ロゼワインのヴィンテージ比較と...。 | bon repas 日記

bon repas 日記

料理好き、ワイン好きが高じて「料理研究家」の道へすすんだ私。



そんな私の日々の「bon repas(ボン・ルパ)=おいしくて楽しい食事」を綴ります。

8月のワインのクラス、夏はやっぱりロゼでしょ!ということで…。
今年5月に訪問した長野のワイナリーで購入したヴィンテージ違いのロゼワインを
一気に飲み比べ。と、1本はオレンジワイン(色がロゼに似たものを選択)を加えて。

1.Naćho ロゼワイン 2021年 2022年4月9日発売開始

  2021年は、梅雨明け連日の真夏日、そこから一転お盆の冷え込み、そして秋には穏やかな好天に

長く恵まれた。フレッシュな果実感とキレのある酸が食欲をそそるワインです。

2.Naćho ロゼワイン 2022年 2023年4月14日発売開始

  2022年は、大雪の冬を経て迎えた穏やかな春、一瞬の梅雨と「梅雨の戻り」、夏の太陽はお盆明けに

は雲と雨へ道を譲ったまま秋に。爽やかな酸と果実感にほんのり蜜感もある味わいです。

3.Naćho ロゼワイン 2023年 2024年4月12日発売

  2023年は、梅雨後半から秋口まで、気温高く雨の少ない期間が続き暑く乾いた長い夏が特徴的な年。

  そんな気候の中で育ち熟したブドウ。爽やかな酸とフレッシュな果実感が軽快で心地よい味わい

Family Reserve Naćho /信州たかやまワイナリー  

「なっちょ」とは信州北部の方言で、どう?どうしてる?と相手を思いやる気遣いの言葉。

少量生産のため村内の酒屋さん・当ワイナリーでの販売のみ。

 ◇産地:長野県上高井郡高山村 ◇品種:非公開(ピノ・ノワール、メルロ、カベルネソーヴィニヨン等)

 ◇醸造: 高山村内で収穫されたブドウのみ使用、ステンレスタンクで発酵・育成。

 

4. Sofia Rosé  Monterey County 2022年/Francis Ford Coppola Winery 

         ソフィア ロゼ モントレー カウンティ /フランシス フォード コッポラ ワイナリー

 ◇産地:カリフォルニア・サン フランシスコ ベイ・モントレーAVA

 ◇品種:シラー、ピノ ノワール、グルナッシュ

 ◇醸造:低温浸漬48時間後プレスし、ジュースだけを低温発酵。

5. Côté Mas Orange 2022年/ Domaines Paul Mas コテ マス オランジュ/ドメーヌ ポール マス

 ◇産地:フランス・ラングドック ルーション ヴァン・ド・フランス

 ◇品種:グルナッシュ・ブラン 55%/グルナッシュ・グリ 25%/マカベオ 20%

 ◇醸造: 6~8日間のマセレーションし、ステンレスタンク発酵。ステンレスタンク熟成。

6. Sofia Brut Rosé NV/Monterey County Francis Ford Coppola Winery

 ソフィア ブリュット ロゼ /モントレー カウンティ フランシス フォード コッポラ ワイナリー

 ◇品種:ピノ ノワール92%、グルナッシュ3%、その他4%

 
1.2.3.は、品種や醸造法が非公開。
1.は、色が濃いが、味わいは3つの中で一番穏やかで、苦味のアクセントが印象的。
2.はジューシーなフルーティさと、余韻に苦味。3.は、べっ甲飴のような甘やかな
香り、穏やかな甘さと旨味を感じるフレッシュな味わい。
4.は、チェリーやミニトマトの香りに少しオイリーなフルーティーさ。
5.はオレンジワインらしく、ダージリンの茶葉の香りながら、味わいは優しい。
今回、テイスティングの人気は、3.と4.に集中してました。
が、温度変化と時間の経過で、おいしさの感じ方も変化していましたね。
 
料理は「桃とモッツアレラ」「鯵のポワレ 浅利とトマトのソース」
「豚肩ロース 茄子とズッキーニのスパイス煮」「無花果とヨーグルトの寒天」
 
別日程のイタリアワイン勉強会、今回も「白ワイン」がテーマ。
写真を撮って気付いたのが、7月と同じリボラジャッラを選んでいたこと。(苦笑)
気づかれていなかったけれど…。

1. Mancini Primo Vermentino Di Gallura 2023年/ Piero Mancini

 ◇産地:サルデーニャ・ヴェルメンティーノ ディ ガッルーラDOCG  ◇品種:ヴェルメンティーノ

2.Etna Bianco 2022年/Planeta  

 ◇産地:シチリア エトナDOC ◇品種:カリカンテ (標高700mの火山性土壌で栽培)

3.Ribolla Gialla "Benedete" 2022年/Collavini   

 ◇産地:フリウリ ヴェネツィア ジュリア ビアンコ デッレ ヴェネツィエIGT ◇品種:リボッラ ジャッラ

4.Allemanda 2021年/ Planeta 

 ◇産地:シリチア州 ノートDOC ◇品種:モスカートビアンコ 100%

5. San Fermo Prosecco Conegliano Valdobbiadene Superiore Brut 2023年/Bellenda 

 ◇産地:ヴェネト州 プロセッコ コネリアーノ ヴァルドッビアーデネDOCG  ◇品種:グレラ

 
今回、抜栓直後は、どれも少し還元状態で香りも味わいも、取りづらかったかも…。
でも、皆さん、カリカンテの酸の強さ、モスカートビアンコの白桃の香りはしっかり
捉えられていました。モスカートビアンコ、あまりにもドライで、ちょっと驚き。
そして今、プロセッコは世界中で人気ですが、今回は、あえてDOCGのプロセッコを
取り上げてみました。これも、勉強のお役に立てていたらよいのですが…。
 
料理は「生ハムと桃&マスカルポーネ」「メカジキのポワレ トマトの黒オリーブソース」
「豚肩ロース 茄子とズッキーニのスパイス煮」「無花果とヨーグルトのムース」
デザート、ロゼの会では寒天でお出ししたのですが、この味わいには、やっぱり
ゼラチンの方が合っていましたね。
…寒天、ちょっぴりマイブームなのですが、もっと勉強します!