★ありがとうランちゃん★ | パティシエール★あいぼんブログ in スウェーデン



2年前のランちゃん


なかなか気持ちの整理がつかなかったのですが。。。と言うかまだついてないけど。

実は今月半ばに実家で暮らしていたチワワのランちゃんが
16歳と半年の生涯を終え天国へと旅立ってしまいました。



私が12歳の夏休み初日に我が家の初めての犬として迎えられ以来
ずっと大切な大切な家族の一員でした。


若い頃のランちゃんはとても活発で賢くておてんば娘。
たくさんの言葉を理解していて、喧嘩をすると仲裁に入るし、
落ち込んでいる時はいつも慰めに来てくれました。

留守の間にイタズラをしておきながら家族が帰ると
ソワソワした罪悪感のある表情をして見せたり。

散歩が大好きで"洋服を着ること"="散歩に行くこと"だと理解していて
自ら洋服を着せてくれと運んでせがんできたり。 

逆に”首輪を外す”=”お風呂に入る事”と理解しており外した瞬間
テレビの後ろの隙間に逃げ隠れたり。

チワワにしては骨格も大きくて食いしん坊。盗み食いが得意で
こっそり餃子21個や大量のビックリマンチョコレートを食べてしまい
慌てて病院に走ったことがあったり、とにかくエピソードには事欠かない愉快な犬でした。




この1・2年の間にぐっと老化が進み、足腰も弱ったし、視力もさがり、
耳も聞こえず、認知症になって名前を呼ばれても無反応。
日中は寝てるか、起きていればひたすらグルグル徘徊しては壁にぶつかったりしてて、
若い頃の姿とは対照的なので見てて辛かったです。

日本を離れる時も一番気がかりなのはランちゃんのことでした。
それでも散歩に行くと本能から喜んでいるようだったから
10月に一時帰国した時にはなるべく外に連れ出して、
また来年の春に日本に帰ったら一緒に散歩に行こうね~と約束していたのに、
気づかない間に病が進行して緊急手術もしましたが歳のせいもあり
その日のうちにあっという間に天国へ逝ってしまいました。


私には一日中パソコンに向かって家族からの連絡を待ち
ひたすら祈るしかできることがなくて、スカイプの画面で見せてもらったランちゃんは
いつものように眠ってるようにしか見えなかったので
なかなか事実を受け入れることができません。


一日中付き添って、苦しそうなランちゃんを見ていた家族の方がもっと大変だったと思うし
有難い気持ち、申し訳ない気持ちや、自分の無力感も感じてます。

命は永遠じゃないからいつかはお別れをしなくちゃいけないって分かっていたつもりで
全然覚悟ができてなかった。最期に一緒にいてあげたかった。
海外に住むことの辛いことを体験しました。



左:コムギ  右:リンゴ

実家には他にリンゴとコムギの2匹がいるので
彼女達の存在が家族を支えてくれいて本当に良かったなぁと思います。




16歳半と言うのは短い犬の一生としては長生きだそうです。
その人生を私達家族と一緒に過ごしてくれたランちゃんには感謝の気持ちでいっぱいです。
今は
天国で若い頃の様な元気な姿で好きなだけ食べたり楽しく走り回って幸せに過ごしていることと願います。



もしもランちゃんが今ここにいるなら私の側に寄り添って慰めてくれたと思うので、
私もいつまでもメソメソしてないで前を向いて進まねば・・・!!! 





今日も読んでくれて ありがとうございます。
再び始まったスウェーデン生活を一生懸命生きてる私ですくま
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