ウチの近所の公園、通称、というより正式名称ですね、世田谷区の。「ねこじゃらし公園」というお役所っぽくない名前の、公園とは言っても、人工の小川がチョロッと流れていて、草むらが近くの中学校の校庭の半分弱程度、それもあの有名なお寺さん、「九品仏」の「浄心寺」の墓地裏の仕切り沿いにある、そういうある意味ハンパな広さの空き地です。


 とはいえ、木々はいくつも植えられていて、真ん中にホオノキ、車道沿いに栴檀、中の遊歩道沿いにナンキンハゼとか、奥の方にはコブシや山桜、そして桜が植わってます。その桜の木が案外小さい公園に似つかわしくないくらい立派で、太くて大きな枝ぶりも見事なのが2本。それがソメイヨシノで、この時期にいつも見事に咲いて、心和ませてくれるというわけです。ちっちゃな公園ですが、近年はこの桜目当てに花見客が来るようになり、ちょっとした賑わいです。


 個人的には、ここで花見しないでください!と言いたいんですが、ま、公共の施設なので許可あればOKなんでしょうね。許可なく来てる臭いですが。。眺めて愛でるだけで、飲み食いしなくてもいいのにな、と飲めない自分は思う次第。


 いすれにしろ、今年も桜の季節です。もう春がそこまで。というか、来てるんですかね?近年のお天気、気候はかなり乱れてますから、この先も油断出来ません。いきなり雪とかありえますから。これもみな、地球温暖化の現れでしょうか?日本が、四季のある温暖で心豊かな国、というのはもう過去の話になりつつありますね。


 しかし、それでも、桜の花を見ると、日本はいい国だ、なんていう気持ちがどこかしらからわいてくる自分が不思議です。富士山を見てもそういう思いに駆られますね。でも、それって自分的には、自然との調和という気持ちから生じているので、決して=日の丸、愛国とはならないんですけどね。いや、国を愛する気持ちはあっても、いわゆる「愛国心」の愛国とは違うんです。政治信条や国体とかとは無縁な、むしろ、地球愛に近い感覚です。