デッドライン仕事術
デッドライン仕事術 (祥伝社新書 95)
吉越 浩一郎 祥伝社 2007-12-15 売り上げランキング : 153 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
今日から再始動です。日本に先週帰国して、ある程度書籍も購入しましたので、当分はストックがありそうです。毎日更新という高い目標は掲げずに、週に2~3回の更新を目標にして、マイペースに更新してきたいと考えています。軌道に乗ってきたら更新頻度を上げて、多くの人に目に留めてもらえるブログにまたしていきたいと思います。
本書は、タイトルと帯に書かれている内容に集約されています。
「全ての仕事にデッドラインを設けて、効率よく仕事を消化する」
この一言で集約されます。これを実践するための細かな方法や、実践することで生じるメリットについて詳しく本文では書かれています。
著者の吉越浩一郎氏は、トリンプの業績を19年連続増益させた敏腕社長として有名です。現在はトリンプを退職しています。前職となるトリンプでは、「早朝会議」や「がんばるタイム」の導入によって、効率よく仕事をしていくこと仕組みとして全社員に徹底させていました。
仕事をしていて、時間に追われている社会人の人は誰しも納得すると思うことで、時間があると思うことが仕事を遅くさせているということになります。締め切り(デッドライン)を設けることは、時に大きなストレスを伴います。本書ではこのストレスに関しては、はじめだけで、続けて慣れていけば仕事の効率が上がり、結果キャパシティも増えて多くの仕事をこなすことができるビジネスマンとして成長できると述べています。
僕自身も、三年目に入ってやっと時間が有限であることを実感して、限られた時間で何をすべきなのか考えるようになりました。限られた時間は仕事の時間(オン)の時だけではありません。休日(オフ)も同様に漫然と過ごしていては、人生を無駄にしてしまいます。この事実は実感しないとなかなか難しいものかもしれません。
務めている会社でも残業のできる時間が決まっており、吉越氏が本書で再三述べているように時間効率を上げることを提唱しています。いつまでも残業しても良いという社内文化は知らないうちは優しい環境に感じるかもしれませんが、これらの事実を知ると、逆に成長できない環境であることを知ります。
デッドラインを設けることはストレスのかかることです。本書でもはじめはいくつかのタスクだけにデッドラインを設けて、体になじませ継続することが大切だと述べています。夏休みの宿題を夏休みの終わる一日前にすごい集中力でやり遂げた経験を思い出しながら、少しずつデッドラインという限られた時間の中で仕事をこなしていく習慣を身につけるのが良いのかもしれません。
最後にいくつか、本書で印象に残った箇所を引用して終わります。
「時間がいくらあっても足りない」と愚痴をこぼしている人にかぎって、実は「時間はいくらでもある」と思っているように見えて仕方がない。本当に「時間がない」と思っているなら、もっとテキパキと働くはずだからだ。
「終わるまで仕事をする」ではなく、「就業時間内に仕事を終わらせる」ことを考えるのが、効率アップの第一歩だ。
仕事のアウトプットは<能力×時間>ではなく、実際は<能力×時間×効率>で決まる。
その日の仕事に集中して効率を上げるのが目的なのだから、「何からやるべきか」と迷っているヒマはない。
「余裕のあるとき」はいつまでたっても訪れない。
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