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ヘルシンキのヴァンター空港からシティまでは電車がなく
(でも今年の7月から新しくできるとかってどこかに書いてあった気が・・・?)
でもローカルバスで30分程度でいけます。
念のためホテルの受付の兄さんに聞くと、乗るバスのナンバーを教えてくれた。
わざわざ外にまで出て同じ通りにあるバス停の場所も教えてくれました。
なるべく長く市内観光して、午後に一度ホテルに戻って大きい荷物をピックアップして
空港に行けばいいと思いチェックアウトの時間も
飛行機の時間にちょうど合うよう14時から15時に変えてもらう。
バスのチケットは乗る時に現金で運転手から現金で買えると言うことも予習済み!
ストックホルムとはこの点違う。近年軽犯罪が増加傾向のストックホルムでは
バス運転手が襲われる事件を防ぐ為現金を扱わなくなり、バス内でチケットは買えない。
ヘルシンキでもメインの停留所からなら販売機でカードまたは現金で買えるが
何もない道の途中の小さな停留所には券売機もないので現金必須。
ちょうど家を出る時 『フィンランドの空港で何か買うかも?』 と思って
前回フランスに行った時に使い残した25ユーロの現金を持ってきていた。
( 実際は飛行機乗り遅れるほど慌ててたので買い物する時間などなかったけど )
ヘルシンキ中央駅 この隣にたくさんのバスの停留所があり、
乗ってたバスもここが終点で、帰りに乗る空港方面行きのバスも全く同じ
停留所で折り返していたので、そこで帰りのバスの時刻表をチェック。
ホテル前を通る全く同じルートのバスは一時間一本だったので絶対に逃しちゃならん!
地図を見ながら歩いてるはずなのに、平気で違う方向に行ってしまう私は
昔から地図の読めない方向音痴 ちょっと遠回りしたけど、たどり着いた。
高台の上にそびえたつ白い教会が青空にマッチしててまさにフィンランドの色
中にも無料で入ることができる。 内装もシンプルな教会でした。
民芸品は正直なところスウェーデンと似てるものが多く国旗やロゴが違う位なので
私は何も買わなかったけど、観光で来る人にはお土産ショッピングにいいかも。
ハーフリットルのチェリーを食べながら町をブラブラすることに。
マーケット広場からちょっと東に歩けばロシア正教会のウスペンスキー寺院。
シンプルなヘルシンキ大聖堂とは相反する豪華なつくり。
教会内にも煌びやかな祭壇があり、中まで入れるときもあるのに
この日はミサか何か催しが行われているらしく、観光客の立ち入りはできなかった。
外には私と同じように入れず残念そうにしてる観光客多し。
港方面に戻る。 反対の岸にはシリアラインと言う船。
この船はヘルシンキからバルト海を渡ってストックホルムに行き来している。
いつも歩いてるストックホルムの町並みにある見慣れた船を
別の街で見るのはちょっと不思議な気分。
あの船に乗れば家に帰れるのね・・・
実は前日に空港まで送ってくれた時、夫と最近楽しくなってきたストックホルムの暮らしと
一ヶ月の間離れ離れになることが寂しくなって別れ際に大泣きしたので(笑)
シリアラインを見てちょっとセンチメンタルになった。
一瞬で終わったけど
他にも街のいたる所でスウェーデンとの共通点を見つけると嬉しくなる私。
信号機がいつもみてるものと全く同じ!と思ったらスウェーデン製って書いてあった。
まるで旧友との再会のような懐かしさ ・・・って昨日まで見てたのに。笑
フィンランドには一部、スウェーデン語を母語とするスウェーデン系フィンランド人
と言う人たちがいるので、国の公用語もこの二言語。
( Wikipediaによるとフィンランド語が93.4%、スウェーデン語が5.9% らしい )
ヘルシンキの街の中でもフィンランド語に並んでスウェーデン語の表記を
見かけることもあり、英語力が怪しい私にはありがたい存在。
市場などで喋ってる人からもスウェーデン語がチラホラ聞こえていた。
ショッピングのメインストリートであるエスプラナーディ通りをぶらり。
ここにはフィンランドを代表とするイッタラやマリメッコの路面店が立ち並ぶ。
ルイヴィトンなどの一流ブランドもここに軒を連ねている。
空き瓶をぶら下げて作ったオリジナルの楽器を演奏するストリートミュージシャンが
良い雰囲気だったので、エスプラナーディ通りののどかな雰囲気と一緒にお楽しみください♪
この通りにあるのがアカデミア書店。 ここの二階にはカフェ・アアルトと言う
カフェがあり、私も好きな映画 かもめ食堂のロケ地で有名。
サチエさんとミドリさんが出会ってガッチャマンのテーマソングを歌うあのシーン!
