昨日、家族で、「ソー:ラブ&サンダー」という映画を観てきました。

マーベルの映画が好きで、いろいろと観ていますが、この作品も楽しめました。

洋画を観て、いつも感じるのは、終わり際のエンドクレジットがとてつもなく長いということです。
魅力的な音楽が流れるし、たまに日本人らしき名前を見つけて、「海外で頑張っているんだなぁ……」と嬉しくなったり、見飽きることはありませんが、邦画とは比べ物にならないぐらい、たくさんの人の名前が載っています。
正確にはわかりませんが、昨日のソーでは、2,000人ぐらいの名前があったのでは、という印象でした。

洋画は全世界で上映されることを目的に作られるものが多く、製作費は邦画とは桁違いですから、当然エキストラのようなものを含めて出演者も、撮影スタッフや技術者やアーティストも、制作に関わる人は膨大な数にのぼるというのは理解できます。

ただ、邦画のエンドクレジットには、おそらく載ってこないのではないか、という職種の人たちが、洋画のエンドクレジットには載っているのです!

法務、人事、総務(「メールルーム担当者」というのが載っていた映画もありました!)、財務、ITのような、制作を遠くから支える管理部門の人たちの名前が載っています!
また、下から上に、サーッと流れていくので、私が見間違えた可能性もありますが、昨日観たソーでは、ケータリングスタッフという職種の人(弁当の手配をするスタッフでしょうか?)が何人か載っていたように見えました!

私は特に映画に詳しいわけではありませんので、誤解もあるのかもしれませんが、海外では、映画の制作に関わった人の範囲というものを、相当広く考えているのではないか、という印象です。

 

そして、映画の製作には、かなり間接的な影響しか与えていないような人の貢献をも、感謝し、リスペクトする、という姿勢を私はそこに見るのです。

日本以外の多くの国では、働く人は、歯車のような意識はあまり持っておらず、どんな役割の人も、一人一人が主役です。
誰もが、一人のプロとして誇りを持って、それぞれの持ち場で輝きながら活躍し、尊重されています。

そのようなあり方の違いが、洋画と邦画とでは、エンドクレジットに載る人の範囲、人数に大きな差があることにも反映されているのではないだろうか、などということを考えました……。