ビロードような外皮?が落ちると現れる風変わりなネコヤナギの花?





グレーっぽい色合いの見た目ビロードのような滑らかな感じのネコヤナギの芽(穂先)


独特の馥郁たる香りが春を感じさせる沈丁花の花。色も鮮やかです。





 先日春一番が関東地方を吹き荒れました。おかげで陽気はグッとよくなり、気温も上昇、いきなり初夏みたいな汗ばむくらいの週末でした。ただ、そのすごい風のせいか、一気に温かくなったせいか、花粉の飛散量も大幅アップしたようで、自分の花粉症も今までにないくらいの重症に。まさにヘビーシック!喉まで腫れて大変です。


 まぁ、それでも寒さの厳しかった今年の長い冬、ダラダラ曇り空よりはいくらかマシです。青く澄んだ空は気持ちがいいですからね。


 近所の農家の敷地や農地の周り、公園、遊歩道あたりにもそろそろ春を告げる草花や木々が芽吹く頃です。実際、木蓮はすでに大きくツボミをふくらませ、今にも咲こうとしているようです。梅もまだ咲いてますが、ウチの周りでは農家の敷地に多く植えられた杏のかわいい花が盛りを迎えています。例年より2週間くらい遅い開花(大貫開化診断では)のような気がします。


 野鳥の姿もヒヨドリ、メジロ、セキレイなどが目につくようになりました。写真に撮るのは至難の業です(苦笑)。ジッととどまってくれないですからねぇ~。カラスくらいです、こちらを何とも思わず平然とたたずんでいるのは。

ヒヨドリ。ピーーーっと甲高い声で鳴きます。たいていは群れで動いています。


地面を何かを探しているみたいに上手に歩くセキレイ。とても素早いです。
 

 ここにはボケボケ写真ですが、最近は珍しくなったネコヤナギのビロードというか、それこそ、ネコのしっぽみたいな感じの穂先と、それがはがれて、というのか、その下のまるでモウセンゴケみたいな形状の花が見えています。もうひとつはお馴染み、独特の香しいニオイで存在を示す、沈丁花です。まさに秋のキンモクセイと並ぶ、季節を告げる香りの花の代表格と言えますね。でも、子どもの頃はこの沈丁花のニオイが嫌いでした。理由は不明ですが、とにかく嫌いで、その臭いがするとそのあたりには近づかないようにしたほどです。そのへんがオトナとコドモの違いなんですかね?


 違いの分かるオトナになったはいいんですが、逆にコドモの頃のような無邪気さとか好奇心とかが失われていくようで、ちょっと淋しいです。オトナは孤独で理屈無しでは生きて行けないイキモノなんですね。素直じゃなくなるのも、環境に適応した結果なのかも。だとしたら、今の人間社会はあんまり幸福な世界じゃないんですね。それでもそこで生きるしかない、という選択肢しかないなんてネ。サビシーーーー!!!


 でも、そうして社会も世界も地球も宇宙も永遠ほどに回り、巡るんですね。喜怒哀楽をBGMにして。次は桜です。春よこい。