「悩みのるつぼ」から自分を救い出す本「悩める君に贈るガツンとくる言葉」 | 心に効く本の話

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書籍を中心にフリーで編集や執筆の仕事をしています。本をつくる毎日のなかで気づいたこと、心に響いた大切な言葉、ついご紹介したくなった名言など、気の向くままに書いています。


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悩んでいるときというのは本当に苦しくて、いつまでこの苦しみが続くんだろうと思ったりするものです。そんなとき苦しみの連鎖を断ちきり、悩みのるつぼから自分を救い出してくれるのが「ガツン」とくる言葉です。

 

大人コラムニストの石原壮一郎さんの新刊『悩める君に贈るガツンとくる言葉』(バジリコ刊)は、ニーチェからスター・ウォーズのヨーダやふなっしーまで、古今東西の賢人41人の「ガツンとくる言葉」をヒントに、仕事や人間関係などの悩みを吹き飛ばす処方箋を披露する1冊です。各章の扉では鬼才・ザビエル山田さんの四コマ漫画がいい味を出しています。

 

ちなみにとりあげられている悩みは次のようなものです。

・コミュ力は高いつもりだけど、営業成績が伸びない
・考え方が古い上司に毎日イライラさせられる
・「ホメられて伸びる」を自称する後輩が伸びない
・自分の「天職」を見つけるにはどうしたらいいか
・友達にはなれても恋人の関係に発展していかない
・理想の彼女と別れたショックから立ち直れない


「大人養成講座◎サラリーマン編」という副題が表すように、本書は単なる人生相談本にとどまらず「大人としてどう生きるか」を考えさせる内容にもなっています。なかでも私の心に一番ガツンときたのが石原さんの次の言葉。

現状に文句を言って留飲を下げたりトップを批判して悦に入ったりするのは、勇ましいようでいて結局は状況に流されていることを良しとしている受け身の姿勢です。「自分の自分による自分のための人生」を生きるために、今の状況で何ができるかを考えて、あれこれもがいてみましょう。

目の前にある壁があまりにも高いとき、人は乗り越えようとするのをあきらめてしまいがちになります。しかし100%できないと決まったわけではありません。そもそも歴史とは「そんなのできっこない」という人たちを横目に、ひたすらもがいてもがき尽くした人が作りだしてきたもの。自分ももがいてみようという気持ちになりました。

何も考えなくても人は歳を取りますが、歳を取ったからといって大人になることができるとは限りません。本書を読んで悩みの解決に生かすのはもちろん、わが身を振り返って自分の大人力をチェックしてみるのも面白い読み方だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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