レバレッジ人脈術 | Book Review’S ~本は成長の糧~

レバレッジ人脈術

レバレッジ人脈術 レバレッジ人脈術
本田 直之

ダイヤモンド社 2007-12-14
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おすすめ平均

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★★★★★★★★★☆

先日、といっても先週の火曜日なので1週間が経ってしまいましたが、上海で開催された「JBNアントレセミナー」に出席をしてきました。JBNとはジャパン・ビジネス・ネットワークの頭文字を取った組織で、海外で活躍している日本人を応援しようという目的で作られたようです。メンバーは5名いらっしゃるのですが、どの方も有名人でセミナーは非常にためになる話ばかりでした。


セミナーにはJBNメンバーの、本書の著者である本田さんもいらっしゃいました。レバレッジリーディングを発売されてすぐに読み、勝手な著者像を作っていたのですが、初めて見た本田さんは予想を良い意味で大きく裏切ってくれました。日焼けで黒くなった肌と、筋肉で盛り上がった上半身はビジネスで成功した人とは思えない出で立ちでした(失礼)。


セミナーの最後の締めくくりに「人脈」形成のコツについて一言ありましたが、その言葉に感銘を受け、一緒に販売されていた本書を購入しました。

その一言は、本書の中でも一貫したスタイルで書かれています。


「人脈形成で大切なことはコントリビューション(貢献)の精神である」

「ギブアンドテイク(論外)」ではなく、「ギブアンドギブ」でもない。「コントリビューション」とは、具体的には相手のために自分が何をできるのか、考えて行動をすることです。


目から鱗という話はないのですが、全体を通して、一本筋があり、理論立てて書かれているので非常に読みやすく、頭にもすんなりと入ってきます。僕は喫茶店で休みなく読めました。


たくさんの人脈形成のためのノウハウやツールが書かれていましたが、やはり一番大切なことは「コントリビューション」の精神を持てているか、という点に尽きます。


「誰を知っているか」ではなく「誰に知られているか」


仲間を見つけ、つながりを持ち、ともに高め合う


自分が何をしたいのかを明確にし、人のつながりを大事にし、マインドの高い人とのつながりを持つ


以上3点は特に、心に留めておき日々過ごしていく必要があると感じました。


現在は、仕事で多くの人とと会う機会がありますが、相手のために何ができるのか、相手に必要とされる人間となるという意識は非常に薄かったと反省しています。小さなことでもいいから、自分はこの人に対して何をすることができるのか、どんな手伝いをすることができるのか、を考え続けることで素晴らしい人脈を形成することができるのだと思います。


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