ニーズに敏感について行く&リピート | ムズカシイことぬき!

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 ジャイアント・キリングを起こせ!大阪日本橋と東京秋葉原&渋谷ではたらく社長のブログ。

自分の経験や考えやプライドなんかもあるんだけど、でも、商売をやっている上では素直にお客様に商品を買って頂くことが全て正解(=結果)なので、そこが徹底して出来るかどうかはとても重要なこと。自分の考えに合わせていく、ハメていく作業ではなく、お客様の考えに合わせていく、ハメていく作業とも言えると思います。

例えば、売れると思って仕入れた商品が、フタを開けるとまったくもって売れないこともザラにあり、その逆もしかり。そして売れる商品を用意出来ず、売れない商品を無理やり売ろうとすると、結果は・・・商売がうまくいかず、となります。

そう考えると、何気に大事なポイントが、

<お客様のニーズに敏感についていくこと>

 ・これじゃなくて「○○」は置いてないの?
 ・「△△」は取り寄せですか?


店頭接客やメールや電話によるお問い合わせで日常的によく聞かれるお客様の声。何気ない些細なお問い合わせですが、ここを見逃さないよう日々注意を傾けています。うちはイヤホン・ヘッドホン専門店をやっていますが、例えばお客様から「プレイヤーを入れるカラビナフック付きのケースとか置いてないですか?」とのお問い合わせから、スグに東急ハンズや雑貨屋さんを周り、アイテムを探し出し、仕入先と交渉し、当店取扱いアイテムとして試験導入をしました。

■カラビナフック付きポーチ(冒険倶楽部工房)

今では、導入時の予想をはるかに上回る売上があり、おかげさまで定番化してきました。そう言えば2年前のオープン当初に、「このイヤピース10個もいらないので、1ペア2個だけで売ってもらったり出来ませんか?って無理な話ですよね・・・」とお客様のリクエストがあり、イヤピースの「バラ売り」を始めました。今ではイヤピのバラ売りはお店の名物(代名詞?)となるほど大人気です。

うちにはこう言った後から始めた商品がとても多いのが特徴です。逆に、はじめの計画が無さ過ぎるのもあるかも知れないのですが・・・(-"-;A

そして、ルーチン業務としてだいたいのパターン化もしているのですが、

1.今まで取り扱ったことが無い商品のお問い合わせ(orご注文)が1本入る
2.取扱可能かどうか、条件はどうか等を調べる
3.仕入先に2本注文する(1本はご注文のお客様分、もう1本はトライアル用)
4.トライアル用の在庫が1~2週間以内に売れた場合、定数を決めて定番化。
5.トライアル用の在庫が1ヶ月以上たっても売れない場合は処分し、再度取り寄せ商品にする。

とにかく、仕入担当や販売担当の考えやウンチクなんかよりも、売れた・売れないの結果論で進めます。お客様のご注文がある・ない、お客様のお問い合わせがある・ない、売れた・売れない、の結果オンリーです。それがお客様のニーズなら、そこを徹底して追及していくわけです。(当たり前と言えば、当たり前の話ですが)


お客様のニーズに対しては、どこよりも誰よりも敏感についていくこと。そして継続すること。ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ビックカメラなんかの競合する大手量販店に勝てるお店って、何もムズカシイことをやらなくても、お客様にとって当たり前のことを当たり前にやるお店なんだと思います。


ムズカシイことぬき!でがんばろうっと。