チケットのデザインもカワイイというか、ガーリーですね。
このイメージが今までの彼女たち。60's Mod Girlみたいな。
で、これが今の彼女たちのステージでのスタイルみたいです。歌や演奏は前のままですが見た目はだいぶ違いますね。
週末、台風がいなくなって、都内もいろんなイベントで賑わってました。その中で自分が出かけたもののひとつを。
嵐がようやく静まりつつあった、金曜日の夜に恵比寿のリキッドルームで行なわれたイベント「FACTORY GIRL」という、女性ファッション・ブランドと雑誌のコラボ企画による、ライブやDJにファッション・ショーまである、という普段の自分にはあまり縁のない感じのものに出かけました。
お目当てはTHE LIKEというガール・グループがここでライブをやる！というのでそれを見るためでした。ほかにも知り合いの若手バンドGO! GO! VANILLASやDJもUCARY VALENTINEちゃんとか出てるので、そういう意味では普段の自分たちのものよりグンと年齢層が低い、おおむね１０代後半から２０代あたりがメインのイベントでしたから、いささか戸惑いました（笑）。エントランスフロアにあるはずの喫煙所もなく、ハート型の風船やカラフルなリボン／テープなどが天井まで飾られ、とにかくガールズ・ガールズ・ガールズな世界。
THE LIKEはアメリカの女子４人組ですが、ここしばらくは活動休止状態で、新作とかも出てないし、ライブをやってるような話も耳にしませんでした。それがいきなりの「来日公演」ですから、かなり驚きでした。会場は女の園という感じのパーティー気分いっぱいのいかにもファッションと雑誌のコラボ企画らしい華やいだもので、超満員。ガールズパワーは凄い、です。
で、肝心のTHE LIKEのステージですが、実はちょっと心配というか、レコードだけ、或いはYOUTUBEとかの映像だけでしか彼女たちを知らないので、実際のライブはひょっとしてヤバイのかも？と思ったりしてました。
ところが、出て来た４人は以前のちょいと60's&MODなイメージのお嬢さんというのではなく、やはり今時の女の子という印象で、演奏は正直「ここまでやれるとは！」というくらいにキチンとパフォームして、ステージでの振る舞いはそこまでガーリーな香りプンプンというものではなく、ちゃんとしたバンドで、歌も含め、とても休養していたバンドとは思えないくらいしっかりしたプレイぶりで、みくびっていた自分が恥ずかしく、愚かしく思える、ナイス！なステージでした。やはり楽曲の良さが目立ち、それをキチンとプレイしてしまえる彼女たちに、十分満足したライブで、これならツアーも出来るんじゃないの？というくらいの内容。
いずれにしろ、勝手な思い込みはいけないな、というのを改めて教えてくれた彼女たちでした。そして、さらに彼女たちを好きになった自分がいました。