そもそも、自分、今日1月2日(三が日中日)は、

日本にいることの方が珍しかったここ二,三十年。

10代の頃は、友達と夜中に出歩く年に数回の機会で、

喜んで出かけ、一晩中歩き回ってた記憶がありますが、

大人と言われるような年齢になってからは、

タイで一度、1月2日に寺周りをした記憶がある以外は

(タイ正月は基本旧暦ですが、1月1日(2日)にも

お寺回りをする習慣はあるそうです)

正月に神社・仏閣に出かけた記憶がありません。

 

今年も、昨日までは初詣の「は」の字も、頭の中に

なかったのですが、昨夜、インターネットで

「御朱印 正月」なんてキーワードで検索をかけて

記事を読んでいたら、いくつかの神社で、

正月限定の御朱印が拝受できることを知りました。

何を隠そうSim、数年前から神社・仏閣での御朱印拝受が

一つの趣味になってます。

それぞれ趣向を凝らした御朱印帳があったり、

見るだけで心癒やされる文字や印、添えられる絵。

昨年はなかなか参拝する機会もありませんでしたので、

その趣味も影を潜めていましたが、

正月三が日、

普段いただけない御朱印がいただけるのであれば、

どうせ家にいてもゴロゴロしているだけなので、

いいんじゃないか?と思い立ったわけです。

かといって、明○神宮や川崎○師、鶴岡○幡宮など、

誰もが知っている神社・仏閣だと、

正月三が日、身動き取れない混雑は必至。

そこで、少し離れた埼玉県をターゲットにし、

好きなドライブを楽しみつつ、初詣をし、御朱印を

頂いてこようと決めたのです。

 

ちなみに、そうした1月2日の計画を立て始めたのが

昨夜の23:00過ぎ。

一通り調べ、訪れる神社の目処を立てたのが

日付が変わる頃。

四つの寺社に詣でることに決めたため、

朝出発は6時過ぎに決定。

短い睡眠時間の後、初詣ドライブ決行したSimでした。

ルートは、こんな感じです。

 

 

【箭弓稲荷神社(やきゅういなりじんじゃ)】

 

最初に訪れたのは、東松山市にある箭弓稲荷神社。

 

箭弓稲荷神社(やきゅういなりじんじゃ)とは、埼玉県東松山市にある

神社である。旧社格は県社で、戦後は神社本庁の別表神社となった。
まれに日本三大稲荷 や日本五大稲荷 の一つとされることがある。

712年(和銅5年)の創建と伝えられる。その頃は小さな祠だったよう

だが、1030年(長元3年)に下総国の城主平忠常の討伐に出かけた

源頼信がこの周辺に一泊した際に、近くにあった野久稲荷神社に

詣でて、太刀一振と馬一頭を奉納すると、その夜に白羽の矢のような

形をした雲が敵陣の方へ飛んでいくのを目撃し、これは神のお告げだと

確信、直ちに敵陣に攻め込んだ頼信は快勝し、立派な社殿を建造し

「箭弓稲荷大明神」とたたえたと伝えられる。以来、松山城主、川越

城主などの庇護を受けた。【Wikipediaより】

 

直接初詣には関係ないのですが、ここで一つむかっ腹の

立った時間勃発。

初めてこの神社を訪れたSim。ナビが「あと0.○km」と

表示を始めたので、近づいていることを知り、徐行して

進んでいたのですが、目の前にジャンパーを着たおっさん

登場。

「どこから入るんですか?」

と尋ねると、

「この先すぐなんですがね、今日は駐車場が一杯になって

るので、奥まで車では行けないんです。そこに有料駐車場

がありますんで、500円ですが、そこに駐めてください。」

と言います。

そうなのかぁ~、係の人が言うんだから、そうなんだろうなぁ・・・と、

素直にそのおっさんに500円を手渡し、言われた駐車場に

車を駐め、歩いて神社に向かったのですが。

 

神社に着いてみると、駐車場に、駐車スペースまだまだありまくり。

 

推測するに、あの駐車場は、一応神社の了承を得て、混雑時に

臨時有料駐車場として実際に解放しているのでしょうが、

(普段はホテルの駐車場のようです)

まだまだ神社の駐車場に駐める余地はあるのに、

あのおっさんが勝手なこと言って、まんまと嵌めたに

違いありません。

 

いいのか?え?神様のお膝元でそういうことして!!

 

まぁ、今日は端から、神社の駐車場は満車だろうから、

その近くにコインパーキングでもあれば御の字だと思ってきている

ので、駐車料金支払うことは、大した問題ではないのですが、

朝早起きして、人のまだまだ少ないであろう時間に

せっかく到着したのに、そういうことするかなぁ・・・。

 

万一今後訪問予定のみなさまがいらしたら、お気を付けください。

 

むかっ腹立ってますが、こちらの神社には直接は関係ないので、

お参りさせていただきます。

 

 

 

 

最近の神社は、賽銭箱のあたりに、

「参拝の作法」

が書かれたものが置いてあり、非常に助かります。

二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝と言ってより深い

礼を重んじる場合もあるそうです)だよなぁ・・・と、

一応分かっているつもりでも、自信がないので、

書いてあると非常に安心できますね。

 

さて、参拝を終え、いよいよ御朱印を拝受します。

一般的には、御朱印の拝受は

参拝後に社務所に行き、

持参した御朱印帳を差し出し、御朱印を頂きたい

旨を述べ、書いていただき、

初穂料をお渡しし、御朱印帳をお返しいただきます。

ただ、今日のように、初詣で参拝客が大勢訪れている

時や、寺社の事情で、御朱印帳に書いていただけず、

『書き置き』という、御朱印帳より一回り小さな半紙に、

あらかじめ書いてあるものを受ける場合があります。

今回は4つの神社を回りましたが、正月の特別御朱印で

あったこともあり、3軒では書き置きでした。

 

 

 

参拝を終え、次の神社に向かいます。

 

【武蔵国 越谷郷 久伊豆神社(ひさいずじんじゃ)】

 

久伊豆神社は今から約千五百年前の欽明天皇の御代(539~571)、

出雲族の土師氏が東国へ移住するにあたりこの地に出雲族の

親神たる大已貴命(大国主命)を勧請したのが始まりとされています。

平安時代、武蔵野に勢力を誇った武士集団「武蔵七党」のうち

野与党と私市党の崇敬を集め、その勢力下にあった元荒川流域に

久伊豆信仰が広まりました。戦国時代、扇谷上杉家の重臣、太田

道灌が岩槻城を築くとその城郭内に総鎮守としておかれます。

それ以後、江戸時代まで城の守護神として歴代城主から厚い崇敬

をうけ、太刀や神輿など数々の品が奉納されました。【神社HPより】

 

先ほどの箭弓稲荷神社よりも、少し人手が増えた気がします。

ただいま時刻は10:00、このあとの神社は人ではどうなる

のかが心配です。

ちなみに、こちらは住宅街のど真ん中のような場所にあった

のですが、きちんと駐車場があり、そちらに車が

駐められました。

 

 

参拝し、御朱印をいただきます。

見開きの、若干ポップな御朱印で、初穂料も

若干高めです。

 

 

《番外編 あり得ない『2022年初ボケ』かますSim》

 

さて、久伊豆神社での参拝を終え、

次の目的地『鳩ヶ谷氷川神社』に向かうべく、

車に乗り込んだSim。

今回自分は、全ての神社をあらかじめナビに打ち込んで、

ナビの言うままに車を走らせています。

具体的に言うと、ナビの設定は、まず

我が家→(最終目的地の)元郷氷川神社を入力し、

次に、「経由地」設定で

間に立ち寄ることになる箭弓稲荷神社と久伊豆神社、

鳩ヶ谷氷川神社を間に入力するのです。

つまりナビには

自宅(出発地)

箭弓稲荷神社(経由地①)

久伊豆神社(経由地②)

鳩ヶ谷氷川神社(経由地③)

元郷氷川神社(目的地)

と入力されている状態で、ドライブをしてきているんです。

久伊豆神社の駐車場を出て、車を走らせ、

次の目的地、鳩ヶ谷氷川神社へと先を急ぐSim。

ところが・・・。あれ?

狭い住宅街を5分ほどナビの誘導で走らされた後、

『経由地に到着しました』のアナウンス。

あれ?こんなに近いんだっけか?鳩ヶ谷氷川神社・・・。

不思議に思ったのですが、

地図がしっかり頭に入っているわけではなく、

ナビがそう言うので、信用します。

さらに少し走らせると、『臨時駐車場』という文字があった

ので、そこに車を駐め、いざ境内へ。

 

ん?なんだか、さっきの神社にそっくりだぞ?

この辺りの神社はみな同じような造りなのか???

 

不思議さ一杯の中、とりあえず参拝を済ませ、

社務所へ。御朱印を受けます。

はて・・・。さっきの神社の御朱印にそっくりなんですけど。

先ほどの御朱印は車に置いて来てしまったので、

比べることもできず、そのまま1000円を支払い、

境内を回ると・・・。

さすがに気付きました。さっきの久伊豆神社じゃん!!

(実は神社の名前も、紙を見なければわからない状態)

 

さきほどこの久伊豆神社に車が着いたとき、

まだナビが「久伊豆神社に到着した」と認識しておらず、

その状態で自分が車を走らせたので、

先ほどとは違う入り口に、ナビが自分を誘導したらしいです。

ぼぉ~っとしている自分が悪い。

てか、名前ぐらいしっかり確認してから参拝しろって話です。

 

かくして、同じ御朱印、しかも、初穂料今回最高額の

1000円の御朱印を、2つも拝受してしまった自分。

あきれて物が言えません。

 

以上、番外編のSimの今年初ボケでした。

 

【鳩ヶ谷氷川神社(はとがやひかわじんじゃ)】

 

あまりの自分の馬鹿さ加減に、ほとほとあきれながらも、

次の神社、鳩ヶ谷氷川神社へ。

(念の為ナビは目的地一つずつ入力する方法に変更)

 

当社は、旧鳩ヶ谷宿の中心地で、日光御成街道からやや西に入った

高台に鎮座し、 ご創立は1394年(応永元年)と伝えられております。
御祭神の須佐之男命(スサノオノミコト)は、ヤマタノオロチを退治して

稲田姫命(イナダヒメノミコト)とご結婚した後、出雲国須賀の地に降り

立った。そこで「吾此地に来て、我が御心すがすがし」と言って宮作り

をされ、 「八雲立つ出雲八重垣妻籠に八重垣作るその八重垣を」と

詠んで、稲田姫命と仲睦まじく幸せに暮らしていった。
御祭神は、荒々しく強い力の持ち主でありながら清々しく全てを清めて

くださる神として厄除けの神様
社会の繁栄と安住の天地を作る事を教えとする、夫婦円満の神様
稲田姫命と様々なことを乗り越えてめでたくご結婚され、夫婦神様と

なり末長く仲良く暮らしていったことから、縁結びの神様(結びの神)

として信仰を集めております。【神社HPより】

 

今回は、ナビが神社に向け、細い道に入ることを指示した

瞬間に、駐車場についての不安がよぎり、大通りにある

コインパーキングにあらかじめ車を駐め、そこから

歩いて神社に向かったSim。

この判断、結果的に正解だったと思われ。

なぜなら・・・。

 

 

 

神社に続く、なが~い参拝者の列。

鳥居の近くに神社の駐車場があり、

スペースにまだ余裕もあるようでしたが、

入るときも、出るときも、この人の列をかき分け

車を走らせなければならなかったことを考えると、

数百円の駐車料金は、今回は致し方なく思います。

いやぁ~、すごい列です。

参拝できるまでに、30分ほどの時間がかかりました。

 

 

参拝を終え、ここでも御朱印を頂きます。

今回は2種類。併せて結構な初穂料となりますが、

期間限定モノですので、仕方ありません。

 

 

そして、最後の神社へ。

 

【元郷氷川神社(もとごうひかわじんじゃ)】

 

こちらの神社は川口市の本当に住宅地のど真ん中。

到底駐車場があるようには思えず、近くのコイン

パーキングは満車だったので、徒歩で5分ほどの

離れた場所にあるコインパーキングに車を駐めて

歩くことに、

 

元郷氷川神社 (もとごうひかわじんじゃ)は、 埼玉県 川口市 

元郷 1丁目の住宅街に鎮座する 神社 であり、 旧社格 は村社。

. また「 川口九社 」の内の1社。. 正式名称( 登記 上の 宗教

法人 名称)は他の氷川神社同様に「 氷川神社 」であるが、他と

区別するため、鎮座地名を冠し「元郷氷川神社」と称される。. 

また古来より「子は全ての宝物にも勝る何よりの宝」と云われ、

子孫繁栄は家の幸せの象徴とされてきた。. 子宝(子授け)

成就・子孫繁栄に霊験灼たかな社であることから「しあわせの

宮」とも称される。.

