話を傾聴しています。
集中して、話のトーンやペースにも耳を傾けています。
意見を言ったり、評価してしまったりするのを急がずに
聴いている・・・つもりでも、
心のどこかで、
「こうしたらうまくやれますよ」
「こうやってみるといいよ」といった
変化を起こしたくなる声が生まれてくることに
気づいたことはありませんか。
支援を求めてくる人のなかには、
「変わりたい」と思ってくる人がたくさんいます。
だけど、なかなか変われないで苦しんでいます。
そんな人たちを前にすると、
支援したいと思う人たちは、
「変わる」ことに焦点をあてて、前のめりになってしまうものです。
だけど、
実際に、「変わりたい」と思っている人たちは
同じぐらい「変わりたくない」という気持ちも
心の底に抱えていることがあります。
変われないことで不安になるのとおなじぐらい
変わることへの不安にも圧倒されている人は多いのです。
変わらないとだめと思い込んで、
だけど、心の底にある変わることの不安と闘っている要支援者を前に
傾聴している支援者が「変わることを急いでしまう」と
要支援者は、もっと不安を膨らませてしまいます。
「変われない苦悩や不安」と同時に
「変わる苦悩や不安」にも傾聴し続けること。
そうすると、「変わる」が決して支援のゴールではないこともあるって
見えてきます。
そもそも、
急いだ変化は、本物の変化となりません。
ゆっくりとした変化こそ、本物の変化となるのです。
そして、ゆっくりとした変化は
内側から、その人のタイミングで起こるものです。
変化を急いでしまうことで傾聴ができなくなることがあるって
覚えておきたいですね。