先日、夫とスウェーデンの伝統的なクリスマスビュッフェ“ユールボード”に初めて行きました☆
スウェーデン語で
スウェーデン語で
ユール=クリスマス 、 ボード=テーブル
直訳すると”クリスマスのテーブル”と言う意味のこのビュッフェ。
この季節になると多くのレストランでこのユールボードが開催されていて
家族や友達など親しい人と連れ立って皆でかけるようです。
私達が行ったのはシェップスホルメンにある Hjerta(ヤッタ)と言うレストラン。
この店を経営してるMalin Söderströmさんはスウェーデンのスターシェフ☆☆☆
女性シェフとして始めてノーベル賞の晩餐会の料理を手がけた凄い人なんですょ♪
フードイベントの会場や料理雑誌の表紙でも彼女の写真をよくみかけます。
同時にシェップスホルメンにあるモダン美術館の中にあるレストランのヘッドシェフでもあります。
実は私の働いているカフェのオーナーは彼女と親しく、私達がカフェのお菓子を焼く時には
このモダン美術館レストラン内の広い厨房を時々借りているのです。
と言う繋がりから、一般公開される前のフレンズデー期間内に私も誘っていただき
ちょっと早めのユールボードにうかがわせてもらうことができました♪
初めてのユールボードだし関係者だけの日だったので、なかなか無いチャンスだ~と思って
レポートするために張り切って夫のカメラを持っていきました。
そして魚料理がずらりと並んだテーブル(写真一枚目)から好きなものをとります。
スウェーデンらしいサーモンやニシンの酢漬けが多いです。
サーモンうまい!!
その後肉料理がずら~と並ぶテーブルへ移動。
ハムやサラミなどが種類豊富に並んでます。
それから更にテーブルに温かい魚料理が運ばれてきます。
ルートフィスクと言う干した魚を灰汁で戻した(!)日本では考えられない調理法の魚、
ネットで見てずっと気になっていた食べ物なので食べれて嬉しかったです。
グリンピースのソースと泡?みたいなものが添えられてました
ただしルートフィスクは予想通りこれと言って美味しいものでも無かったです。笑
なんかプルプルしててこれまでに食べたこと無い不思議な食感です。
昔昔、スウェーデンが貧しく、冬の寒さから食料が乏しかった時代に僅かな食料を
長期保存し、水分を加えてかさ増しして食べるために考えられた調理法だそうです。
すでにお腹はいっぱいですが、まだまだ料理は続きますw
今度はテーブルに温かい肉料理が運ばれてきます。
ポテトとアンチョビのグラタンのような料理、ヤンソンさんの誘惑も登場。
この写真のものは二人分ですが、とてもとても食べ切れない量です。
普段外食したら、わたしたち二人にはこの板の上の料理だけで充分なくらいです。
そして料理を堪能したあとは口直しのレモンソルベ。
酸っぱめでさっぱりしました。
まだまだ終わりません。
この後にはお菓子やチーズがずらりと並んだテーブルへいきます!!
チョコレートやらパート・ド・フリュイやら盛りだくさん。
デザート用のお皿は北欧食器では有名なグスタフスベリのベルサ。 可愛い~♪
モダン美術館の厨房にもイッタラやロールストランドなど
北欧を代表する食器が大量に並んでます
もうお腹がはちきれそうな程食べました。
他所の大人数のスウェーデン人客たちは皆でクリスマスの歌を歌っては
何度も何度も乾杯していて、伝統の食事の時間を楽しんでいました。
Hjertaの料理は伝統的なユールボードのスタイルだそうです。
内装や家具やテーブルセッティングは、温かみがありすごく居心地の良い空間でした。
普段の営業にも行ってみたいです^^
そうそう昨日は夫が忘年会?クリスマス会?と称して会社の人と連れ立って
フォトグラフィスカと言う写真美術館内のレストランンでのユールボードに行きました。
こちらのシェフも有名な方だそうですが、このレストランンのユールボードは対照的にモダンな料理だそうです。
ただし夫は他の何人かの同僚と連れ立って、ベジタリアン仕様の料理を予約したので
いまいち物足りない内容だったようです。(夫ベジじゃないけどw)
そもそも、肉と魚の料理がメインなのがユールボードなので、
ベジタリアン仕様というのが私にはわからないけど ^^;
初めて過ごす北欧のクリスマス。
日本ともアメリカとも違う伝統行事がいっぱいあって、とてもワクワクです☆☆☆
クリスマス当日はアメリカ式の料理を作る予定です♪