 

知らなかった・・・。ここって子宝の神社だったんですね。

全然知らずに訪れました。何故かと言えば、ここの御朱印が

一番欲しかったのです。かっこよかった。

しかも、ここはなぜか参拝客もそれほど多くなく

(子宝の神社だったからか?)

御朱印はその場で書いていただけるのです。

いただいた御朱印がこちら。

 

 

 

こちらでは祭日に「国旗押印・金文字御朱印」の

御朱印がいただけるそうで、正月三が日もこの扱いだそう。

無事拝受しました。

 

 

ということで、予定していた神社はすべて回ることが出来、

思いつき「御朱印拝受の初詣ドライブ」は

終了しました。

ちなみに、正月ですので、御朱印以外にも

お札と守護矢もいただいてきました。

 

 

なんでもないことなのですが、

久しくしていなかった、正月らしい一日を過ごせて、

大満足の一日です。

正月気分も三日まで。明日が最終日ですね。

ゆったりしたいと思います。

 

 

変更からの変更

 

朝6時前に起床。シャワーを浴びて荷物を整理すると、

昨夜準備した宅配の荷物をフロントにお願いしつつ、

朝食をいただく。

 

 

なんだか、昨夜も同じようなものを夕食で

いただいた気がしますが、美味しいから大丈夫。

ふく雑炊の朝食です。

朝食を終えると、部屋に戻り、荷物を携え

部屋を出る。見事にカギを部屋の中に忘れ、

フロントで申告。問題ないと言うことでチェックアウト。

駅に向かい、今日もコインロッカーに大きな荷物を

預けると、昨日と同じ唐戸の港に向かうバスに乗車。

空いているバスの座席に座り、ふと考えた。

 

 

 

 

昨日、巌流島に行けなかったので、今日は巌流島

と、対岸の九州・門司港と、両方を一度に半日で

回ることになった。本当なら今日は、門司港に

連絡船で渡り、門司港からは人のための海底

トンネルを歩いて通って、戻ってくるつもりだったけれど、

時間の関係で歩いて戻ってくるほどの時間が

なくなってしまったので、それはキャンセル。

代わりに、

この後、9:05の巌流島連絡線に乗って

巌流島に行き、10;10の連絡線で唐戸に戻って

来た後、10:20の関門連絡線に乗って門司港へ

行き、11:30の連絡線で唐戸に戻るというプランを

急遽昨日作成したSim。

けれど、・・・ちょっと待て?

ただいまの時刻、8時ちょっと過ぎ。

9:05が最初の船となると、相当待たないといけないけれど、

門司港行きを先にすれば、随分早く、2カ所が回れるんじゃないか?

あまりに早い時間なんで、門司港でカフェだの、ショッピング

などは楽しめないけど、それらは端から期待していない自分。

 

昨日の夜立てたプランを、急遽バスの中で変更。

唐戸に着くと,急いでチケット売り場に向かう。

 

昨日巌流島に行けなかったのは想定外だったけれど、

そのおかげで今日、良かったこともあり・・・。

 

 

これらの島を一日で回る場合は、この

トライアングル1日フリーパスを購入すれば、

1000円で全ての船に乗れることになる。

このチケットを購入し、今日は使うことにしたのです。

ちなみに、これ、

唐戸港→門司港→巌流島→唐戸港と移動すれば

まさしく「トライアングル」なのですが、

非常に残念なことに、現在 巌流島ー門司港便が

運休となっているため、両方を訪れる場合は、

今回のSimのように、

唐戸港ー門司港と、唐戸港ー巌流島を

それぞれ往復する必要があります。

そうなるとなおさら、このチケットの使い勝手が良くなるわけです。

 

朝のお散歩 門司港レトロ

 

チケットが手に入ったので、早速船着き場へ。

 

 

 

程なく、関門連絡船が入港したので、乗り込みます。

 

 

暖かい客室もあるのですが、やはり、せめて片道は

デッキ席から外を眺めたいです。寒いですが・・・。

 

 

連絡船は、わずか10分で、

対岸の九州・門司港に到着しました。

 

 

さて、門司港です。

こんな時間から開いている店はなく、

単なる散歩になりますが、

門司港レトロと呼ばれる一帯には

明治~昭和期のレトロな建築をたくさん見ることができ、

単なる散歩でも十分に楽しめます。

 

 

 

この橋は、「ブルーウィングもじ」といい、跳ね上げ橋だそう。

「恋人の聖地」に認定されいてカップルで渡ると幸せになれる

と言われてるそうです。なおさら全く、自分には関係ありません。

 

 

でもせっかくなので、渡ってみます。

 

 

 

 

門司港ではおよそ50分の観光時間があります。

逆の方向にも歩いてみました。

 

 

 

門司は焼きカレーとバナナが有名なのだそうです

 

なんだ?警戒船って

 

こういう船が沢山あるところを見ると、ここが外国に近い海なのだということを実感します

 

さて、50分なんてあっという間です。でも、十分満喫。

ただ、どこも店は開いてませんが、

できれば何か、やって来た記念になるようなモノ

買えないかなぁ・・・と歩いていると、駅があることを

示す掲示が。

 

 

駅なら、この時間でも売店とか開いてるかもしれないと思い、

行ってみることに。

すると・・・。

 

 

な、なんだ!?この、明治大正あたりを思い出させる、

それにしても荘厳とも言うべき、立派な駅舎は!?

中も・・・

 

 

 

調べてみると、この門司港駅の駅舎、

大正3年に建築されたネオ・ルネッサンス様式の駅舎だそうで、

1988年に駅舎としては日本で初めて国指定重要文化財に

指定されたものだそう。現役の駅舎で国指定重要文化財に

指定されているのは、門司港駅と東京駅の二つだけなのだそうです。

2012年から約6年の保存修理工事を経て、2019年3月10日に

グランドオープンした新しい駅舎。

どうりで美しいわけです。

 

駅にはコンビニがあり、簡単な土産物も売っていたので、

記念になるものも購入できました。

 

さて、そうこうしているうちに、時間になりました。

急いで船着き場へ。

 

 

 

今度は寒いので、客席に座って乗船します。

 

 

再び5分の乗船時間を経て、先ほどの唐戸港へ。

そこから10分の待ち合わせ時間の後、

いよいよ待望の巌流島へと向かいます。

 

念願の「決戦の島」 巌流島

 

 

 

 

今回も行きはデッキ席にチャレンジ。

 

 

船着き場からバックして、方向を転換します。

 

 

 

これ、旅最終日にして、今日はこれまでの3日間と比べると、

比較的気温が高いのでなせる技。

昨日、おとといだったら、デッキになんか出た瞬間に凍えてます。

 

ってことで、今度は10分で巌流島へ到着。

チケット売り場でもらったパンフレットには、

島にはタヌキが生息していて、会えたらラッキーです!!なんて

書いてあったのですが。

 

 

普通にいますよ。

てか、船の操縦士さんが、餌付けしてました。

降りてくるみなさん、パンフレット読んでたんでしょうね。

「もう会えちゃったよ!!」なんて口々に言ってます。

では、ここから1時間05分、島を満喫します。

 

この島は、かの坂本龍馬も訪れているのだとか。

 

 

 

 

 

 

5分ほど歩くと、いよいよ宮本武蔵と佐々木小次郎

両名とご対面です。

 

 

手形なんかもあったりします。

 

 

どの角度から見てもかっこいいです。

 

 

これは伝馬船というそうです。

武蔵はこういう船に乗って

巌流島まで戦いに来たのだそう。

当然、当時彼が乗ってきた船の実物ではありませんが、

当時からここにこうして停泊しているように見えますね。

 

 

二人の戦いの様子が、絵と文で掲示されてましたが、

なんだかやけにボロボロです。

拡大すると分かるのですが、

「小次郎敗れたり!」って台詞のところが

敗れてます。

わざと?

 

 

 

ゆったり過ごす1時間05分。小さい島ですので、

時間をもてあますのでは・・・?と不安だったのですが、

まったくそんなことはなく、

すごくよい時間を過ごせました。

 

 

 

 

最後もまた、タヌキがお見送りです。

 

 

ラストスパート

 

さて、下関の唐戸の港に戻って来ました。

この後ここを出たら、あとは駅に向かい、

シャトルタクシーで空港、飛行機で帰宅の途に

つくことになります。

最後の観光地。

 

まずは昼食を・・・ということで、一軒の食堂へ。

今日は「ウニ」ということで、

うに釜飯御膳なるものを注文。

 

 

値段もいいので、けっこうな豪勢さに見えますが・・・。

 

 

釜飯に入っているうには、若干残念な感じでした。

 

その後、市場に向かって、買い物。

昨日の晩に食べたふくが予想以上にうまかったので、

少しお裾分けで、実家に直送してもらうことに。

 

 

昨日同様おいしいふくであることを祈ります。

ちなみに、市場を歩いているときに発見した、

調理しやすいように加工されたふぐ。

 

 

 

初めて見ましたが、こういう姿になると、

SF映画に出てくる宇宙人のように思えるのは、

自分だけでしょうか?

 

その後も少し買い物しながら、唐戸の港、市場を歩いて

見ましたが、もうここは十分です。

かといって、他に歩ける場所に移動できるほど

時間も残っていません。

あとは、駅とは周辺を歩くことにして、

唐戸をあとにしたSimでした。

 

旅の終わり

 

バスで下関駅まで戻ったSim。

 

 

いよいよ旅も終わりです。

コインロッカーで荷物を取り出し、駅前のデパートを

フラフラしてみたり、コーヒーショップで休憩してみたり。

町並みをもう一度見て回ったり。

若干時間をもてあましつつ、今回の旅に着いて思い返す

時間。

思いつきで出てきましたが、長年訪れたいと思ってきた

山口県。これまで長い休みになれば、海外に出てきまし

たが、実は20代半ばまでは、海外に出たこともなく、

青春18切符や、夜行列車を使って、

好んで国内の鉄道旅行をしていました。

もう30年近く昔の感覚が蘇り、

とてもいい時間が過ごせたと思います。

何より良かったのは、本当に、どこに行っても

観光地を感じさせる人混みに出会わなかったこと。

でも、これは、逆に言えば、

まだまだ観光地に人が戻ってきておらず、

観光業界の逼迫した状況は、今も変わらず続いている

証拠なのかもしれません。

早くコロナ禍が終わり、

誰しもが気軽に旅に出られる日が、戻ってくれる

ことを願っています。

 

15:15、下関駅前より、空港行きシャトルタクシーに乗車。

乗客、何と、一人だけ。

窓から外を眺めていたら、こんな場所発見。

 

 

壇ノ浦の戦いの舞台だそうです。

源氏と平家の最終決戦。

この地域は、本当に多くの人が知っている

歴史上の出来事の舞台や、

歴史上の人物の活躍があった場所なんですね。

とても3日、4日では見切れません。

またいつか、機会があればやって来たいです。

 

途中のバス停で一人の客をのせ、

結果、2人の客だけを運んで、シャトルタクシーは

定刻より若干遅れ、山口宇部空港に到着しました。

チェックインを済ませると、程なく搭乗時刻となりました。

 

 

 

いよいよ旅も終わりです。

離陸前に配られたイヤホン。

そのパッケージに書かれた内容を見て、びっくり。

 

 

いつからイヤホンって、持ち帰り自由になったんですか?

まぁ、いらないので置いて来ましたが。

 

帰りの機材は、国内線なのに、機内設備が

充実していて、シートテレビがついていて、

先ほどのイヤホンを使って

映画やドラマを見ることができました。

1時間半のフライトなので、1本ドラマを見たら、

あとは少しの時間で、もう着陸です。

Simは科捜研の女の1エピソードを夢中になって

見て、その後はシートテレビをいじくりながら、

フライト情報マップを見てました。

 

 

 

こんなマップ、見たことないぞ。

航空業界、コロナ禍で乗客数が伸びない中でも、

しっかり日々進歩しているようです。

 

というか、行きの飛行機はとっても揺れて

不安になるくらいでしたが、帰りの飛行機は

まったく揺れも気にならず。

やはりあの日の上空は、相当に荒れていたのですね。

 

17:45、定刻に羽田空港着陸。

 

ただ・・・実は、ここからが大変で。

羽田から我が町へ・・・というか、

Simが車を駐めた駐車場のあるバス会社の車庫まで

行くバスへの接続が、今回は非常に悪く、

バスに乗れるまで2時間10分、21:25まで待たないと

いけなかったのです。

けれど・・・。みなさん、ご存知でしたか?

