よし!良いんじゃないかな・・・
おはようございます。
ガレージのあるさいたま市は、曇り空です。
昨日と比べれば、風が無い分OKですが、
メチャクチャ寒いです。
さて、明日より千葉県の幕張メッセでは、
東京オートサロン2019が開催されますが、
今年も裏方としてお仕事をしております。
とは言え、裏方仕事ですので、私は会社でお留守番です。
ええ・・・
一応、何かが起こった時に対応できるように待機しております。
と言うことで、昨夜は修復を行っていたTRDボンネットの作業を行いました。
破損したTRDボンネットをリューターで削り、
門外不出の樹脂パテを使い、傷口を塞いで行きます。
弊社はエアロ屋さんですので樹脂パテがありますが、
業者様によっては、瞬間接着剤を流し込んだり、
パネルボンドを使用したり、
厚盛り用の(ファイバー)パテを使用したり、
修復方法は様々ですが、最終的には直せばOKだと思います。
後は耐久性の問題。
どこまで持ってくれるかというところでは無いでしょうか??
正直こればかりは、走行環境にもよりますし、
振動を与えれば、修復を行った部分に衝撃が入ります。
自動車レースの場合ですと、シーズンオフまで耐えてくれれば・・・
という部分もありますし、レーシングカーの多くは、
いわゆるカッティングシートでの全面貼りですので、
万が一、パテが剥がれても判らなくなります。
とは言え、やはり完璧な修復が1番。
基本的なことですが、
補修部分の足付けをしっかり行い、脱脂を行うこと!
補修材がしっかり食い付くようにすること!
が大切だと思います。
それから先日のブログでもちょこっと書きましたが・・・
実はサフェーサーも大切なものだと思います。
サフェーサーはプライマーサフェとも呼ばれている通り、
塗装の食い付きを良くするための溶剤でもあります。
また傷口を塞いでくれる効果もあります。
V001では、軽量化を目的に「サフェレス」でペイントを行いましたが、
やはり塗装前の足付け作業はきっちり行いました。
正直、サフェーサーを入れる、入れないでは手間が違います。
単にサフェーサーを吹きつけるという単純なことではなく、
「サフェ研ぎ」と呼ばれる、全面磨き作業を行うからです。
細かい部分を挙げれば、このサフェ研ぎ作業を行いながら、
塗装面の下地作りも行っていきます。
ですので、塗装以上に手間の掛かる作業でもあります。
ですから、安さ安さで考えてしまうと、
サフェーサーを吹き付けずに塗装を行われてしまう。
それは手抜きでは無く「価格相応」と考えた方が良いように思います。
実際にサフェレスで塗装されておりますと、
時間が経過するつれ、塗装が浮いて来たり、
テープを剥がしたら↓塗膜も一緒に剥がれてしまいました。
そんな感じになってしまいます。
一度クルマを預けてしまったら、作業工程を見ることは難しいと思います。
全てのことに言えると思いますが、やはり価格相応。
作業を依頼される前には、どの様な作業工程で修復を行うのか?
その辺をきっちり打ち合わせをされた方が良いかと思います。
さてTRDボンネットの修復、たぶん良い様な気がします。
しっかり傷口に塗り込み、馴染んでいる様な気がします。
ただし、今回修復で使用した樹脂パテも、瞬間接着剤も、
パネルボンドも、パテも・・・
基本的に硬化すれば固くなるものでもあります。
先日のブログでも書きましたが「表面がプニプニ」するモノ。
言い換えれば、固さの無いものに固いモノを入れれば、
やはり亀裂が発生しやすい様な気がします。
固いモノに、固いモノは固さはほぼイコールになりますので、
修復部分との歪は少なくなると思いますが、
柔らかいモノに、固いモノの組み合わせは、
理論的に考えても難しいですよね!
ですから、どこまで耐久性を求めることができるか??
正直、それしか言いようが無いような気がするんですよね。
とりあえず、私がやれることはキッチリ行いました。
たぶん良いような気がします。
たぶん良いと思います。。。