★メロンパン教室大成功でした★ | パティシエール★あいぼんブログ in スウェーデン






今日はスウェーデンではじめてのお菓子教室。 メロンパンの作り方を教えました★
これまで日本人以外に教えたことはあったけど、日本語意外で教えるのは初めてでした。



一応日本語の分かる依頼主が立ち会って通訳してくれるものの
なるべく分かることは自分で英語で説明したかったのですが
私の英語が不充分なのは自分で重々承知の輔なので
それを補う為に、予め写真と詳しい説明入りのレシピを作成。
材料はスウェーデンの食材なので材料名だけスウェーデン語で書きました。


その資料の英文はアメリカ人である夫に添削してもらい、それを読みながら
前夜は何度もイメージトレーニングしました。笑
日本でレッスンしてた時もイメトレはしてましたが。。。笑


お邪魔したおうちは自宅から自転車で6分程度の超近距離。
スムーズにできるよう、材料もあらかじめ軽量して道具も一式揃えていきました。
広々して日当たりがよく、とっても素敵なお宅でした。
お教えした友人のお姉さんはベイキングが大好きで、既にキッチンには
パンをこねるための台、天板や金網などパン作りに必要と思われるものが
一式揃えられていました。 なんだか恐縮です!w



いつも意外に思われますが実は私は人見知りなところがあるので
初対面はいつも誰でもとても緊張します。
表面的には明るく笑顔でいっぱい喋るのですが内心ドキドキです。&汗
もう緊張しまくりで、あまりに汗だくだくだったのでペーパータオルを差し出されました。(笑)



せっかく練習していった英語は・・・うーん 多分実際に思い出して使えた言葉は
覚えていったことの30パーセントくらいでしょうか?&汗
後はてんぱって頭から消えてしまいました。笑


まぁそうなるであるだろうと予想はしてたんだけど。
いやいや たかが30パーセント されど 30パーセント!私にしたらよくやったよ!
調理用語や調理器具の名前とか、逆にスウェーデン語も
たくさん教わりながらのレッスンになりました。



気さくな友人とお姉さんのおかげで、時間がたつにつれて私の緊張もほどけていきました。
美味しいパンを作ることに集中したら緊張してる場合じゃなくなるしね♪



パン作りには発酵の合間時間が空くものです。
その間にと思って、この日の朝にこれまた別のタルトを焼いてオヤツに持っていきました。
と、同時に実はお姉さんもタルトタタンとクッキーを焼いていてくれたので
パンの発酵を待つ間に Ska vi FIKA !! (コーヒーブレイク)  と相成りました♪


日当たりが良く、ハーブがたくさん置かれた居心地の良いバルコニーで。
美味しいお菓子と美味しいコーヒー。 何と幸せな時間でしょうか。
うっかり写真を撮り忘れちゃったけど、お姉さんのタルトタタンとクッキー美味しかったな~。
その後お姉さんの旦那さんと2人の可愛い息子君たちも帰ってきました。







パンを成型して、これまた2回目の発酵の空き時間にFIKAです。







コーヒーが大好きだと言う友人がエアロプレスと言う機器を使ってコーヒーを淹れてくれました。
薄めに淹れたコーヒー、同じ機器でもっと細かい粉状に挽いて淹れたエスプレッソタイプ、
マシンで淹れたコーヒー、この3種類を飲み比べる試飲会になりました♪
全部同じ豆なのに挽き方、淹れ方で全然変わるんですね~!!!







その後、発酵が完了し、いざオーブンへ!!
メロンパンは無事に美味しく焼きあがりました。
ああ一安心!!!






『 じゃあまたコーヒー淹れなくちゃね! 』 と言う旦那さんに、お姉さんは
『 いいえ、メロンパンに合うのは絶対に紅茶だわ!! 』  と言うことで
焼き上がりにあわせて香りの良いブルーベリーの紅茶で三度目のFIKA!!!



皆さん焼き上がりのまだ温かいメロンパンに齧りついて笑顔がこぼれていました◎
私はもう甘いもの食べすぎで胸がいっぱいだったので(笑) 紅茶だけで◎



6歳の末の息子君は牛乳にメロンパンを浸してニコニコ食べていました。
牛乳が大好きらしく ぐびっと飲み干して 『 もっと牛乳ちょうだい!! 』
それを見たお兄ちゃんが すかさず 『 彼って本当にスウェーデン人だよね!! 』 
って言ったのが面白くて、皆で大笑いしていました。
( ※ スウェーデン人の牛乳消費量は半端無く多いそうです )



温かい家族の皆さんのおかげで終始和やかムードで無事に
私のスウェーデンで初めてのお菓子レッスンが終了し、ほっと胸をなでおろしました。



自転車をこいでの帰り道はとても充実した晴れ晴れした気分でした。
その時に ふと脳裏に浮かんで来た言葉は
〝 今 私が私らしくこの国にいる! 〟ってことでした。
こうして言葉にすると何だか簡単すぎて、意味が上手く説明ができないんだけど
でも、そのままなんです。



この国で人の役に立つことができて、その対価としてお金を頂戴する。
一時のこととだけど、つまりそれは 社会の一員になれた瞬間 でした。
しかも、なお嬉しいことに自分の得意とすることで!!
それは15歳で初めてアルバイトをしてお給料をもらったあの日に似ていました。
でも もっともっと意味のあることでした。



大きな一歩を踏み出すチャンスをいただいたことに深く感謝しています!!! 








テンションだけは上がりまくっていたけれど、体力はもう無かったので
今日のお夕飯は先日作って冷凍しておいたピザを温めなおしただけ ♪
たまには私もサボります。笑
夫は私をよく理解してくれてるし、大好物なのでピザに喜んでました。



夕食後の日課の散歩はいつもより長く1時間も歩いて賑やかなシティをぐるりと散策。
この街の景色の見え方は初めてここに来た時よりもどんどん変わってきています。
ああ私ここに住んでいるんだな~って思いました。




今日も読んでくれて ありがとうございます。
スウェーデン生活に早く慣れたくて奮闘中の私ですくま
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