羽田空港の店って、20:00にはほとんど閉店してしまうのです。

あいている時間、夕食でも食べて時間をつぶそう、と思っても、

それができる場所がありません。

これはひどい。

どんな国に行っても、客がいる間は、多くの店が開いています。

初めて知った事実。

羽田関係の方で、このブログをご覧になっている方が

もしいらしたら、ぜひ会社のみなさんと

ご一考いただけたら幸いです。

 

2021年山口県の旅 【完】

 

みすゞの世界へ

 

朝5時半に起床。シャワーを浴びチェックアウトの準備。

このホテル、朝食がついているのですが、

その開始時刻は7:00。

今回自分、最初に乗ろうと思っている列車が

7:07発なので、朝食は諦めようと思っていたのですが、

念の為、メールで問い合わせて見たところ、

「そういうご事情でしたら、6時半には準備しておきます。

念の為チェックインの際に、その旨をもう一度フロントに

お伝えください」

と、丁寧に電話連絡をいただいていたのです。

せっかくご準備いただいたので、ガッツリいただきます。

 

 

ということで、駅へ。って言っても、

ホテルが駅前ですが。

まだ夜明け前の東萩駅。

 

 

一人、二人・・・と、数人の客がやって来ますが、

非常に静かです。

 

 

やってきた列車は一両編成、ワンマン(運転手しかいない)の

普通列車です。

 

 

列車内はこんな感じ。

 

 

 

今日は旅3日目ですが、

今回の旅先の選定は、我ながら見事だったと思われ。

まったくどの場面でも、密を感じません。

コロナの面でも、旅のスムーズさの面でも、

非常に快適です。

1時間ほど夜明けの車窓からの景色を楽しんだ後、

列車は長門市駅に到着。

ここで、たった一駅なのですが、列車を乗り換えます。

列車を降り、

「どこに次の列車は来るんだ?」と、

掲示された時刻表を見てみると・・・。

あれ?

今乗ってきた列車が、行き先を変えて、

そのまま目的地まで行くようです。

寒いんだから、だったら降りなきゃ良かった・・・。

と言うわけで、再び乗車。

10分後、目的の『仙崎駅』に向けて、列車が発車。

4分後には到着、です。

 

 

仙崎の町には、至る所にモザイクアートが

あふれていましたが、英の中もしかり。

一枚一枚の板に、様々なメッセージが

かき込まれています。

外観は、こんな感じの仙崎駅。

 

 

さて、ホテルをチェックアウトしてきたので、

前述のとおり、キャリーバッグは、

今日泊まるホテルにすでに預けてきましたが、

まだまだ手元には、小さいとは言えなかなか

重さもある、ボストンバッグがあります。

これを持っての観光はなかなか厳しい。

そこで、コインロッカーを探しますが、

見つかりません。

事前にサイトで調べたときにはあったのですが、

廃止されてしまったようです。

時刻はまだ8時ちょっと過ぎ。

観光施設も、どこもまだ営業時間外。

ちょっと考えた結果、

駅から徒歩数分の所に、道の駅があります。

そこならもしかして、ロッカーあるのでは?と思い立ち、

向かうことにしました。

 

駅前には、ここが詩人、「金子みすゞ」の生誕地で

あることを示すモニュメントが。

 

 

今日は午前中、ここで、

どっぷり金子みすゞの世界に浸る予定です。

まずは、なにはともあれ道の駅へ!!

 

 

到着です。てか、今朝もめちゃくちゃ寒いです。

さっそく道の駅の中でコインロッカーを探しますが、

・・・やはりありません。

それに、どこの店もまだ営業していないので、

ここに来たからと言って、することは何もなし。

どうしたものか・・・と考えていると、

唯一灯りのついている場所を発見。

 

 

近くに行ってみると、そとに看板が立っています。

レンタル自転車のお店だそう。

半日なら、昨日と同じ電動アシスト自転車が、

700円で借りられるそうです。

・・・今日は用ないかなぁ、と、一瞬その場を立ち去りかけた

のですが。

これ、いいんじゃね?

コインロッカーを使えば、おそらく3~500円かかります。

コインロッカーがないと判明した今、

このまま歩いて回るとしたら、重い荷物を持って動く

ことになりますが、

自転車を借りてしまえば、荷物はかごに入れて移動でき、

歩きより広範囲回ることができます。

借りることに決めたSim。

看板には営業が9:00~と書いてあります。

ただいまの時刻、8:30。

ダメ元で、店の中の方に声をかけてみると、

「早いけど、もういいですよ」

って言っていただいたので、早速自転車レンタル。

またがり出発です。

 

走っていると、至る所でみすゞさんに出会えます。

 

 

でっかいモザイクアートのみすゞさんの前に、

相棒を置いてのスナップ。

 

 

しばらく自転車を走らせ、景色や気になる

施設を見て回ってみます。

 

 

 

 

そんなことをしている間に、時刻は9時を回りました。

このコースで一番の目的としている

金子みすゞ記念館の開館時刻です。

 

 

ちょうどこんな標識に出くわしましたので、

そちらにまず向かうことにしたSim。

みすゞさんのお墓のある遍照寺の前を通過し、

 

 

金子みすゞ記念館に到着です。

 

 

金子みすゞ記念館

みすゞ生誕100年に当たる平成15年(2003年)4月、みすゞが幼少期を過ごした

書店金子文英堂跡地に「金子みすゞ記念館」がオープンしました。

この記念館は、没後50余年を経て甦ったみすゞの足跡をたどり、

その業績を顕彰する記念館であるとともに、地域の人々や全国から訪れる

みすゞファンの文化活動・創作活動を支援するための交流拠点でもあります。

みすゞ通りに面したおもてに金子文英堂の建物や庭を復元し、その奥の

本館棟は、遺稿集や着物などの遺品を展示した常設展示室、パソコンに

よる資料の検索室、みすゞの詩の世界を音と光で体感できるみすゞ

ギャラリーなどを備え、みすゞの生涯や生きてきた時代を偲ぶことができます。

長門市観光コンベンション協会HPより

 

金子みすゞさんが過ごした書店や家の内部が再現されています。

 

 

こちらがみすゞさんのお部屋の再現だそうです。

 

 

 

トイレまで展示されています。まぁ、再現ですからね。

 

 

奥に進むと、こちらは現代的に整備された、

展示室になっており、みすゞさんの作品や歴史について

紹介がされています。

写真撮影は以降できませんでしたので、

写真は載せられません。

 

ちょっと立ち寄るだけでいいや・・・という気持ちで来たのですが、

気がついたら1時間以上の時間が経過していました。

見応えは十分かと思われます。

みすゞさんの作品が好きな方は、

ぜひ一度、訪れてみることをお勧めします。

 

さて・・・。せっかく自転車を借りたので、

仙崎の町並みを見下ろせる、丘の上の公園とか、

島に向かって一周してこようか・・・とか、

様々なプランを頭に浮かべ、記念館を出たのですが・・・。

 

大雪です。ちょっとだけ盛って言わせてもらえば、

「吹雪」です。

今回の旅でもっとも多い降雪量に加え、強い風。

自転車が横倒しにされそうな勢いです。

なぜに、今回は、こんなに天気に嫌われるのか・・・。

それでもせっかく自転車借りたんで、意地で

回ってやろうかとも思ったのですが、・・・挫折。

出発の12:44までは、あとおよそ2時間。

先ほどの道の駅に行って、温かく過ごすことに。

 

みすゞさんの銅像も、雪に降られて寒そうです。

(この写真、今気付きました。雪がしっかり写り込んで

ますね!!)

 

 

 

昨日から続く、小さく大きなトラブル

 

道の駅に到着して、買い物でもしようかと思ったのですが、

この道の駅、訪れる方の多くは地元の方のようで

(ピーク時には観光客も多いのでしょうが)

野菜など食料品が多く売られていて、

お土産などもなくはないのですが、

あまり購買意欲が湧きません。

では、数あるレストランから1軒選んで、

昼食でも・・・と思うのですが、

朝、がっつりいただいてしまったため、

まだそんなに、空腹にもなっていません。

う~ん・・・どうしようか。

今何時だ?と、カバンに入れてあるiPhoneを取り出して

時間を見ようとしたのですが。

 

おーーーーーーーい!!

 

思わず声に出して嘆いたSim。

今朝、ホテルを出るまで充電していて、100%チャージ

できていたはずのiPhone、

ただいま充電量が65%です。

減るの、早いと思いませんか?

実はこの状況、昨日から急遽起こり始めた

トラブルで、

昨日なんか、○○のはなしの電車の中で、降りるまで

ずっと充電器つないであったのに、

萩の町を走り回って、ふと見てみたら、

充電量が60%台まで減ってしまっており、

その数分後、再び確認すると、

いきなり7%とかになっていて、

ぶったまげたのでした。

おそらく、自分の推測によれば、スマホは寒さに弱い

らしいので、ただでさえ寒い中、自転車のかごに入れて

風にあたらせていたので、それが原因か、

もしくは、場所によって電波が遠く、

必死に探しているせいなのではないかと思うのですが、

(ちなみに帰宅後は、まったく問題ありません)

 

こういう状況になって始めてわかる、スマホ依存。

①電子マネーが使えない

②ネットで情報が得られない

③連絡がとれない

あたりが問題となってくるのですが、旅行中は

その上さらに深刻で

●飛行機も、列車も、チケットがスマホに保存されて

いるので、スマホが動かないと、どちらにも乗れない

●宿の予約情報が入っているので、見られないと

たどり着けない(今回は大丈夫ですが)

大いに困ります。

これが、都内とかで発生した問題であれば、ネットカフェ

やら、コンビニに設置された充電器等で対処ができるの

でしょうが、ここは、駅前にコンビニすらない、地方都市。

とりあえずどうにかしないと、このまま充電切れたら、

この後列車に乗れません。

どうしたものかと思案しつつ、自転車を返しにお店へ戻り、

ダメ元で係の方に、

「この辺で充電できる場所ないですか?」

と尋ねたところ、

「あぁ、それでしたらどうぞ、こちらをお使いください」

と、店の一角に案内されたSim。

 

 

おぉ、そうでしたね!!この貸し自転車屋さんは、

道の駅内の観光案内所を兼ねているのでした。

充電に困った観光客のために、

こんなにたくさん、コンセントがあるじゃないですか!!

助かりました。

 

充電しながらぼぉ~っと外を眺めていると、なんだか違和感。

なんだ、この違和感・・・と思っていたら。

 

 

なんすか、この青空?

さっきまで、雪の中凍えるように自転車走らせてたのに、

返却したとたんに、これですか?

大ショックです。

が、駅までの道、雪に降られずいけるのだと思えば

我慢も・・・できません!!

だったら、もうちょっと早く晴れてくれよ。

つくづく今回の旅、天気に見放されているようです。

 

充電も終わり、ちょっと時間的に早いですが、

駅に向かうことに。

早く着いてしまって暇にしていると、

小さな駅構内の一角で、

来た時には閉まっていて気付きませんでしたが、

なにやら展示を行っているようです。

 

輝きながら…」や「for you…」など、数々の名作を生み出してきた仙崎出身の

作詞家・大津あきら氏の足跡をたどる資料と、

戦後まもなく引揚港として指定された仙崎港の写真パネルのギャラリー

なのだそう。

実は先日、山口に行くと決め、両親に話をしたら、

父がまだ子どもだった頃、戦時中下関から

韓国に渡ったことがあるそうで、その港にいるときに

南海地震にも遭遇してしまって大変な思いをした

という話を、生まれて初めて聞いたばかりでしたので、

この「引揚港」という言葉に運命を感じ、

列車までの時間、しばし展示に釘付けとなりました。

 

 

 

 

さて、展示のおかげで、あっという間に電車の時刻に。

 

 

朝と同じ道をたどり、長門市駅まで行くと、

今度は二両編成のワンマン列車で、

下関に戻ります。

ワンマン列車のはずなのに、車掌さんみたいな人が

乗っています。何故なのかは不明です。

 

 

昨日と同じ道を戻るので、景色も昨日と同じですが、

その分、良かった景色やら、気になったモノなどを、

もう一度見ることができます。

まずひとつ。

山口のガードレールの中には、白ではなく、

オレンジのモノがあります。さて、なぜでしょう・・・。

 

 

答えは、

1963年に第18回国民体育大会が山口県で開催される

こととなった際に、何か山口県の特色のあるものを

作ろうと考えられ、その時に山口県特産の「夏みかん」

の色を使ったガードレールが作られたのだそうです。

昨日、○○のはなしの中で、アナウンスがありました。

 

もうひとつ。

これ、何でしょう?

畑?たんぼ?の中にたくさん置かれた、

そうですね・・・1m四方くらいの

円柱?角柱?のような物体。

 

 

答えは、

分かりません。この路線最大の謎です。

Simにとって。笑

 

誤算による予定変更

 

さて、そんなこんなで下関に到着です。

コインロッカーにボストンバッグをあずけ、

バスに乗って、下関の港町、唐戸を目指します。

今日はここから連絡船に乗って、

巌流島を目指すつもりなのです。

 

巌流島とは

本州(下関市彦島)から約0.4kmの関門海峡内に位置する小島

である。島全体が平らな地形であり、標高は最高地点でも海抜10m

に満たない。島の東海岸に設けられた遊歩道などからは関門海峡

を行きかう大型船を間近に見ることができる。また、島の相当部分は

公園として整備され人工海浜や多目的広場が設けられている。

宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘が行われたとされることで著名と

なっている。決闘が行われたとされる当時は豊前小倉藩領の船島で

あったが、小次郎が「巖流」(「岩流」とも)を名乗ったことから巖流島と

呼ばれるようになった。  【Wikipediaより】

 

唐戸に到着すると、急いで連絡船のチケット売り場へ。

 

 

16:00の船に乗って、巌流島に行き、40分ほど見学。

16:50の船に乗って戻ってくる予定です。

ところが・・・。

券売機の前に行くと、「本日の巌流島行きは終了しました」

の札が・・・。

え?