道を挟んでそのすぐ隣にあるのがデパートのストックマン
ここの地下にある大きなスーパーの食品売り場が楽しいよ~と聞いていたので。
スウェーデンで売られているもものと似てるものや、ちょっとした違いを比べながら
ブラブラするのにちょうど良かった。
空港とホテルで途方に暮れてお腹も空いてお土産用に買った御菓子を
うっかり食べてしまったので (笑) それらを買い足したり。
デパ地下のベーカリーにて。
フィンランドのシナモンロールは形がスウェーデン式とは違うのです。
ホールケーキのラインナップはスウェーデンとかなり似てる。
ミドリやピンクのドーム型のケーキはスウェーデンでおなじみのプリンセストルタ。
カラフルなのはマジパン。
この白い帽子の形をしてるのはスウェーデンでもこの季節売られている
Studenttårta !(卒業式のケーキ) 6月上旬は卒業式シーズンで、
卒業生はこの白い帽子を被る。 卒業祝い用にスウェーデンのケーキ屋さんにも
この季節ショーケースにこの帽子型ケーキがずらりとならぶ。
私も卒業生を子供に持つお客様から Studenttårta を作って欲しいと
ご依頼いただいたけど、残念ながら6月中は日本にいる為お受けできなかった。
またいつか作る機会があるといいな。
バスに乗る前にランチを~と思い、またエスプラナーディ通りを歩きマーケット広場に戻る。
小魚のフライやサーモンのグリル、ジャガイモを鉄板で焼いたものなどを売る屋台。
色々ミックスしたものを食べたかったけど、朝食をたっぷり食べて
チェリーも食べたのでお腹に余裕がなく断念。
一番軽めなメニュー サーモンのクリームスープ、パン、コーヒーつき7ユーロ。
港にはカモメがたくさん飛んでいて、外で食べていると容赦なく襲い掛かり
食べ物を奪われると読んだので、屋台の隣に設けられたネットで囲まれた席でいただく。
土曜日と言うこともあってかマーケットは賑わっており屋台も少し列が出来るほど。
パンとスープを食べたら食後のコーヒーをもらって屋台の外へ。
海を見ながらコーヒーを飲んで、また中央駅のバス停に戻る。
バスの運転手は親切で、念のためホテル隣の停留所の名前を書いた
紙を見せてここに停まる?と確認すると運転席の隣を示し
そこに座りな~ 着いたら教えてあげるから!
ヘルシンキのバスには停留所の名前が表示されないのでこれは助かった。
ちなみにストックホルムのバスには表示もしっかりあるし
停留所名を読み上げるアナウンスもある。
午後14時すぎにホテルに戻る。 さあ、荷物をまとめて、30分に一本のホテル=空港間の
無料シャトルバスに乗れば空港につくぞ~ 時間もちょうどいい!
次のシャトルバスの時間は~ と 時刻表をみると。
あれ?!
平日は一日中30分に一本あるはずのバスだけど この日はそういえば土曜日。
12時 から 16時 のバスが丸ごと無い!!!!!!!!!
週末はこの時間帯バスが動いてないそうです。
あああああああああ~~~~
飛行機は17時出発。 ゲートクローズは16時半だから 16時のバスじゃ間に合わん。
ここまでスムーズに来て観光も楽しんだのに、何で直前にまたこんな落とし穴が・・・
もうこーゆー変なオチとかいらないし!!
だけど私は大人!!
いざとなればタクシーだってあるし。
よし!!まずは人に聞こう。
レセプションの人に聞くと、有料にはなるが、朝と同じ停留所から
ローカルバスに乗れば空港までいけるとのこと。
所持金の残りは5ユーロ。
私は定期持ってから、正確に何ユーロか知らないけど、たぶん最大でも5ユーロよ。
荷物を持ってバス停まで向かうとすぐにバスが来た。
料金は5ユーロ未満でした。 あー足りてよかった
( 足りなかったらどうやって交渉しようかと脳内シュミレーションをしていた。 )
こうして無事にヴァンター空港まで戻り、前日おいてけぼりを食らってしまったのと
全く同じゲートから飛行機に乗り込み、無事に日本に帰ってきたのでした。
一人旅が大好き!と言う性格ではないので今後の人生でわざわざ一人旅をすることが
あるかどうかは分からないけど、出産前にまた一つ新しい経験ができたので
これはこれで良かったな~と思いました。 だってそれまでは
海外で一人旅なんて私には無理無理無理!!!!!
って思ってたので。。。
今度はもっとゆっくり、夫とべビぼん も一緒にヘルシンキに旅行にいきたいです