2007年04月09日

図書館危機 / 有川浩

テーマ:国内小説・女性

図書館戦争シリーズ第3弾です。図書館戦争図書館内乱 ときて、次は図書館危機。危機ってくらいなので、もちろんお馴染みの図書館が危機に陥ります。郁が成長して、ますますおもしろくなっていました。郁ってばかわいいなぁ~と思ったり、あまりの幼さにこっちまで照れちゃう事もあります。 相変わらず恋愛がメインではありますが、今回はかなり考えさせられる部分もありました。


前作で自分の王子様が、実は上官の堂上だったと知らされた郁。衝撃を受けつつも、自分が堂上に恋心を抱きつつあるのに気がつきます。当然、動揺する郁。そんな郁の乙女心とは別に、やっぱり図書館にはトラブル発生。昇任試験で郁や手塚がピンチになったり、メディア良化委員会によって規制されている言葉でもめたり、郁の実家がある茨城県立図書館へ派遣されて図書館を守る戦いをしたり・・・。 ラストは驚きの展開です。図書館大丈夫なのか??

ということで、基本的には前作2つと同じくラブコメがメインです。郁が堂上に恋していることに気がついちゃったとか、堂上もかなり優しい感じだし、手塚と柴崎もかなり気になる状態になってきたし・・・と、恋愛も気になるところ。


私が今回一番気になったのは第3章の「ねじれた言葉」です。世相社の折口が取材したインタビュー記事で自分のおじいちゃんの話をするのに「床屋」という言葉が使われていたんですけど、これが検閲対象なので「理容師」という言葉に置き換えていたんです。でも、これが問題になります。そりゃそうですよね。インタビューされた側は日常に使っている言葉だから、それが造反語だなんて思ってない。でも、実際にはメディア良化委員によって造反語と認定されてしまっているので検閲にひっかかるために使えない。差別だからと擁護されているはずの側が、実はその言葉が差別用語だということすら知らなかったという話。


こういう言葉って実際にいくつかあるのは知っていました。放送禁止用語 ですよね。床屋という言葉がなぜいけないのかという部分にはちゃんと理由があるんですけど、実際の床屋さん本人が問題ないと思っていても、周りで「この言葉は差別用語だ」って言うのって本当におかしいと思います。もちろん中には本当に使ってはいけない言葉だってあるとは思うのですが、どうも敏感になりすぎてません?って思う部分もあると思うのです。本人が差別されていると感じていると感じているわけでもないのに、勝手に周りが差別だからって認知してしまうのってどうなんでしょう。私は逆にそういう意識の方が差別なんじゃないかなぁなんて思ったりもします。← 私は出版禁止になっていたちびくろさんぼ の本を思い出しましたよ。


図書館シリーズもあと1冊で終わりの予定。

このメンバーがどんな終わりを迎えるのかものすごく楽しみな反面、もっと続けて欲しいなぁという気持ちもあります。どんな風になるのか楽しみです♪

タイトル:図書館危機
著者:有川 浩
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コメント

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6 ■>juneさんへ

そうそう、有川さんってラブコメばっかりでなくて
するどい指摘もありますよね。
差別される側を擁護するときって、
絶対に過剰になってはいけないと思うんです。
逆差別っていうのかな。
そういうのを「おかしい」と思える感覚って大切ですよね。

次が最後。
あぁ、寂しすぎますぅぅぅ。(T_T)

5 ■>やぎっちょさんへ

そうそう、本当に悪趣味なくらいですよ。
人の揚げ足取りするのが好きなタイプなんでしょうね。

筒井さん、そういえば断筆宣言してましたねぇ。
あれって結局どういう終結になったんでしょう。
断筆宣言したときは「ふーん」って驚いたけど
その後までは気にしてませんでした。(^_^;)

4 ■無題

ラブロマの甘さにすっかりやられましたが、有川さん、鋭いところも突いてきますよね。
差別用語にはドキッとしました。
知らないうちに差別される側を思いやるように見せかけて、逆に差別してることもありうるというのに気付いて、こんなふうな無関心を続けていたら、本当にメディア良化法がまかり通るような世界になってしまうかも・・って怖くなりました。
次が最後なのはさみしいですけど、やっぱり楽しみです!

3 ■無題

みわさん
こんばんは~♪
差別用語って、ほんとあれを生きがいにしている言葉狩りな人たちっていますよねー。うんざりしてしまうのでなるべくお関わりしたくないです。
スチュワーデスとか看護婦とか(あれ?萌え系ばかり・・・)外人とか、そのバックグランドを知れば知るほどどうでもいいと思うのはあちきだけでしょうか。
とはいえ、そんなに本気で関わっているわけではないんですけど。有川さんは作家さんなので、こういうところ大変でしょうね。そういえば昔筒井康隆さんが左翼に「癲癇という言葉を使っているのは差別だ」とか言われ、抵抗して断筆してましたよね。

2 ■>苗坊さんへ

ほんと、あと1冊で終わりだなんて
かなり寂しいです。
もっと続いて欲しいような気がするんです。
あと1冊で郁と堂上がどうかなっちゃったりしたら
展開が急すぎるっっ。(>_<)
ラストどうなるんでしょうね~。
いまからワクワクです。

1 ■こんばんわ^^

TBとカキコありがとうございました。
遂に後1巻で完結ですね。
何だか寂しい気がします。
楽しさは変わらないですよね~。
堂上と郁の関係が少し前進したのが印象的です。
差別用語って、なんでしょうね~。
私も気になりました。
言い換えられたら、誰でもムってきますよね。
でも、いい感じで解決してよかったです^^
いや~にしてもやっぱり堂上さんと郁が気になります。
最後はどうなるんでしょうね~☆

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