不思議に思って売り場の係の人に尋ねると、

そもそもが、Simが確認したサイト上の時刻表が古いモノ

であることが判明。

さらに、この後往復1本だけ、巌流島とここを結ぶ

船が出るには出るが、それだと、巌流島に到着後

走って観光しないと、間に合わなくなり、

間に合わなくなったら最後、無人島で一夜を明かさなければ

ならなくなるそうです。

 

予定が大幅に狂いました。が、巌流島にはぜひ行きたいので、

今日はこのあと、ホテルに戻って、

明日の予定を再検討です。

 

 

「来たれ」って看板も言っていますので、

明日は必ず。

待っておれ!!

 

予定が変わってしまったので、お土産屋を眺めたり、

屋台を見て回ったり。

たまたま見かけた、名物「瓦そば」の屋台で、

遅めの昼食。

今夜はホテルが夕食付きなので、がっつりはいけません。

 

 

 

 

瓦そばとは、本来は熱した瓦の上に

茶そばと具(錦糸卵や牛肉)を載せて、

温かいめんつゆで食べる下関発祥の

料理です。

早速頂いてみます。

 

 

不思議な味でした。笑

食後に、軽くお土産などを買い物し、

日も暮れる時刻となったので、

バスに乗り下関駅へ。ホテルにチェックインです。

(今回のホテルは写真を撮り忘れたようですね。自分。)

 

「ふく」にご満悦Sim

 

ホテルにチェックイン。

明日の予定が大幅に変わるので、明日はあまり

買い物をする時間がないかもしれません。

それに、できれば明日の朝、最終日にいらなくなる

服やらおみやげやらは、宅急便で送ってしまいたいので、

だとすると、

買い物は大方今日終わらせてしまった方が良さそうです。

幸い駅近なので、

駅のお土産屋さんに出かけ、買い物。

存分に買い物をし、ホテルのフロントの女性にお願いし

段ボールとガムテープ、そして宅配便の伝票を

いただきました。

これで、明日の帰りは随分身軽になりそうです。

 

さぁ、時刻は9時を回りました。夕食にします。

今日のホテルは、通常朝食付きのプランが多いところ、

少し金額を上げると、夕食の3000円分クーポンがつく

プランがあり、今回はこちらを選んだSim。

ホテルの中にある和食屋さんでいただきます。

こちらのお店は、宿泊客はもちろんのこと、

こちらにお住まいの方にも人気があるそうで、

Simが入店した時にも、何組かの団体のお客さんが

楽しんでいました。

 

 

Simが注文したのは、ふくの刺身、ふくの鍋、

シメの雑炊、ウーロン茶、以上。

これで、クーポンの金額より少し足が出る程度です。

待つこと数分、料理が運ばれてきました。

 

 

 

実は自分、これまでの人生の中でも

ふく(あ、ふぐをこちらではふくと言うそうです)を

何度か食べた経験がありますが、

うまかった!!と思った記憶がないんですね。

だから今回も、

せっかく来たから食べよう、とは思いましたが、

おいしいから食べよう、とは思ってなかったのです。

ところが、

今回はうまいと思っていただくことができました。

さしみは、歯ごたえのある白身魚であるのは、

たしか以前食べたときにも同じ感想を持ったのですが、

今回は、その中に「旨味」を感じます。

鍋に至っては、野菜→ふく→野菜→ふく

の順番で口に運ぶと、出汁のうまさが口の中に

広がり、なんとも温かい気分に。

そして鍋が終わると、

アルバイトの女の子がやってきて、雑炊を作ってくれます。

 

 

 

うまかった・・・。

あまりにうまかったし、まだ少し腹に余裕もあったので、

「ふくの唐揚げ」を追加注文。

出てきたのが、こちら。

 

 

うぉ、なんか、でかくないか?ふぐの肉って、こんなに

でかいの?

かじってみると、ジューシーな肉汁が口の中に

広がり・・・。ん?肉汁???

 

頭の中???になりながら、唐揚げを口に

運んでいると、店のオーナーがSimのテーブルに。

先ほどの雑炊を作ってくれた女の子が

「どちらからですか?」

って聞いてくれたので、

「神奈川から。旅行なんですよ。」

と応えたのですが、

見たところ、今店の中にいるのは、地元の団体ばかり。

オーナーが、一人の旅行客である自分に

粋な計らいをしてくれたのでしょう。

日本酒を一杯サービスしてくれました。

お友達が作られている酒だそうです。

普段酒はあまり飲みませんが、いただくことに。

うまかったです。

 

ところで・・・、気になってることが。

 

「すみません、あの・・・、これって鶏の唐揚げ

ですよね?」

「はい、そうです。ウチの店の一番人気なんですよ」

「そうですよね。ふぐの唐揚げ注文したんですが、

鶏の唐揚げ出てきちゃったみたいで。」

Simが言った瞬間、表情が変わるオーナー。

「あぁー、申し訳ありません」

でも、確かにうまいんです。この鶏の唐揚げ。

「いいですよ。これも、とてもおいしいんで。」

結局、ふくの唐揚げは食べられませんでしたが、

美味しい料理と、お酒のサービスで、

十分満喫させていただけました。

 

ということで、3日目終了です。いよいよ明日は最終日。

今日のプランが変更になったことで、

若干バタバタしそうですが、

最後まで満喫しようと思います。

 

 

忙しい朝

 

今日からのため、しっかり寝ようと思ったはずなのに、

非常に睡眠不足の今朝。

外の風があまりに強く、部屋の中にまで音や振動が一晩中

続いていて、それに熟睡が阻まれた。

起床、6時。昨夜は1:00までは寝られず起きていたので、

5時間も寝ていないはず。

特に、カベの上の方にある換気口が、部屋の中に向け

開いているため、そこから風の音が、ひっきりなしに、

ビュービューと入り込んできます。

「なんだって、こんなところに穴開いてんだよ!!」

と、怒り半分、換気扇のフタとなる部分を叩いてみると・・・。

 

ガパッ

 

音を立てて、フタが閉まりました。その瞬間から訪れた

部屋の中の静寂。

・・・え?

どうやら、本来閉まっているはずの換気口のフタが

開いていたのが一晩中の風の轟音の原因だった模様。

想像するに、

このホテル、冷暖房が部屋では切り替えられない作りのため、

前に宿泊した客が、暑さを感じて開けたのか、

もしくは清掃担当の人が、清掃の際に開けたのか・・・。

ショックです。

さらに、窓から外を見て、さらなるショック。

雪じゃん・・・。

 

 

大雪ではないので、写真に写り込みませんが、

パラパラと、空から雪が落ちています。

今はまだ小降りだけど、この後、大丈夫か?

心配してても仕方ないですが。

シャワーを浴びて、朝食。

その後、昨日電話をしたとおり、荷物をつめかえ、

置いていくキャリーケースを、

最後の晩のホテルまで持って行くことに。

駅の反対側にあるホテルで、歩いて7,8分。

大した距離ではないので、普通なら余裕。

なのですが・・・。

寒い!!マジで、寒い!!

おそらく気温は氷点下。

雪は降ってるし、凍りそう。

どうにかこうにか、目的のホテルに到着すると、

昨日の電話を受けたスタッフさんなのか、

すぐに気がついてくれて、荷物を預かってくれた。

こういう小さなことで、ホテルの印象って決まる。

とても感じがいい。

 

さて・・・、実は今朝は、ホテルに戻る前に、もうひとつ、

やらなければならないことがあります。

 

今日は、下関をいったん離れ、日本海側の

「萩」へ出かけるのですが、その際観光列車という

列車を利用することにしています。

2両編成の、特別仕様の列車で、

観光に関するアナウンスが流れたり、

いい景色の場所ではいったん列車が停止したり、

また、事前予約すれば特別弁当が食べられたり

するそう。

この列車に乗るためには、乗車券の他に、

530円の座席指定券が必要で、

事前にネット等で予約し、代金はコンビニ払いなどで

支払う必要があります。

当然Simもその手続きを事前にしたのですが、

なぜかしら、この事前予約の際、ネットで行うと、

希望の座席が指定できないのです。

駅のみどりの窓口で予約をすればできるのだそうですが、

Simの地元の駅で相談しても、おそらく要領を得ない

可能性大。

そこで、ネットで手続きをした結果、

割り当てられたのは、この、2号車の13Aという席。

 

 

 

せっかく海沿いを走るのに、

この席は山側にあり、席自体は海側を

向いているのですが、窓から遠く、

景色はおそらくよく見えないはず。

そこで、ダメ元で今朝、みどりの窓口に行って、

窓側の席に変更できないか聞いてみたいのです。

せっかく同じ観光列車に乗るのに、

尋ねもせず妥協するのは、我がポリシーに反します。

 

みどりの窓口のお姉さんが、しっかり話を聞いてくれ、

空き状況を調べてくれました。

「えぇと、本日残念ながら、2号車の窓側は、全席

埋まっております。1号車でしたら~、えっと、

6Dと、8Aと、・・・、あ、それに、12Aもお取りできます。」

と座席図を指さし教えてくれる彼女。

6Dと8Aは、ボックス席じゃ、他の客と必ず

一緒になるし、この中で選ぶなら、12Aだろう!!ってことで、

変更を願い出たSim。

 

 

 

即座に元の席をキャンセルし、新しい席で発券してもらえました。

・・・後日談。

○○のはなし に関するサイトで調べてみると、

この12Aという席、今日乗る観光列車の全ての座席の

中でも、特にお勧めの席なのだそう。

椅子は窓向きになっているし、

目の前の窓に枠など視界を遮るものがないため、

非常に景色が見やすいのだそうです。

なぜにその席が1席余っていたのか分かりませんが、

偶然にしても、勇気を持って変更してもらいに

みどりの窓口に足を運んだ自分を、

今回ほど褒めてあげたいと思ったことはありません。

 

今日は、見たいモノもたくさん、したいこともたくさんの

ある意味、今回の旅のいくつかある山場の1つ。

そんな中、朝から幸先のいい出来事でした。

 

ホテルに戻り、列車の時間までしばらくゆったり。

チェックアウトしたのですが・・・。

今日は本当にほんと、寒すぎです。

町に改めて出て気付いたのですが、

町ゆく人の多くが「帽子」をかぶっています。

若い人の中にも帽子を着用されている方は見かけますが、

どちらかと言えば、主にお年を召した方に多い傾向。

自分の地元ではまずあまり見ない光景です。

さて、どうするよ?

何はともあれ、あまりに寒いので、

自分が『お年を召した方』扱いされる怖さより、

凍死してしまう怖さの方が強かったSim。

コンビニで帽子(毛糸調)を購入。

この帽子、この後も非常に役に立ちました。

 

観光列車「○○のはなし」での旅

 

ちょっと早く着きすぎて、ホームで震えながら

列車の到着を待ったSim。

ようやく列車が入って来ました。

 

 

 

ちなみに、反対側の顔は・・・

 

 

2両編成のきれいな列車です。

中はと言うと・・・

 

 

 

こんな感じです。

上が1号車の和テイスト。下が2号車で洋テイスト。

そして、今回Simがゲットしたのが、

この席。

 

 

わかりますか?通路に立っている星の

女性の視線の先にある、赤枠のあたりです。

最高です。

※訂正・・・写真をよく見たら、赤枠に席はボックス席ですね。Simの席はもう少し手前の、写真には写っていない場所です。

 

そうそう、ちなみにこの列車の名前は『○○のはなし』

と言います。

「美しい絶景が続く山陰線。そこには、見て、聞いて、

感じてみたい「はなし」があります。
さぁ、美しい海岸線とともに、萩(は)、長門(な)、下関(し)の

「はなし」を辿る旅にでかけよう!

