- 言葉の力 - 「作家の視点」で国をつくる (中公新書ラクレ)/猪瀬 直樹
- ¥777
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- 言葉の力(=言語力)とは何かというと、
- 『情報を正確に理解したうえで、相手の表現の意図や背景を推論し、根拠を挙げて自分の意見を述べ、 話し合って与えられた課題を解決できる力』
- 言葉の力をつけるには、
・概要から詳細 - ・全体から部分へ
- ・大きな情報から小さな情報
という説明のルールともいうべき言語技術の習得が必要
「タテの人間関係を避け、ヨコの人間関係だけを求めるのは、自分の分身としてしか他者を認めていないからだ。その場合の友だちとは、自分に無限に同意してくれるサイクルの一環でしかない」(「はじめに」)
「言語技術」がとても大事だよ、とそんな話です。めちゃめちゃ共感しました。
場をつなぐ会話、伝え合いのファティック(phatic)の概念が日本にはないこと。
「知らない人とでも平気でおしゃべりが出来る能力」を鍛えていかないといけないこと。
ビブリオバトルのこと。Twitterの効果などなど。すごいなるほど!と思えた本です。
言葉、相手に伝えること、コミュニケーション。
とても重要なことなのに、きちんとした「言語技術」を学校では教えてくれなかった。
これからは子供の頃から学校や家庭なんかで教えた方がいいと思う。
本もたくさん読むように、読めるようになればいいのにな、とも思った。
「○○は好き?」と聞かれて、みんながよく使う言葉、
「ええまあ」
「ビミョー」
「ふつう」
いつもこういう言葉ばかりを使っていたら、いざと言うときにしっかりと自分の力で
言葉で説明できないようになる。なるべく普段から意識をして、自分の考えを
相手に何とか言葉にしていくことで、とにかく使いながら練習しようと思う。
うーーーん。
ちゃんとした言葉は普段から使っていないとサビ付いちゃう感じなんやろなー。
ガンバろうっと。
■「言葉の力」再生プロジェクト(東京都)
http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/katsuji/