スポンジ生地の
基本配合は
3つの材料が同割り
つまり3同割りが基本
卵100g
砂糖100g
薄力粉100g
四同割はこれに油脂が入り
スポンジ生地では無く
バター生地となる。
わたし自身
バター生地の基本配合
四同割でつくる生地感がとても好きで
自分のお店でも
基本はこのタイプの
パウンドケーキを販売していた。
基本配合がそんなに
好きなら
三同割の生地も好きか？
と聞かれるとちょっと頷けない。
三同割のスポンジ生地が使われるお菓子は
私の知る限り
マジパン細工やシュガーデコレーションの
土台として使われていると思う。
つまり食べることはできないわけでは無いが
食べない生地だ。
この生地は
細工菓子の土台にするくらいなので
かなり重い。
ずっしりと思いのだ。
以前
「スポンジ生地の基本配合は3同割りです。
試しに一度焼いてみるといいですよ」
と受講生さんに提案した事がある。
そうしたらほんとうに焼成をかけて
みた人がいて
その感想が
「先生〜〜😓わたしこれだめでした」
といつも食べ慣れているスポンジ生地と
あまりにも違うのにびっくりしたと
言っていた。
食べた時口の中の水分を
全部持っていかれる
そんな生地感。
一方で
「いや先生、わたし結構大丈夫😊
甘食みたいでこれはこれでアリでした」
という受講生さんももちろんいた
感じ方は人それぞれ
ただ
みなさんがご存知のスポンジ生地は
軽くて食べやすい生地に仕上げているのが
ほとんどだ
オリジナルの配合を産み出す
為に基本配合があるとも
わたしは思っている
重くて甘い基本の生地を
どのようにして
軽く食べやすい生地にしていくかを
考えていった先に
今のフワフラの生地が
出来上がったのだ。
基本の生地を知らない人は
たくさんいるだろう
でも基本を知ると
お菓子の奥深さや
配合の素晴らしさを
もっと感じることができるのだ。
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