とJRのホームページでは紹介されていました。

名前が列車の名前らしくないところも、1つの魅力です。

 

Simの隣の席には、Sim同様一人旅をされてるらしき、

同年代の男性1人。

列車は素晴らしい景色の中を走り進みます。

 

 

日本海って、なんでこういう色なんでしょうね。

太平洋とは明らかに違う気がします。

 

 

乗客の中に何人かは、

停車する駅で外に写真を撮りに行きます。

でも、そんなに長い停車時間はないので、

車掌さんの吹く笛で慌てて中に戻ります。

 

 

てか、マジでぼぉ~っと景色見ながら座ってるだけで

癒やされるし。

 

 

主に土日の週末だけ運行しているこの列車。

先ほどアナウンスで女性が話していましたが、

今日は2021年最後の運行だそうです。

 

 

いくつかの駅では、駅長さんや

ボランティアの方?近所の方?が、

ホームから歓迎をしてくれます。

 

 

 

ただぼぉ~っと過ごしていますので、ブログのネタに

なるような出来事や場面は皆無に近いのですが、

2時間半の列車の旅ですが、本当にあっという間。

よい時間が過ごせました。

そうそう、そういえば、

Simの隣、12Dの席に座っていたのが、おそらく自分と

同年代の一人旅男性。福岡からやって来ているそうで、

なんだか視線を感じます。

どうやら一人旅同士、一期一会、旅は道連れ、

いろいろ話をしたい様子なのですが・・・。

申し訳ない。今日は一人静かに時間を過ごしたい気分です。

気持ちは十分分かります。ごめんなさい。

 

極寒サイクリング

 

さて、ということで、列車は終点『東萩駅』に到着。

ここではまず荷物を預けて身軽になってから、

レンタルサイクルを借りて、街歩きに出発します。

実は、今日泊まるホテルも、レンタルサイクル借りる場所も、

駅の目の前。

 

写真はサイトから拝借したので、空が晴れてますね・・・

 

今回のホテルでは、事前に荷物を預かるサービスは

していないそうですが、館内にコインロッカーがあると

情報を仕入れてあります。

無事コインロッカー発見。100円を入れて荷物を預け、

荷物を取り出す際には、その100円は返金されるそう。

良心的です。

身軽になったので、その後、レンタル自転車の店で、

電動アシスト自転車をレンタルです。

 

 

颯爽と自転車をこぎ出したSim。

最初の目的地は、『萩焼会館』。せっかく『萩』に

やってきたんで、高価なものは無理ですが、

安価なものを記念に買って帰りたいです。

ところが・・・。

極寒。{{ (>_<) }}

雪がひっきりなしに舞い降りてくる天候。

そんな中、自転車をこいで爆走しているわけで、

体感温度は氷点下も氷点下。

鼻水まで出てきて凍りそうな勢いです。

下関で買った毛糸調の帽子が、大変役に立ってますが、

ハンドルを握る手は裸なので、今にも凍ってしまいそう。

途中、コンビニに寄り、手袋買いました。

 

あたたかい・・・。

これでどうにかなりそうです。

 

なぜにこの天候の中、「貸し自転車」か。

この萩市内には、観光のための周回バスなども

あることは、事前の調査で分かっていました。

ただ、バスを利用するとなると、

バスは定時に走っているので、その時間にあわせて

観光の時間を考えなければなりません。

必然、

観光が中途半端になったり、逆に間延びしたり。

訪ねたい場所全てを回ることができなくなる可能性も。

今日はここに到着したのが13:00。

主な観光施設は17:00には閉まります。

4時間しかないのです。

自転車が最も小回りがきき、観光には最適です。

寒いですが、死ぬほどではないですし、

雪は舞ってますが、積もるほど強くはありません。

頑張ろうと思います。な、相棒!!

 

 

ということで、萩焼会館到着。

 

 

暖を取る意味合いもありますので、

じっくりゆっくり店内を見て回り、

気に入った品を数店購入。

店員さんが

「よいお買い物だと思いますよ」

と言ってくれました。

嬉しかったですが、きっとどの客にも言っていると

思います。

品物を手に店を出たSim。ふと、思います。

「これ、

自転車のかごに入れて走ったら、割れるんじゃね?」

思い立ったが吉日。

ソッコーで今来た道を戻り、ホテルのコインロッカーが

100円返却式であることをいいことに、

コインロッカーに買った品を収納。

これで安心して、観光に回れます。

だったら「萩焼会館」に行くのを、観光の最後にすれば

良かったのでは?という声が聞こえて来そうですが、

この萩焼会館、今日回りたい場所達とは

方向が逆だったのです。

つまり、次の目的地への中間地点に

ホテルがあるというわけ。

もとより、想定内です。(多分)決して今さっき気付いた

わけではありません。(^_^;)

 

次に向かったのが、『萩 明倫学舎』

これは現在の名前で、もとの名前は『明倫館』。

口べたなので、Wikipediaのお世話になりましょう。

 

明倫館(めいりんかん)は、長州藩の藩校。水戸藩の弘道館、

岡山藩の閑谷黌と並び、日本三大学府の一つと称された。

江戸時代に全国で300近くあった藩校のうち12番目に出来たもので、

設備、教育内容ともに全国でも有数の藩校だった。1929年(昭和4年)

12月17日、国の史跡に指定されている。  【Wikipediaより】

 

 

 

 

 

建物はしっかりしていて、美しさもあり、興味を

惹かれましたが、無料で見られるエリアは、

まさに観光のための施設。

いらしている観光客の皆さんは、

「あ、なつかしい!!学校って感じ」

「黒板だぁ~」

なんて感動されてますが、

自分にとっては、学校も、黒板も、とりたてて

懐かしくはありません。

有料エリアもあるのですが、今回はそちらを回って

いると、予定の場所全てを見られなくなってしまいます。

チャッチャと見学して、最初の目的地をあとにしました。

 

次に、極寒の中4.5kmの道のりを自転車で

爆走し、たどり着いたのが松陰神社。

 

 

今日の観光に訪れる場所らの中で、ここが自分にとっては

メインです。

さっそく中へ入っていきます。

 

 

山口県萩市にある神社である。(幕末)の思想家・教育者である

吉田松陰、および彼の門人である伊藤博文、山縣有朋はじめ、

松下村塾の生徒を祭神とする。学問の神として崇敬を受ける。

                           【Wikipediaより】

 

広く美しい、歩いているだけで心が穏やかになる場所で、

一瞬寒さすら忘れます。

境内の中に、今回の旅に出るにあたりSimが最も関心を

持ってきた場所、松下村塾があります。

 

 

ちなみに、松下村塾は、「まつしたそんじゅく」ではなく、

「しょうかそんじゅく」と読みます。

松下村塾(しょうかそんじゅく)は幕末期に吉田松陰が主宰した私塾。

もとは叔父の玉木文之進が私塾を開いたのが始まりで、安政4年(1857)に
松陰がこれを継ぎ、主宰することとなった。
松陰は、身分や階級にとらわれず塾生として受け入れ、わずか1年あまりの

間だったが、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文など、明治維新の原動力となり、

明治新政府に活躍した多くの逸材を育て上げた。

                          【萩市観光協会公式HPより】

 

 

当時の建物がそのまま現存しています。

この、小さな「村の1軒屋」のような場所から、

独自の教育を受けた人々が巣立ち、

高杉晋作、伊藤博文、山県有朋などを筆頭に、

歴史に名を残すような人物となりました。

 

部屋の奥には出身者の写真が飾られています。

 

自分、学生の頃は歴史が大嫌いで、

まったく知識がありませんが、こうして歴史に

触れることができる場所に来ると、

あぁ、もう少し真剣に学んでおくべきだったなぁ・・・と

心から思います。

近々、この頃の歴史を本などを使って

改めて勉強してみようかと思っています。

 

松下村塾をあとにし、神社にお参り。

 

 

その後、授与所にて、

今回の目的の1つである、御朱印帳を拝受。

 

 

全国の神社仏閣を訪れる際に、必ずいただく

ことにしている御朱印。今回は、こちらならではの

桐でできた表紙の御朱印帳もいただきました。

事前の調べでは1,000円とあったのですが、

実際には2,000円。ネット上の情報は確認が必要です。

というか、こちらの授与書では、御朱印帳は表に出ておらず、

お尋ねしたら出していただけたので、

どこにも初穂料が書かれていません。

なんだか若干もやもやしますが、

ここでしか手に入らないものなので、よしとします。

 

ちなみに御朱印がこちら。別に300円でした。

 

境内には大きな絵馬が。

毎年、吉田松陰と、その年の年男となる門下生が描かれた

特大絵馬が、松陰神社入口に飾られるのだそうで、

この絵馬は、地元萩の学校が持ち回りで制作しているのだそうです。

 

 

最後に吉田松陰歴史館で松陰について学び、

松蔭神社の観光は終了。

 

 

朝食以来何も食べていないことに気付いたので、

松陰団子なるものをいただきました。

 

 

さて、当初立てた予定では、このあと東光寺という

お寺に行く予定だったのですが、

もうお寺はいいかなぁ・・・と思ったSim。

・・・あまりに寒いのです。風邪引きます、マジで。

ただ、そうなると若干早すぎる観光終了時間。

まっすぐホテルに戻らず、

少し遠回りをして、城下町をサイクリングしながら

ホテルに戻ることに。

 

木戸貴之さんの生誕の地を通り、

 

 

高杉晋作さんゆかりの地や家を訪問したり、

 

 

 

 

障子に貼られた紙に書かれた言葉に

感動したり、

 

 

商店街を爆走したり、

 

 

早くも正月の飾り付けをされているのを

街中で見学したり。

 

 

 

自転車の返却時間ぎりぎりに、駅に到着です。

 

 

 

旅先ならではのグルメな夕食

 

身体の芯から凍えた状態でホテルにチェックイン。

 

 

でっかいホテルですが、部屋はたいしたことありません。

まぁ、いいです。安かったので。

しばし暖を取った後、夕食をとりにホテル併設の

和食店へ。

なかなか美味しい料理が食べられると評判のようです。

が・・・。

行ってみると、まだ18:00だというのに、満席。

いつ席があくか、分からない状態だといいます。

諦めて、外へ。

なのですが・・・。

ちょっと上に載せた駅の写真を見ていただいてもわかるように、

駅の回り、なにもありません。

コンビニすらない。

外は真っ暗、未だ雪が舞い、

おまけに信じられないくらいの強風が吹きすさんでいます。

街中で遭難しかけるSim。

ホテル内の和食店に行くつもりで出てきたので、

ダウンも着ていません。

朦朧とさまようと、

橋を渡った先に、ガイドブックで見た記憶のある、

料理店を発見。

 

 

 

灯台が目印の、魚の卸業者が営む創業約30年の活魚料理店。

店内にある県内最大級の50tのいけすには、各地から仕入れた

魚介類が元気に泳ぎ回っており、地元で有名な剣先イカを

活きイカとして丸ごと一杯で極上品を提供する。

身は刺身、胴体やゲソは天ぷらや塩焼きで堪能できる。

身は刺身、胴体やゲソは天ぷらや塩焼きで堪能できる。

注文が入ってからいけすから取り出し調理されるので新鮮。

【もろもろのグルメサイトより】

 

う~ん、なかなかいいんじゃないか?

 

 

案内された席に座り、なかなか地元らしい食事が

できそうだと、ご満悦気味のSim。

早速注文しようと、メニューを開いてみると・・・。

 

 

た、たっか!!

 

何も予備知識なく、飛び込んでしまった店。

Simは思いっきり庶民ですので、

想定していた夕食代の、軽く2倍は超える金額の

並ぶメニュー。

けれど、ただいま絶賛『旅行』中。

地元でしか食べられないものを、その道を究めている店で

食せるなら、今日はいっか・・・と言うことで、

それでも、この中で安い方にあたる、

「イカづくし」定食を所望。

 

運ばれてきた料理の数々が、こちら。

 

 

イカの刺身は、記憶にある限りで、

人生初体験の、活け造り。

 

 

ゲソの刺身の吸盤は、口の中至る所に

ひっつき、初体験のSimは、

時折命の危険すら感じます。

 

焼いたイカは、何も付けずにいただきます。

 

 

先ほどのお刺身は、食べ終わるといったん厨房に

引っ込み、しばらくすると、天ぷらに姿を変えて

再登場。

 

 

どれも、始めて食べる味で、非常にうまい。

つい先ほど値段に驚き、入店を後悔したことなど、

すっかり忘れてしまいました。

機会があれば、また行きたいと思える味です。

 

ということで、食事を終えると、

先ほどよりさらに強くなった雪と暴風の中を、

歩いてホテルへ。

このホテルにも大浴場があるので、

冷えた身体をしっかり温め、早めに就寝。

明日も行きたいところ盛りだくさん。しっかり休んで

おこうと思います。

はじめに

 

事の始まりは、航空会社の「マイル」でした。

ここ2年、海外に全く出られなくなってしまっている自分。

自分が普段使っているクレジットカードは、その利用額に

応じてポイントが加算され、それが航空会社のマイルに

変換されて、特典航空券などのメリットが受けられる優れもの。

普段使いのカードなので、結構なポイントがたまり、

それがマイルに換えられるため、これまで2年か3年に1度、

このマイルを使って海外旅行に出られていました。

しかし、この2年はそれができず、ただただマイルがたまり・・・。

「このマイル、どうしようか・・・。失効したらイヤだなぁ。」

「しばらく飛行機に乗って、どこかに出かけてないなぁ・・・」

という2つの気持ちがリンクし、何とはなしに会員用サイトで

航空券の検索をかけてみたら、普通だと年末年始やお盆など、

超繁忙期には手に入りにくい、特典航空券(国内)が

手に入ることが判明。

 

