思い出の連ドラ回顧シリーズ…「ブラックジャックによろしく」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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思い出の連ドラ回顧シリーズもだいぶ本数が増えてきましたが、目標の50本まではまだまだですね。連ドラが再開するまでには達成しなければ!




…で、毎日今日は何にしようか悩むので今週は私めの好きなジャンル、医療ドラマに限定してご紹介することにしました。




読者の皆さんからもリクエストをいただければと思います。




既に書いたのは「Dr.コトー診療所」「白い巨塔」くらいですかね。
こんなことにもなろうかと温存してあるんです(笑)





…で、まず最初に取り上げるのは、回顧シリーズの最初に書いた「オレンジデイズ」と同じ妻夫木聡主演のこのドラマです。




2003年 春ドラマ
TBS  金曜22時
「ブラックジャックによろしく」

主演…妻夫木聡
共演…国仲涼子、三浦友和、原田芳雄、緒形拳、笑福亭鶴瓶、伊東四朗、鹿賀丈史、加藤浩次、鈴木京香

脚本…後藤法子
演出…平野俊一、三城真一、山室大輔
主題歌…平井堅「LIFE is…」





医療ドラマと言えばフジテレビ!みたいなところがありますが、TBSのドラマからっていうのが、我ながらへそ曲がりですね(笑)





このドラマは妻夫木聡演じる大学病院の研修医・斉藤が理想に燃えていたのに、研修でいろいろな科を回っていく中で、大学病院のシビアな現実や不条理さにぶつかり苦悩するという辛口の医療ドラマでした。




主演の妻夫木聡は「オレンジデイズ」の記事でも書きましたが、今なら竹内涼真のようなまっすぐな一途さを武器にしていて、その妻夫木聡の連ドラ初主演がこのドラマでした。




冬ドラマの竹内涼真の「テセウスの船」と同じ状態だったわけです。




ただ「テセウスの船」と大きく違ったのは、共演に並んだメンバーを見ていただければお分かりいただけるように、個性的なベテラン俳優たちの胸を借りてぶつかることができたことでした。




妻夫木聡にとっては得難い経験であり、財産になったと思います。




記憶に残っているのは、アルバイトの当直医として行った病院の院長役の緒形拳に、救急患者に何もできず逃げ出した斉藤が「強くなれ」と叱咤されるシーン。




妻夫木聡は泣きっぷりが良いんですよね。
そういうところも竹内涼真は似てます…。





あと、忘れがたいのは大学病院の手術が苦手だったり、やりたがらない外科医と違い、年間250件も心臓バイパス手術をこなす町病院の外科医を演じた原田芳雄。




カッコ良かったですね。いかにもスゴ腕の医者って感じで。原田芳雄ならではの魅力的な役作りでした。




あと、にこやかに笑顔を浮かべながら、救急の子供の患者を受け入れない鹿賀丈史の小児科医もおぞましく無気味でした。





豪華な脇役陣と妻夫木聡のぶつかり合いで実に見ごたえがありました。
ただひとつ難点は加藤浩次が出ていたことです。なぜ加藤浩次?と首をかしげる演技でした。