こんなことがあった。


同級生のLINEグループでのAくんのコメントに、「奥さんから死ねやと言われている」というものがあった。


ただの冗談である可能性と、彼がDVを受けている可能性の両方があった。もし後者の可能性が大きければ相談窓口の情報提供が必要かもしれないと思い、杞憂かもしれないがと前置きしてその旨連絡した。


これが対面でのやり取りであれば、Aくんの表情や口調からどちらの可能性が高いかは明白なのだと思うが、文字だけのやり取りなのでそのへんの情報は抜け落ちる。


私が後者の可能性にフォーカスしたのは、母の父への癇癪と叱責が由来としてある。改めてその辺りを開放しておいた。また世間にあるDVの被害者と加害者、加害者の中にある過去の被害もまとめて解放統合しておく。



Aくんから「冗談なのでご心配なく。しっかり者の奥さんだよ」という返事があった。


私の心配は杞憂に終った。




さて、ここではどんなことが意識のなかで起こっていたかという話。


Aくんの平行時空にはあらゆる可能性が候補としてある中で、私の意識と共鳴のあるものが現実として提供される。


日々犯罪解説の動画(元法務教官の方で公平性の高い発信が特徴)を視聴しているので、そっち方面の感度が高めにあるため、可能性がフォーカスされやすい状態がある。

ここで、それは可能性のひとつだという認識は持っておく必要があり、そうでない可能性も同等に用意しておく。


Aくんの返事により、なんだかんだ仲良し夫婦じゃんという現実が提供された。


DVに苦しむAくんの時間軸が退き、仲良し夫婦の時間軸に沿って私の時間軸も整理される。

私の現実においてそれが事実として確定される。


実際のAくんがどの時空にいるのかは、実のところ解りようがない。AくんはAくんの全ての平行時空を束ねる存在であり、どの時空を選択しているかは本当の意味では解らない。


私の選択の結果しか私には解らない。

全ては可能性に揺らいでいる。


ただ、Aくんの回答から私の解放統合の成果は確認できる、という感じです。


あ、でもですね、この確認に執着するとそれはそれでヤバい人ではあるので、解放統合だけして何も声掛けもせずほっとくという手法の方がよりスマートかなと思います。