ゼレンスキー&バイデンには説教が必要だ | KOBONBLOG

ゼレンスキー&バイデンには説教が必要だ

おはようございます。

朝から雨模様でいいオシメリの東京です。

桃の節句も済んで、退院すればきっともう「春」が感じられるようになっているのでしょう。



さて、ここ最近「ウクライナ問題」について思案を巡らしているのです。

事態が泥沼化して当分は何も進展が見られませんので、おそらく向こう当分は膠着状態が続いたまま、世界中が(なんだかなぁ・・・)という感じで見守るしかないまま行きそうな気配です。


私が常々怪訝に思い、(なんでやねん・・・)と思っている案件が一つあるのです。
それが「悪いのはロシア、それは確定。絶対悪。そしてウクライナは完全被害者で、弱い者いじめに遭ったようなことで可哀そうなことだ」という、西側社会に確固として共有されている「状況認識」なのです。

しかしそれはあくまでもアメリカや欧州などで見られる一面的な見方であって、決して今回の「ロシアによる侵攻」の真実の姿ではないのです。

むしろ真相は「裏切られ、追い込まれたプーチン氏が窮鼠猫を噛む的な最後の一択として選ばざるを得ないような事態になっていたが故」ということであったろうと。

それはもう、伊藤貫氏にしても、ミアシャイマー氏にしてもそう指摘しているのでして、決してダメ認識ではないのです。
また、増田悦佐氏のご見解なども、もっともっと主要メディアで報じられるべき優れたご見解であると思われるのです。

 

 

 

(増田悦佐、2022.03.05)



しかし、そういう見方は西側諸国の主要メディアには決して表れてこないのです。メディアの主要論調は先の「絶対悪はロシア。ロシアの横暴を許す訳にいかない。よってウクライナを支援して絶対負けないようにさせなければならない」ということだけが、開戦以来ずっと声高に叫ばれているのです。

しかしそれも一理ある訳でありまして、戦後70年経って今日では「力による現状変更(領土侵略など)は絶対ノー、絶対認められない」という共通理解が西側社会では確立しているのです。
それは個人社会における「暴力は絶対ダメ!」という社会通念と同じような格好で標準化(常識化)されている事柄でしょうか。


なので、とにもかくにも、ロシアによるウクライナ侵攻を国際社会が「いいんでない?」などとして許容していいのかというなら、確かに「それはない」としか言えないのだろうと。

そうなると、「被害者ウクライナを支援することこそ採るべき唯一の道」であるとして、この1年のような流れになってきてしまうのも、仕方ないことであったろうとなるのです。

「ならば、お前は何を言いたいのか?」ということなのですが・・・。


そうですねぇ、こういうことでしょうか・・・

「誰かゼレンスキーにちゃんと正しい道を教えてやるヤツはおらんのか?!」ということでしょうか。

はい、私はこれまでのゼレンスキー氏を認めていないのです、買っていないのです、ダメだと思っているのです(一部ですが)。

ポイントは、「ウクライナはクリミアと東部2州をロシア領として割譲することを認めるべき」ということなのです。

しかしゼレンスキー氏は「1ミリたりと言えども譲らない!ロシアを完全に追い出すまで戦い抜く!」などと。

しかし、ゼレンスキー氏の認識と増田氏の認識とを公平冷静に見比べるなら、もう圧倒的に増田氏のご認識、ご見解の方が正しいのです。

ゼレンスキー氏は「間違っている」のです。

そもそもからして、ゼレンスキー大統領のこれまでのウクライナの外交政策そのものがダメだったからこそ、プーチン氏に「ならばもうゼレンスキーを排除するしかない!」という決断をさせたのだとも言えるくらいなのです。

そしてそれは1人ゼレンスキー氏だけのことでなく、外ならぬ「アメリカ政権(バイデン政権)」そのものが、完全に誤った外交方針の下に対ロシア政策を推進してきていたのです。

この点ではゼレンスキー氏の「罪」よりバイデン氏の「罪」の方がはるかに重いのでしょう。

(このご両人以外に、その罪が重いのがビクトリア・ヌーランド女史&オバマ氏ですが)


バイデン政権の対ウクライナ政策、対ロシア政策はダメな骨頂です。

なので、「誰かゼレンスキーに言ってやれ、教えてやれ!」というなら、バイデン氏にも同じことなのです。

「誰かバイデンに言ってやれ!教えてやれ!バカな真似ばかりするな!と」


そういうことで、西側国際社会のメインストリームは、ゼレンスキー氏を「英雄呼ばわり」し、アメリカを、対ウクライナ支援での最大の貢献国として「頑張ってるよな・・・」という方向で認めているような恰好ですが、それは両方ともダメなことであると。

マスコミよ、主要メディアよ、何をやっちょるのか!!



そして今為すべき西側諸国の採るべき重要な方策は、

①ゼレンスキー氏に正しい道を教えて、もうこれ以上「突っ張らないように指導する」こと。

②バイデン氏に正しい道を教えて、早急に対ロシア政策を変更させること、そしてロシアを停戦交渉のテーブルにつかせるべく外交努力をすること。

③西側主要メディアは、皮相的な「悪いのはロシアだ論」を脱却して、「第一義に悪いのはロシアだが、同様にウクライナも悪い」という論調で世界に正しい認識を流布させるべくそのスタンスを変えること。


そういうことになるでしょうか・・・。


それからもう一つ。

昨年の「ノルドストリーム爆破事件」ですが、これはもうどこからどう見ても「犯人はアメリカ説」が鉄板になります。

この点も西側メインストリームメディアは沈黙したままなのです。


う~~む・・・、

こういう点を踏まえるなら、西側自由主義諸国のメインストリームメディアも、日本のダメマスコミと同じようなレベルでどうしょうもなく低レベルになり下がっているのでしょうか。

アメリカの左派系メディアがとんでもなくダメなように・・・。



救いは、YouTubeとネット情報があるくらいで・・・。

う~~む・・・、

世界は、

遅れている・・・、断固、遅れている・・・。




いやいや、そういうことなのですが、世界中もう、ダメダメなことばかりで、困ったことでござりんすなのです。

ほんまに、

ほんまに、

誰かゼレンスキーに説教したらんかい!、と。

誰かバイデンに説教したらんかい!、と。

誰か腐れメインストリームメディアにガツンと言ったらんかい!、と。



ではでは。



【ご参考】
 

(15分19秒)

 

(増田悦佐、2022.02.22)