こんにちは。
「幼女戦記」を観ました。
公式サイト…http://youjo-senki.jp/
よかったです!
タイトルで誤解されそうだけど(笑)、
名作だと思うーーー。
少女ターニャ・オン・デグレチャフは、帝国軍の少佐。
明晰な頭脳を持ち、軍隊を率いて最前線で戦う。
実はターニャの中身は大人。
そして、戦争が大嫌い。
なんとかして戦争を早く終結させようと知恵をこらす。
しかし、軍上層部の大人たちは
そこまでは考えていないのだった。
そんなとき、敵軍の新兵メアリー・スーは、
父を殺した帝国軍に復讐を誓っていた。
メアリーはカタキであるターニャを攻撃する。
ターニャはどうするのか?
「幼女」という言葉が怪しく感じる?けど、
すごくまじめで真剣な、むしろ文学的な作品だと思う。
「少女鮫」(和田慎二)を思い出すタイトルだ~。
アニメシリーズがすごくよくて、
ラストは「うわあ~~~!」と叫びたくなるほどだった。
戦争の愚かさ、悲しさを
これでもか!と表現していたのだ。
画面も美しく、西洋の中世絵画のように重厚。
映画版は、アニメシリーズの続き。
でも、何も知らなくても一応、見られる。
ターニャは小学生くらいに見える。
しかし、まるで大人のように話す。
名探偵コナン君のように、
事情があって、中身は大人の男性なのだ。
かわいらしい少女を期待して見るとガッカリするかも。(笑)
いや、小さくてかわいいけど…。
ターニャは、「憎しみ」から戦おうとしない。
「冷静に」戦おうとする。
戦争を終結させるためには、勝たねばならない。
しかし、焦土と化すような戦いをしても無意味だ。
始めてしまった戦争は、
なるべく早く、終結させるべきだ。
被害を最小限にするために。
そして、憎しみをこれ以上増やさないために。
戦争が、次の戦争を生むようなことがないように。
勝つとしても、注意深く
「正しく」勝たねばならない。
その辺が、老子の思想のようだ。
(くわしいわけではないけど、少し読んだところでは)
戦いで勝っても、ターニャは他の兵士のようには喜ばない。
他の兵士は浮かれて祝杯を挙げるが、ターニャは静かだ。
ターニャが喜ぶのは、
「戦争をしなくて済むこと」
「できれば戦場に出なくて済むこと」
「戦場に出るなら、速やかに勝つこと」
「部下の安全を守ること」
「今、している戦争が少しでも早く終わること」なのだ。
ターニャは「戦争がきらい」で、「合理的に考える」から、
なのだけど。
人格者というわけではなく…。
でも、そこがまた、面白い。すごい作品だなあ。
「人格者」だと、道徳みたいになってしまう。
「合理的」だから、ターニャを身近?に感じられる。
憎しみに駆られた兵士メアリー。
静かなターニャと対照的だ。
でも、メアリーは家族が、父親が大好きで、
純粋なだけで…。見ていて胸が痛んだ。
ただ、ターニャのように、歴史の流れまで見すえてはいない。
歴史の流れを大きな目で見すえない限り、平和は作れない。
初めて、4DXを体験した。
(というか、近くでは、それしかやっていなかったのだ。
観に行くのがおそかったから。)
爆撃に合わせて座席が揺れ、
背中からどつかれる?し、
銃撃に合わせて風が吹き付けてくる。
画面に煙まであがる。
戦場を疑似体験するよう。
もう、撃たれたかと思った。
ところで、
15年くらい前に他界した父は、声が大きかった。
それがいやで、私は子どもの頃、
「そんなに大きな声を出さなくても聞こえるよ、
もう少し小さな声で話して」と何度も言ったものだった。
そのたびに父は怒った。
「何を言っているんだ!!
大砲が鳴り響いているところではな、
このくらい大きな声でなければ聞こえないんだ!!!」
「いや、今ここに大砲、ないから。」
と私は思って、あきれていた。
「戦場ではそうだったかもしれないけど、
今ここでは、そうじゃないでしょ。どうして変えられないの?」と。
「幼女戦記」4DX上映で
砲弾飛びかう戦場を疑似体験して思ったけど、
確かに、大きな声を出さなければ聞こえないな。
はからずも、思った。
ちょっと理解したよ、お父さん。
また、心理を学んだ今では、
「変えられない」こともわかる。
(適切なケアを受けられれば、変わることもある。しかし、
あの時代には、元軍人のケアは日本にはなかったそうだし。)
戦争映画を観ることは、歴史を学ぶことであり、
自分の心理的なルーツをたどることでもある。
(この映画はフィクションだけど。)
上映館情報はこちら。
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