親知らず | カシラ日記

親知らず

■引越しで県も月もまたいでのこの数カ月の歯の不調。新しい保険証もらって、近所の歯医者によーやっと診てもらったら、「いっかー、オメーの歯ぁ、マジでガタガタ。どーすんだよ!?」って恫喝されて、結局親知らず入れて三本抜くハメに。親知らずは町医者じゃ手に負えないって、総合病院送り。かなり昭和な総合病院の診察室に、新しい学校のリーダーズのリーダーみたいな先生があらわれた。ぼくがかんがえたリーダーのイメージのまんまに、若干首をカクカクさせながら、キビキビ予定が決まる。でも、親知らずって歯をハンマーでガンガン割ったりするっつーし、リーダーの細腕で大丈夫かなーって思ってたら、当日は三谷幸喜似の男先生だった。「ハイ、えーと、今日は左の親知らず抜きますねー」っつーんだけど、抜くの右!!逆々!!ってあせる。もー、こーゆーとこで面白い目に遭わなくてもいいよー。「なんだコレ、カッテーなー」って三谷先生が四苦八苦して、メチャクチャに歯を割ってやっと抜いてくれた。治療っつーか、ほぼ大工仕事。これは、専門のとこじゃないとムリだなー。「コレは腫れるよー」っていわれた通り、いまマンガみたくホッペ腫れてる。しかし、親知らずって親も知らない奥に生えてっから親知らずでしょ?このボディーもメモリーも、五十過ぎたらほぼ全身親知らずだわー。

 

 

 

■トレイルランとは名ばかりで、上りはキチー、マジキチーっていいながらほとんど歩ってるだけだけど、裏山をよく走ってる。10分も上れば結構な山。

 

 

車道に出れば車通りはそこそこあるんだけど、歩いたり走ったりしてるバカはわたしと近所の部活高校生くらい。上り切って下りに入ると一気に天国。海の向こうに虹が出てた。

 

 

 

■小田原は魚偏差値が異常に高くて、陸の孤島にあるよーな、よろず屋に毛が生えたくらいのミニスーパーでもピッカピカの生シラスが売ってたりする。あと、市場に流通しない未利用魚ってやつ。こないだ買ったワニゴチ一匹299円、名前の通り、焼くとマジでワニ。でもこーゆー、モンスターヅラに限って、お上品なお味なんだよねー。うまい。

 

 

■湯河原。いままで行ったことなかった奥にある、こごめの湯はかなり昭和の趣でとてもイイ。露天風呂入ってたら、ネコが木からのそーって降りてきてウロウロしてた。ネコ湯。

 

 

こいつがフロネコ。

 

 

 

沼津どんぐりインスパイアなのか、流れる喫茶があるから当然入る。殺菌されたみたくキレイ。ビールが!いなりが!!流れてくる。意外っちゃ失礼だけど、いなりがすごくウマかった。なんで流すのか?面白いから。って意味のなさがいいよねー。

 

 

 

 

ちなみに、本家どんぐりはこんな感じ。よくいえば趣、悪く言えば沼。

 

 

■墓参りでプチ上京の後、沿線で飲酒。新丸子三ちゃん食堂。はじめて行ったけど、ほぼ七割昼飲みしてて、落ち着くわー。三角ハムカツがすごくうれしい気持ち。

 

 

 

隣の武蔵小杉まで歩ってく。途中に寄った酒屋さんの酒タンクが、AKIRAを封印してそーなくらい物々しくてカッコよかった。

 

 

武蔵小杉っつーと、タワマンが林立してるシャラくせー街、ケッ、ってイメージしかなかったけど、見上げるタワマンの足元に昭和街が広がって、貧民富民みんな昼酒飲んでて、なんかホーチミンみてー。って好感度アップしました。

 

 

 

■マレーシアのバンド。おじちゃんたちがチョーカワイイしカッコイイ。

 

 

 

「けもの」のタイトルがカッコイイ。メイシモネスさん。