だったら、コロナもいくらか落ち着いてきている今、

十分注意しつつ、出かけることは可能なのでは?と思ったわけです。

 

そこで行き先。

マイルの数からすると、北は北海道から南は沖縄まで、

どこを旅することも可能な状況です。

けれど、自分が旅を考えていると言うことは、多くの人も旅を

考えている可能性があるわけで、そうすると、人手が集中しそうな

こうした一大観光地。

人が大挙して訪れる場所に自分も行く勇気は、残念ながらありません。

そして、それとは別に、

実は自分、以前からずっと、これといった理由はなく、

「山口県に行ってみたい」

と思っていたんですね。本当にただ漠然と・・・です。

本州最西端だからか?いや、別に・・・。

ふぐがおいしいからか?いや、これまた別に・・・。

でも、一生のうちに一度は訪れたいと切望してきた場所。

(九州旅行等の際に通ってはいたのですが・・・)

チケットを確認すると、まだ残っていたため、

思い切って、今回の旅の目的地を「山口県」に決めました。

 

・・・というわけで、出かけてきた今回の旅。

コロナが落ち着いてきたとは言え、まだまだおおっぴらに、

「旅行に行ってきたぜ!!」

って言えるような状況ではないのですが、行ってしまったものは

仕方がありません。そこで、今回も、旅日記として今回の3泊4日の

旅を、書き残しておこうと思った次第です。

よろしかったら、ぜひおつきあいください。お気楽にはなかなか旅も

できなくなってしまった昨今。(特にご家族連れなどでは切実ですよね)

少しでも旅行気分を味わっていただけたら・・・と思います。

 

 

久々のフライト

 

午前中に仕事があったため、朝から出かけるわけにいかず、

夕方19:10の山口宇部空港行きの飛行機を予約したSim。

仕事を終え、いったん家に戻って出発の準備をしたあと、

車に乗り込み、バス会社の車庫へ。

ここには飛行機利用者用の駐車場があり、

ここを始発とする空港行きバスに乗り込むことができます。

以前は電話やネットで、この空港行きのバスを予約することが

できたのですが、最近予約のシステムをやめ、

「先着順」となった、この空港行きバス。

せ、先着順!?

非常に不安を感じた自分。一応念の為、前日にバス会社に

電話をしてみました。

「あの、15:25の空港行きバスって、予約できないんです

よね?」

「はい。少し前にそういう形に変更になりました。」

「ってことは、たとえば、バス停に行ったら長蛇の列で、席が

ないなんてことになった場合、乗れないってこともあり得る

わけですよね?」

「はい、そうなります。」

・・・マジか。

まぁ、そういうシステムにしたということは、それでもバスに乗れない

客は出ないと想定してのことなのでしょうから、おそらく心配は

ないと思いますが、万が一にもそんなことになったら

洒落にならないので、少し早めにバスの乗り場に向かった自分。

 

始発のバス会社車庫から乗り込んだのは、自分と他2名。

 

やはり、いらぬ心配だったようです。

ちなみに、途中の駅前バス停から乗り込んだ客も3名。

おそらく50人近くの客が乗せられるはずのバスは、

計6名の客だけを載せ、羽田空港に向かったのでした。

 

空港到着予定より15分遅れ。まだ少し年末・年始休みまでは

日がありますが、それでも休みに入った人は少なくなく、

また、昨年とは違い、この年末・年始は人の動きもありそうです。

チケットはすでに自分のスマホに入っているので、

そのまま保安検査場へ。

久々なので、ちょっと緊張しながら、例の「ピンポン」をくぐり、

荷物がX線検査を通って出てくるのを待っていた・・・のですが。

なぜか、自分の荷物が、自分の方に向かってこず、

途中で枝分かれした別のレーンに運ばれていきます。

ほどなく係員に呼ばれたSim。

「恐れ入りますが、カバンの中に入っている、カギの束を

出してもらえますか?」

自分、カギをどこかで落としたりしないように、必要なカギは

全て同じキーホルダーにくっつけ、さらにそこに、他の

数個のキーホルダーをくっつけているんですね。

こうしておくと、たとえどこかで落下したとしても、驚くほど

でかい音が鳴るんで、安心なんです。

その鍵の束を、さっき検査を受ける際に、ポケットから出し、

カバンの中に入れてあったのです。

やましいことはなに一つないので、カギを取り出し係の

人へ。

映像を見ていた人が目で確認し、無罪放免。

持ってきてくれた係の人曰く、

「このキーホルダーが小さなナイフに見えたようです。」

とのこと。

疑われたのは腹が立ちますが、

保安上のことを考えると、逆にそこまでしっかりやって

もらえてるという安心感にもなります。

 

さて、少し時間があるので、ラウンジへ。

あ、今日の行きのフライトは、自分が持っているステイタスで

取得することができる「アップグレイドポイント」というのを

使って、プレミアムエコノミーという席に変更したのです。

国内線なのに、食事も出るそうです。

座席もゆったりだそうです。

そして、この、ラウンジも使えるそうなのです。

とは言っても、ラウンジの方は、

コロナ前にかろうじて取得したステイタスがあるので、

これがなくても使えるのですが、

せっかくなので、今日は「プレミアムエコノミー客」として

利用してみようと思います。

 

 

国内線のラウンジは、ただ座って休める場所。

飲み物はいただけますが、

食事類はありません。

ま、望んでもいませんが。

搭乗までの1時間ほどを旅に思いを馳せながら

過ごし、搭乗時刻が近くなったので、ゲートへ。

 

 

ここでも、プレミアムエコノミーの客は、

①小さなお子様連れのお客様 お手伝いが必要な

お客様、妊娠されているお客様

②ANAダイアモンドメンバーのお客様

の次、③番目に搭乗できます。

 

実は、ラウンジも、この優先搭乗も、自分が持っている

ステイタスで同じ待遇が受けられるのですが、

今日はその、「プレミアムエコノミー客」の恩恵に

あずかろうと思います。

 

搭乗すると、足下の広さに感動している時間もつかの間、

 

 

まもなく飛行機が動き出し・・・

ただ、なかなか飛び立つことがなく、時間が過ぎ、

15分ほど遅れて離陸。

空港内が混んでいるそう。

それもそのはず、今日は日本列島、特に北では

天気が大荒れで、大雪警報が出ている地域も多々あり。

(この天候が、荒天の地域とは少し離れた場所に向かった

Simにもこのあと大いに影響します)

到着も15分遅れるそう。

今日はこのあと、宇部空港からシャトルタクシーという、

所謂乗り合いタクシーで下関駅に向かいます。

飛行機が遅れれば、待っていてくれると思いますが、

万一行かれてしまったら、今回はこれが最終便。

空港で足止め喰らいます。

なかなか気が抜けません。

しかも、・・・久々の待望のフライトだって言うのに、

飛行機、大揺れ。

こわっ。

こちらも気が抜けません。

 

そんなことを考えている間に、お食事が運ばれて

きました。

 

 

美味しく頂きました。

ところで、食事の時にいただいた紙ナプキン。

 

 

ちょっと読めないですかね・・・。

これ、おーいお茶の茶殻から作られているのだ

そうです。エコです。

 

さて、フライトはおよそ1時間30分。

苦のない長さの飛行ののち、

着陸に向け、高度を落とし始めます。

てか・・・

やっぱり、現在大雪の降っている地域に近い

せいでしょう。着陸時も、揺れる、揺れる。

大風が吹いている模様です。

なんとか、無事着陸。

パイロットさん、お疲れさまでした。

 

降りてからも長い

 

飛行機を一番に降り(座席は1Kでした)

預け荷物もないうえ、小さな空港なんで、

5分もしないうちに外に出られたSim。

急いで空港と下関をつなぐシャトルタクシーを探します。

あぁ、あれかぁ。

タクシーとか言うから、どんな小さい車かと思えば、

所謂小型バスです。

以前は空港と町との間を、成田や羽田同様、

大型のバスが走っていたそうなのですが、

コロナ禍もあり、バスはこの形に変わったのだそうです。

小さいタクシーで肩が触れあいつつ移動するのかと

不安だったので、安心しました。

さぁ、これならゆったりホテルに向かえるなぁ~と

ほっとした矢先・・・。乗客を迎え入れるため外にいた

運チャンが、車に乗っている客にアナウンス。

「みなさんのANA便とほぼ同時刻に到着だったはずの

JAL便が遅れており、到着まであと50分ほどかかります。

恐れ入りますが、その便が到着してから出発いたします。

ご理解ください。」

・・・だそう。

はぁ~!?と声が出そうになりましたが、

思い返せば、自分の便に15分の遅れが出た際に、

真っ先に心配したのは、この車のことでした。

今現在、おそらくJAL便の中でも、その心配をしている

人がいるはずです。

運転手さん、わかりました。みんなで待ちましょう。

しばらく座席に座って、今後の予定について考えていた

Sim。そして、ふと思い出して、外に出て電話をかけることに。

今回、1つのキャリーケースと、小さめのボストン。

そして、小さなショルダーバッグがSimの全荷物。

今夜は下関に宿泊しますが、明日は朝から列車に乗って、

日本海側の萩に向かい、そこで1泊。

翌日再び下関に戻ってきて、今日とは別のホテルに

宿泊します。

海外の旅ではよくすることなのですが、

下関を出て再び下関に戻ってくるので、

萩で必要となるモノだけボストンに詰め込めば、

明日、明後日とキャリーケースは運ばなくてよくなります。

ということで、

明後日宿泊予定の下関のホテルで、チェックインまで

そのキャリーケースを預かってもらえないかという、

確認の電話です。

フロントの女性に快く承諾していただけました。

明日の朝、いの一番で、ホテルに届けましょう。

50分後、

到着したJAL便を降りて、車に乗り込んだ客、4人。

客は全部で7人。

この時期なので、もう少しいるのかと思ってました。

自分的には快適ですが、会社的にはどうなんでしょう・・・。

 

いざ、今宵の宿へ!!

 

1時間20分ほどのドライブ。

 

 

日付が変わる少し前に下関駅到着。

都合良く、明日荷物を届ける予定の

ホテルを発見することができ、

明日スムーズに荷物を預けに行けそうです。

 

が・・・。

 

凄まじく寒いです。

それに、天気予報では降らないはずだった

ここ山口、下関、ただいましっかり降雪中。

 

せっかく駅構内で、たくさんのふぐに

出迎えてもらったのに

 

 

笑顔も出ません。

駅からホテルまでは歩いて3分。

たったそれだけの距離の間で、

気持ち的には遭難する勢いでした。

よかったぁ~、ダウンしっかり着込んできて。

 

ホテルにチェックインすると、荷物を部屋に置き、

 

 

何はともあれ、ホテル自慢の大浴場へ。

冷え切った身体をしっかり温めます。

明日からの旅の間の雪が気になります。

大丈夫でしょうか・・・。

まぁ、なるようにしかなりません。

今日は単なる移動の一日。

明日からが旅本番です。

今日はしっかり寝ようと思います。

とても久しぶりにブログを更新しようと思いました。

 

今日、とても嬉しい週末の過ごし方ができました。

 

ブラジル・マナウスで一緒に仕事をしたWさんと、

同じく一緒に仕事をした方の娘さん、Kさんと、

10年ぶりの再会を果たすことができ、

一緒に群馬のブラジリアンタウンとして有名な

大泉町までドライブをし、

ブラジルでの生活を懐かしみながら、シュハスコの

ランチを楽しむことができたのです。

当時小学生だったKさんも、今や大学4年生。

すっかり大人になっているのに、話しはじめれば、

まったく違和感のない、当時のままの様子。

当時はまだ学生っぽさを残していた同僚のWさんも、

10年経つと貫禄も出て・・・と思いきや、

まったくもって10年前と変わらず。

タイムスリップをした気分でした。

 

都内から群馬までのドライブ。

自分は朝7時に家を出て、先ほど夜8時に帰宅。

その間に車を降りたのは、

シュハスコのランチと、

ブラジリアンスーパーでの買い物、

帰りがけ、ライトアップもしているという公園に

紅葉狩りに立ち寄れば、閉場30分前で、

しかもライトアップは

今日はやっていないという驚愕の事実を知り、

無念ながら退散した時間だけ。

合計およそ1時間半。

それ以外は、

ほぼ車の中・・・という、

「観光味極小」の休日ドライブでしたが、

その分車の中で山ほど会話も楽しめ、

本当に、時間が戻ったかのような一日でした。

 

本当にたくさん話をしましたが、

特に、今年大学を卒業し、来年から社会人になる

Kさんの進路の話を聞き、

感動したSim。

詳しくは当然書きませんし、

本人にもあまり自分が感じたことを

直接しっかりは、お話しませんでしたが、

「すごーく嬉しく」思ったSim。

こんなに大きな喜びをくれて、

本当にありがとう、と

心から感謝します。

 

また少し時間をあけて、会いたいと思います。

どれだけ時間が経っていても、

会えばすぐ、そのあいた時間も距離も、

埋まることが今日わかったので。

他のみなさんも、お元気ですか?

