホラー映画ではなくて、人間ドラマというかファンタジーというか…
でも、ファンタジーかな。
ある1組の夫婦、ある日夫が交通事故で亡くなったが、シーツを被ったその死体は起き上がり、そのまま自宅へ帰る…
こう書くとめっちゃホラーみたい 笑
でも全然違います。
そこには愛や想いがあって、時代が過ぎて行き、やがて時をも超える…
妻を見守るシーツを被った何かがそこにいて、それはその場でずっとなにかを探していて、それはある意味健気…
いや、ただの地縛霊なのか 笑
ファンタジーと言ったのは不思議な気持ちになる作品だから。
ものすごくフワッとした作品なのだけど、爽やかな風も吹くし優しい気持ちにもなる。
シーツの物体は目だけが黒いけれど、なんとなく表情も感じられるし、慣れてくると可愛く見えてくる。
このシーツアクターもちゃんとケイシーらしいです。
少しスピリチュアルな部分も感じるけれど、もっともっと肉感的でとっつきやすい部類の作品。
セリフはほんと少なく、長いワンショットなど難解に感じるかもしれないが、逆にものすごくシンプルなんだと思う。
すごく良い作品。
★★★★☆ 3.5。
最後のメモになんて書いてあったか、そこは重要ではない。