さて、前回の生検の結果を聞くと言うことで、なぜか夫もついてきた本日、乳腺外科なので奴は車で待つという。呼びに行くのが手間だな、とちらっと思ったりもしたけど、他にも同じ様なおじさんが駐車場には沢山いた。皆さん考える事は同じね。


予約は結構早い時間だったはずなのに、なかなか待つ。予約とは?と言いたくなる(大人だから言わないが)くらいには待つので、実はこのあたりから、ヤーな予感はしてた。

だって、裁判も主文は後回しってされたら、それはアレじゃん……


午前中の最後くらいに呼ばれて、駐車場から夫とトボトボ歩いていったら、前回まで診てくれていた綺麗な女医さんは居なくて、いきなりの白衣が二人。しかも片方理事長(一番偉い人)アカン!これは黒や!


朗らかな理事長先生が仰るには「乳がんですね。あー、でもあなたの場合は、非浸潤がんといって、まだ乳管の中に留まってる状態なので、この癌のせいで寿命が縮むということや、いますぐどうこうなる、という事はありませんのでご安心ください」


専門知識ゼロの私「はぁ。はい」


理事長先生「でもね、あなたの場合、ちょっと範囲が大きくて9センチあるから、全摘になります」


私(9センチ?9センチっていったら、私自身のパイよりデカくない?直径よな?いやいやいや…入りきらんやん、このささやかなものの中に…)


もしやのセンチとミリ間違いではと思ったけれど、先生から見せられた画像はまあまあの広範囲に渡ってなにかしら怪しい影が。

こういう時、検査技師とかもってたら、画像みてなにかしらわかるのかしら。素人ツライ。


センチなの?ほんとに?いや先生に単位間違えてないですよね?とは聞きづらい(笑)ともにょっていたら、先生いわく「これねぇ…うちは3センチまでは乳房温存でいくけど、これはちょっとねぇ…」と渋い顔をさせてしまったので、あ、こりゃほんとにセンチなんだな、と。


命>オチチ(妙に韻を踏むな)じゃんね。即断だよ。

「承知いたしました。全摘でお願いします」

理事長先生、ちょっとホッとしたご様子。やはりなんとか残せないかと食い下がる患者さんが多いんだろうな。


じゃあ…手術の日付を決めましょうね。うちはねぇ…多くて(手術待ちの患者さんが)…と連れて行かれたホワイトボードには、手術の予定がギッシリ。毎日(日曜日と休診日を除く)必ず2人分手術が入ってる…

最初5/27に私の名前を書いたマグネットを置いた先生。うーんと考える様子の後(此人は先に薬やったほうがいいからこっちにしようか…)と独り言を言いつつ、5/25の人と私の札を入れ替えた。色んなやり方があるんだろうけど、動かされた人は了承できるんだろうか。私なら2日でも後ろに回されたらやだな…


というわけで、手術は5/25。入院は2日前の5/23の木曜日になりました。かなり待つ。ほぼひと月半、生殺し状態。でも先生いわく、これでも待ちはあまり無くて、まぁ早い方だよ、と。

手術までに虫歯あったら治しといてね、あと、喘息の吸入キチンとやっといてね。という注意を受けて今日の診察(告知)は終わり。


次回は、入院前の検査で5/11の朝イチで来てね、朝ごはん抜きね、という事でした。


車に戻ったら、ずっと隣で無言を貫いていた夫氏が、めっちゃ凹んでる。

いや?お前じゃねぇんだよ?はぁ?とはなったものの、まぁ、立場が逆なら私もなるかもな、と。参ったねぇ。まずは仕事場に相談だ。入院期間は2週間。2週間を2人で回してもらうことになるのか…大丈夫なのかな…