機会があれば、ぜひ、また、再会しましょう。

 

さて、そんな中ですが、

ブラジル郷愁の今日、日曜日。

今日立ち寄った

ブラジリアンスーパーで見たものから、

Simの頭と心は、

WさんやKさんと一緒だったこともあり、

ほんとうに、10年以上前の、

ブラジルでの自分の生活の時間に

思いが飛んでしまいました。

 

その見たモノは、こちら。

 

 

あ、この写真は、家に帰ってきて、

自分が買った物を、

スーパーでの商品陳列の様を思い出し、

同じように積んで撮影したものです。

 

これ、ご存知ですか?

 

 

イタリア発祥のおかしで、Pannetoneパネトーネ、

ブラジルではパネトーニと言うそうです。

「パネトーネ種の酵母」というものを使って

時間をかけて発酵させた生地に、

ドライフルーツやレーズンなどを混ぜ込んで

焼いたケーキで

ブラジルでもイタリアから伝わって、

すっかり母国の文化として定着・・・どころか、

本家イタリアを抜いて今では

世界一のパネトーネ生産国・消費国なのだそうです

 

このパンというかケーキが、

年末のこの時期になると、クリスマスに向け、

どこのスーパーでも、

今回のスーパーのように、

山のように積まれていた・・・。

その光景を、鮮やかに思い出したSim。

写真のパネトーニはミニサイズですが、

本来の大きさのものは、

小さなバレーボールくらいの大きさがあるので、

フロア一杯に陳列されていたと思います。

マナウスにいるときは、

何度かいただいて、食べたことがありました。

 

そうなんですよね。

ブラジルには、季節ごとに、こうしたお菓子があって、

自宅で食べるのはもちろん、

近しい人にプレゼントする文化が

あった気がします。

 

Simは日本人ですし、このパネトーニの意味も

よく分かっていませんでしたから(今もですが)

これを誰かに贈ると言うことはありませんでしたが、

代わりに、家の近くにあったショッピングセンターの

チョコレートショップで売られていたこれがお気に入りで、

 

 

クリスマスの時期になると、

大量に買い込んで冷蔵庫に保管し

 

 

その年お世話になった方に、

Feliz Natal!!(ポルトガル語でMerry Christmas!)

と言いながら渡したことを、

懐かしく思い出しました。

 

そっか、もうそんな時期なんだなぁ・・・。

せっかくそんな思いになったので、

今回はこのパネトーニを写真の量購入してきたわけです。

何人かの方に贈らせていただこうと思います。

1年の感謝の気持ちを込めて。

 

現在Simと生活の場を共にされていて

ここをお読みいただいている方で、

このパネトーニが贈られた方は、

スライスしたケーキを

バニラアイスクリームやバターを添えて食べると

おいしいそうですので、ご承知あれ。

万一ここをお読みいただいている方で、

このパネトーニが贈られなかった方は、

今回は数量の関係でお渡しできなかったので、

来年にご期待ください。

決して、感謝していないわけではありません。

m(_ _)m

 

そうそう、最後に。

このスーパーに行くと必ず買う物。

 

 

ポン・ジ・ケージョ。

今回も買ってしまいました。

今日は昼を大量に食してしまったので、

夕食はこれで軽く済ませようと思います。

バンコク 眠らないラウンジから我慢の杭州

 

約1時間半で、車はバンコク・スワナプーム国際空港に到着。

チップをはずむ。夜中に大変ですからね、運転手さん。

中国国際航空のチェックインまで、30分ほど待たされる。結構な長い列が

できていて、そこに並んでいると、一人、中国人のおっさんが、何食わぬ顔で

横入り。よっぽど怒鳴りつけてやろうかと思ったけど、あまりの図々しさに、逆に

あっけにとられる。こういう輩がいるうちは、まだまだ悪評は減らないでしょうね。

若い中国人の皆さんは、ルールやマナーを守って旅してる人がたくさんいるのに。

良くないです。

 

チェックイン。

荷物は一度、杭州でピックアップしなければならないらしい。

ついでに、飛行機のチェックイン自体も、杭州で再度しなければならないということ。

通常経由便の場合、同じスターアライアンスの航空会社乗り継ぎならば、

荷物もチケットもスルーでチェックインできるのに、

これまでの経験からも、中国経由の場合は、このパターンが多い。

まぁ、今日は杭州での乗り継ぎ時間が6時間近くあるので、

外にでれないとなれば、それはそれで退屈かもしれないので、良しとします。

チェックインを済ませると、そのまま即出国。

この空港で唯一24時間営業しているというラウンジに向かいます。

 

 

 

 

昼間のラウンジもありがたいですが、この時間のラウンジは特にありがたい。

てか、やっぱりここでも、何ご飯かわからない食事を、結構な量いただく。

 

 

食べまくり、飲みまくり。・・・これ、絶対に太ってるな、俺。

 

ラウンジのおかげで、まったく苦痛なく、フライトまでの時間が過ごせ、

時間になったので、ゲートへ。

優先搭乗の恩恵を受け、無事飛行機に乗り込みます。

 

・・・ってか、いつから飛行機の中で、離陸時電波を発する電子機器の使用が

OKになったんでしたっけ?

いつまでたっても電源をOFFにしない中国人のみなさん。

フライトの選択を誤ったなぁ・・・と、本気で後悔します。

 

飛行中は爆睡。でも、機内食の時間になって起こされる。

機内食は2種類のうちからの選択ができたのですが、CAの話す言葉が、

おそらく英語なのですが、理解できません。

寝ぼけていたのもあるのかもしれませんが、とにかく聞き取れません。

面倒くさいので、「あなたのお勧めをください」と注文。

 

出てきたのがこちら。

 

 

おかゆ・・・だね、多分。

まったく食べる気が起きなかったので(てか、ラウンジですでに食い過ぎです)

そのまま返却しました。

 

 

そんなこんなで、気づけばあっという間に杭州到着です。

 

先ほども書いたとおり、ここ杭州では荷物を受け取り、再度チェックイン

しなければなりません。

入国審査の際のセキュリティーチェックで、荷物を開けさせられます。

大量のぞうさんのキーホルダーがひっかかりました。笑

事情を説明したら、無罪放免となりましたが、このセキュリティーチェックって、

ひっかかると、本当にブルーな気分になります。

まぁ、仕方ないですが。

 

外に出て一服。

 

 

そうだ、バンコクで中国路線に乗るってことで、ライター取り上げられたのでした。

その場にいた人にライターを借ります。めんどくさい。

 

次のフライトの時刻は13:50。チェックイン開始は11:50だそう。

暇だぁ~。

何をするにも、とりあえず「中国元」がないと始まりません。

とりあえずタイの500B札を1枚、両替所で中国元に換えてもらいます。

ん?なんか、すっごく損してないか?

500Bは日本円にして1811円

1811円を中国元にすると、114.48元になるはずです。

(ちなみにこのレートは1/11現在のものですが、当日も大差なかったはず)

なのに、受け取った中国元は70元。

70元をさっきのレートで円にしてみると、1107円。

800円ほど消えてしまった計算になります。

レートが非常に悪い気がします。いや、気がしますじゃないですね。非常に悪いです。

ってか、悪いどころか、詐欺の域に入ってる気が・・・。

ネットで調べたら、中国は空港の両替所、非常に悪いみたいですね。

まぁ、とりあえず元を手にしたかったので、仕方ないです。

 

ちょっと気になってた、焼き小籠包らしい食べ物を購入。

 

 

ん?なんか、冷たいぞ。

それに、なんか、うまくないぞ。

・・・横浜中華街で食べられるヤツの方が、100倍うまい気がします。

ま、本場で食べたって事実が大切です。多分。

 

空港の待合ロビーに、大量のマッサージチェアが並んでます。

 

 

多分無料。でも、どうしたらマッサージ受けられるのかがよくわかりません。

 

杭州の空港は、そもそもが地方空港なので、それほどトランジット客が楽しめるような

施設はなく、しかも、国際線ターミナルより国内線ターミナルの方が充実しているらしい。

だったら・・・ってことで、国内線ターミナルの方にも行ってみますが、

若干お土産屋や飲食店が多いだけで、取り立てて興味を引く物もナシ。

必然、ひたすらにチェックインの時刻を待ち、

ようやくチェックイン可能な時間になったので、チェックイン。

出国手続きをし、つかの間の中国滞在とはお別れです。

 

杭州ラウンジから成田へ

 

さっそく杭州空港のラウンジを初体験します。

 

 

なんて言うんだろう・・・。場所の普通の出発フロアから1階分上のフロアにあり、

出発フロアは吹き抜けた状態になるので、

言ってみれば、ロフトみたいな状態のラウンジ。

あまり外の世界と隔離された雰囲気ではありません。

 

 

 

食事物、飲み物も、文句言うほどではないですが、

別に、「食べなくてもいっかぁ・・・」程度の内容。

いや、いや、いや、自分的には非常に幸いです。なにせ食べ過ぎてますので。

写真撮り忘れましたが、唯一、蒸しパンのような食べ物はおいしかったです。

 

事前に仕入れていた情報では、杭州の空港内には喫煙所があるということでした。

でも、ないです。

と言うか、自分が乗る飛行機のゲート近くには、喫煙所がかつてあったであろう

場所は確認できるのですが、思いっきり閉鎖されています。

いや、分かってますよ。喫煙は「悪」なんですよね。

人に迷惑もかけますし、できれば喫煙なんかしない方がよいのでしょう。

でも、我々スモーカー、かなりの高額納税者ですよ。

喫煙による税収がある日突然全くなくなったら、絶対他の税にしわ寄せがいくはずです。

消費税が2%上がるだけで大騒ぎするくせに、タバコの税金なんて、

いくらでも上げられると思ってるようですからね、お上のみなさまは。

わかってます。「悪」なんです。

でも、悪だ悪だと邪険にされつつも、なんだか都合のいい必要悪にされている

気がしてなりません。

本気なんだったら、タバコの値段、2000円くらいにしてみればいいんです。

どれだけ税収減るのか、実感すればいい。

・・・ま、いいです。いずれにしても、世界的にスモーカーは肩身が狭いです。

 

ってことで、文句言ってる間に飛行機の時間になりました。

 

 

ゲートに向かいます。

 

 

いよいよ本気で最後のフライトです。

今回ANAを、往路の成田~プノンペンと、復路の杭州~成田で使いましたが、

どちらの便でも、いったい目的地まで何時間なのかが、

よくわからない状況に。

なぜなら、シートについているテレビに表示された「出発地時刻」「到着地時刻」、

CAの方のアナウンスによる「現地の時刻」が、かならずどれか1つ間違ってる

気がして、なかなか時計を合わせられずにいました。

本当に間違いがあったのか、それとも寝ぼけまくっているSimが単に勘違いしているのか

実際の所はわからなかったのですが。

 

このフライトは、多分、3時間だったはずです。

 

機内食出ました。

 

 

何ご飯だったのかは、わかりません。

 

雲が多くて、あまり景色は楽しめませんでしたが、

ほぼ寝ているので、あまり関係ないか・・・。

 

ANAのNH930便は、定刻より少し遅れて、成田国際空港第1ターミナルに

到着しました。

 

さて、飛行機から降りると、今日のこの便はボーディングブリッジではなく、

バスでターミナルまで移動です。

実は、この後、Sim、結構急いで動かなければならないのです。

飛行機の成田到着が予定では17:50でした。

そして、成田からSimの車の置いてある営業所まで行くバスの時間が18:50。

予定上では1時間でしたが、実際飛行機が少し遅れたので、

50分ほどしかありません。

このバスに乗り遅れても、次の最終に乗れば、ちゃんとたどり着けるのですが、

最終の出発までは、さらに1時間待たなくてはならず、しかも、営業所到着は

日付が変わるほんの少し前の時刻になる予定。

明日は朝から仕事が入っていますので、できれば予定のバスに乗りたいわけです。

 

