他の経営者の人の本を呼んだり、Blogを見たりして、
「オレはいい部下にめぐり合えて本当に良かった。ずっとこの仲間達とやっていく。」
「一番大変な時に助けてくれた。この恩は一生忘れない。この仲間(取引先)と一生取引を続ける。」
こういう歯の浮くかっこええセリフの社長は、僕は同じ経営者としてはあんまり信用出来ない。もし本当にその通りにやるなら、5年先、10年先、20年先は会社の業績はどうなっちゃうでしょうか?変化対応出来なくなる可能性を十分含みますし、大きなビジネスチャンスを逃す可能性も高い。つまり、大変リスキーなんですよね、今現在の固定制ってのは。
他人や取引先においては、今が最高だから、と言ってこの先ずっと常にBEST(NO.1)である保証はどこにも無い。ましてや、商売は常に厳しい競争社会。この先のことなんて誰も予想出来ないし、なおさら保証も出来ない。
僕なら、こうします。
「オレはいい部下にめぐり合えて本当に良かった。(←これはいいです!でもこの後は、)
出来れば、この仲間達以上の最高のスタッフにもめぐり合いたいね。」
「一番大変な時に助けてくれた。この恩は一生忘れない。(←これはいいです!でもこの後は、)
出来れば、この仲間(取引先)と一生取引を続けられるようお互いに厳しく要求し合って成長しましょうね。」
今がベストと思ったら、そこで終わります。常に途中だと思わなきゃ。そして常にその時々のベストを尽くさないとダメ。サッカー日本代表のスターティングメンバーを10年間固定したら、今よりもっと強くなりますか?
僕は昔から付き合いのある業者や友人・知人の会社に対しても、普通に他社と相見積りをして一番安い(コストパフォーマンスが一番良い)ところを選ぶようにしています。大概が、新規ビジネスを起こしたてのあまり名前を聞かないところが多くなります。結果的に友人・知人の会社を使わないことが多い。仲の良い知人・友人には、「よそは、○○円やで。1円でもくぐってくれたら注文するわ」「その価格は無理やわ」「ほんだらゴメンな」って感じです。
ある意味、そこのドライさ加減(ビジネスライク)は徹底しているつもりです。「○○の知り合いのところを使ってあげて」と知人・友人にお願いされても、値段が高かったり、サービスが悪かったり、そもそもうちの会社には不要だな、と判断すれば使いません。
うーーーん。
やっぱり、最強のベストメンバーって、それは入れ替わるもん前提ですよ。
競争が前提。
成長しない人と成長する人、結果が出ない人と結果が出た人を、いつも同じ評価には出来ないっすー。