飛行機からのバスがターミナルに到着すると、我先にとバスを降り、急ぎ足で

ターミナルの中へ。

イミグレーションは自動化されていますので、パスポートをかざして通過。

荷物もSFC特典により、最初に出てきてくれるので助かります。

税関もノーチェックで通してもらえ、バスチケットを買いに走ります。

チケットを買いながら、係員に質問。

「今日のこの便は混んでますか?荷物2つ預けられる?」

Simが乗ろうとしているエアポートバスは、原則大きな荷物は1つしか預かって

くれません。ただし、乗客がそれほど多くなく、荷物入れにに余裕があれば

積んでもらえるという話を、以前に聞いたことがあるのです。

Simは今日、スーツケースを2つ持っています。

普段だと、たいてい空港から宅配便で大きな荷物は送ってしまうのですが、

今日はせっかく車があるので、

2つとも持って帰りたいところなのです。

でも、バスが満席で、荷物2つが許容されないようなら、急いで1つ、宅配便で

送る手続きをしなくてはなりません。

係員の男性が

「う~ん、今日は今の時点で27席あいてますから、多分大丈夫だと思いますよ」

と言ってくれたので、宅配便はやめました。

改めて考えて見ると、

初日の旅日記に書いたとおり、バスの営業所にとめてある車の駐車料金は

8日間で4000円。

もし車がなかったとしたら、自宅から駅のバス乗り場までの、タクシー料金およそ

往復3000円。宅急便の荷物2つで、およそ4000円。

・・・駐車料金4000円って、決して高くないです。

今後同じくらいの日数なら、駐車場を使うことにします。

 

ってことで、無事バスで乗り場で荷物を、なんのおとがめもなく2つ預かってもらえ

Simは自分の街へと向かう、リムジンバスに乗車できたのでした。

 

これで、8日間の旅日記は終了です。

最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。

ビーチへ

 

朝7:00に起床。今日はなかなか起きられなかったけど、

なんとか起き出しました。

シャワーを浴び、荷物の整理などをし終え、8:00過ぎに部屋を出たSim。

ソンテウに乗り、目的のビーチを目指します。

ソンテウの中には日本人の4人家族が同乗。

「この車、どっちに行くのかな・・・?まっすぐかなぁ、それとも曲がるのかなぁ・・・」

と、車の行き先が気になっている様子。

そう、このソンテウ、目的地が書いてない場合も多く、書いてあったとしてもタイ語なので、

観光客には、かろうじて簡単に利用できる反面、一か八かの賭けのような利用でも

あったりします。

「この車は次の角で左折しますよ」

と教えてあげると、家族の奥さん、

「あ、日本人の方なんですね!!ありがとうございます。」

と一言お礼を言ってくださり、角でご家族そろって降りていきました。

ちょっと前に、Simも知りたいことがあり、近くのタイ人の女性に、タイ語で話を

していたため、その様子を見て日本人だとは思っていなかったようです。

 

ビーチに到着。ちょっと顔見知りの従業員のいる海の家に入ると、

ビーチチェアに腰掛け、とりあえず、朝ご飯を注文。

 

 

なぜか、ビーチで食べる食事ってのは、旨いのです。

今日の朝食は、パッタイ・タレー(焼きそば 海鮮)

 

 

うまいです。

 

ビーチでは、何もしなくても、海の家の人がいろいろしてくれます。

食事の注文も受けてくれるし、飲み物も運んで来てくれる。

日差しの向きがかわれば、ビーチパラソルの角度を調整してくれるし、

至れり尽くせりです。

いつもはビーチに本を持ってくるのですが、今日は持ってくるのを忘れました。

でも、何もしなくても、海の音を聞きながらウトウトしているだけで、リラックスできますし、

ちょっと暑くなってくれば、水を浴びに海に入っていったり。

考えて見れば、日本で「海に行く」となると、なかなか「一人」ではでかけなくないですか?

ここではそれができてしまう。しかも、まったく違和感なく、さみしいこともなく、

満喫できてしまうのです。

思い切って、短い期間だけど、来て良かったです。

 

ってことで、ビールで一人乾杯。

 

 

至福の時ですね、マジで。

 

けれど、・・・何もしない時間を満喫なのですが、そうなると、実は、ここで日記として

書ける内容が、ほとんどないという結論に至ります。

ちなみに、昼食はこちら。

 

 

カオパット・タレー(チャーハン 海鮮)です。

これもうまかった・・・。

 

ってことで、まったく日記にならないけれど、それだけ充実した時間を過ごし、

時刻は早くも14:00に。

いつもならもう少し長くいるところなのですが、

今日はこのあと、しなければならないこともあるし、夜には帰国の途につきます。

ビーチを後にすることに決めました。

 

今日もまた、買い物、買い物

 

さて、ソンテウで街まで戻ったSim。

ここでもう少し両替をしておきたいところ・・・なのですが、両替にはパスポートが

必要です。一度部屋に戻り、パスポートをとってくることに。

部屋に戻ってエアコンの風にあたると、外はなんだかんだ言っても、やっぱり暑いので、

涼しい風が名残惜しくなります・・・が、頑張ってでかけます。

もう、じきに帰国なので、今更レートがどうのと、細かいことを言っていても

仕方ありません。適当な両替所で両替。

その後歩いて昨日のおばちゃんのお土産屋を目指します。

ちゃんと160個、象のキーホルダー、そろってるんだろうか。

店につくと、おばちゃん、待ってました!!とばかりに寄ってきます。

160、そろったようです。

ただし、昨日の時点では、同じがらのものを160個と注文したのに、

若干デザインは違う物が混ざっている様子。

まぁ、仕方ないですね。急遽160個集めてもらったのですから。その辺は妥協します。

 

歩くのは面倒なので、バイクタクシー「モトサイ」を捕まえて、ホテルへ。

ホテルで一応、160個あるかどうかを再確認。

数に間違いはないようです。

 

ちなみに、帰国後1個1個気持ちをこめて作ったお守りは、こんなできばえに。

 

がんばって買いそろえた象と

 

 

これまた頑張ってセブンイレブンを回って両替しまくったサタン硬貨。

 

 

これをバンコクの市場で買った巾着にいれたのが、特製のおまもり。

 

 

どうですか?もともとこうして売られているように見えませんか?

結構自分でも頑張ったと思っています。

これを受け取る彼らが喜んでくれて、頑張って試練に立ち向かってくれれば

いいのですが。

 

さて、今日はここで終わりません。買い物モード。

 

実は先日の旅日記にも書きましたが、ここタイでは、1/1から(自分的には12/31から

だったと思っていますが)コンビニやスーパーで、買い物袋がもらえなくなったため、

そうした店では、レジの近くに、エコバッグが売られていることが多いのですが、

今日さきほどセブンイレブンに立ち寄った際に、気になったエコバッグがあります。

 

 

小さめなエコバッグで、たとえば・・・ペットボトル3本も入ればいっぱいになってしまいます。

この袋、それほど値段も高くないし、ばらまき土産を入れて渡せば(ばらまき土産も

数種類いっぺんに渡すつもりなので)なんか、良くないですか?タイ政府のエコ活動を

宣伝することにもなりますし・・・。

 

ということで、これまた大量に、このエコバッグを買って帰ることを決意したSim。

ただし・・・セブンイレブンの店頭で、このバッグはこんな風に売られています。

 

 

1店舗で売られているこのバッグは、せいぜい20~30枚。

そもそもが、レジ袋がなくなった代わりに、客が買って、品物を入れて帰る

ためのバッグです。Simが大量に買い占めてしまったら、世の中の迷惑になってしまう。

・・・ということで、セブンイレブンをはしごしつつ、1つの店で10枚程度ずつ

買わせてもらうことに。

 

ところが。10枚にしても、端から見れば十分な「爆買い」なのでしょう。

あるセブンイレブンの店舗では、バイトの兄ちゃんがなぜかそんな買いあさるSimの

姿をいたく気に入ったらしく、彼の携帯で記念撮影される羽目に。

わざわざエコバッグを入れたかごを斜めにレジ台の上に置き、買ったエコバッグの

数がしっかり写真に収まるようにしながら、Simには

「はい、こっち見て~、スマイル!スマイル!!」

と指示を送り、何度もシャッターを切ります。

 

・・・ノリで写真撮らせちゃったけど、変なところに画像アップしないでくださいよ。

 

さて、ということで、買い物十分に満喫しました。

 

これ、人によっては、

「なんで旅行に行って、そんなに人にあげるお土産ばっかり買ってるんだ?」

って思われることと思います。自分でも時々、そう思わないこともありません。

けれど、そもそもがSim、普段の生活の中で、ほとんど買い物というものをしません。

日々の食事を除いたら、ほとんど出費がないのでは・・・と思うくらい。

物欲がないのでしょう。

けれど、「買い物欲」はあるのです。なんだかんだと買い物してみたいと。

そういう意味で、この旅行中のお土産ショッピングは、絶好のチャンス。

普段満たされない「買い物欲」を、ここで一気に満たして帰ります。

満たされました。今回も。

 

最後の最後に、ホテルの近くの店で、こんなものも購入。

 

 

最近どこのお土産屋にも置いてある品で、中身はスカーフ?ショール?

なんだかよく分かりませんが、その類いのものです。

100%タイシルク&カシミア・・・とか書いてありますが、絶対ウソだと確信。

本物ならそんなに安く買えるはずがありません。

でも、本物かどうかは別として、以前買って帰ったら、女性に「ちょっと羽織るのに

ちょうどいい」と好評だったのです。

誰かにまた、もらってもらおうと思います。

 

さて・・・。本当に旅先での時間はあっという間に過ぎてしまいます。

時刻はすでに夕食時。

どこか外で食べようか・・・とも思ったのですが、どこも食事時で混んでます。

屋台で買って帰って、部屋で食べようと決め、買い物。

 

 

ロッティという、インドの食べ物だそうですが、

トウモロコシの粉で作った生地を、クレープのように薄くのばし、

それを油たっぷりの鉄板で焼き、バナナなどをはさんで、

コンデンスミルクや砂糖でたっぷり味付けしたお菓子が、屋台で売られています。

自分、これ、好物です。

この旅の間、かなり食べ過ぎ状態で、デブまっしぐらなのですが、

これだけは外せません。今日は旅の最後ですし、なおさらです。購入。

 

さらに・・・

いままで見かけたことはあっても、買ったことのなかった、ナマズの丸焼きも購入。

 

 

かくして、今夜の夕食は、こんな感じになりました。

 

 

満足です。

 

バンコクへ 旅の終わりに向けて

 

食事が終わると、テレビなんか見ながら、荷物の最終確認。

シャワーを浴びて、帰国の準備。

3時間ほどの時間はあっという間に過ぎ、タクシーを予約してある22:30になったので、

チェックアウトのため、フロントへ。

初日に応対してくれた、日本語を話す女性がいて、Simの姿を見ると、

大いに驚いた顔で

「チェックアウトですか?」

と尋ねます。

 

それはそのはずです。

本来この時間にバンコクに向かうなら、昨日から今日にかけての1泊だけ宿泊し、

荷物を預けておいて、街でも歩いてきて、この時間に戻り荷物を受け取って

タクシーでバンコクに向かえばよいはず。

彼女にとっては、2泊するはずのSimが、なんでこんあ中途半端な時間に

チェックアウトするかが不思議なのです。

けれど、自分としては、

昼の12時にチェックアウトしてしまって、部屋を追い出され、

荷物は預かってもらえるにしろ、休憩をとる部屋も、シャワーを浴びる部屋もない中で、

バンコク出発の時を迎えるより、

ちょっともったいないですが、2泊部屋をとっておいて、夜中から翌朝までの残りの分を

捨ててしまう方が、結果的には便利だと結論づけての2泊予約でした。

名残惜しそうにしてくれる、日本語を話す女性。

また来ますね。

・・・と、そこまでは良かったのですが。

22:30に来るはずの、昨日予約したタクシーが来ていません。

ベルボーイも心配してくれますが、約束の時間を5分過ぎても、来ない。

・・・これは、もしかしてやってしまったか?と、

若干不安が本気になりかけた頃、

普通のタクシーではなく、セダンタイプの自家用車がホテル前に到着。

どうやら、タクシーは手配がつかなかったので、こちらの車で送ってもらえるらしいです。

ぶっちゃけ車の種類はなんでもいいです。

無事空港に送り届けてもらえるならば。

 

ということで、ホテルを出発。バンコク・スワナプーム国際空港に向かいます。

(日記の日付は、ここで明日に変わります)

 

旅の最後は海の街

 

朝7時に起床。まずは1階の喫煙所まで一服しに行くと、

部屋で出発準備をして、8時過ぎにチェックアウト。

スーツケースを転がしつつ、最寄りの高架鉄道の駅に向かいます。

 

道ばたにスーツケースだけを置いて撮影。

このスーツケース、前回の旅行の際に購入したもの。

見た感じ、華奢なおもちゃみたいなスーツケースなのですが、

あんがい造りはしっかりしてますし、なにせ軽いんで、

このスーツケースにしてから、荷物の重さがあまり気にならなくなりました。

お勧めです。

 

 

 

でもって、方向を変えると、突き当たりに見えるのが、

おととい宿泊し、昨日カウントダウンパーティがあったサービスアパート。

やっぱり立派ですね。

 

 

旅はあと3日。ってか、実質あと2日。

明日の夜には空港に向かわなければなりません。

なので、旅の計画時点では、このままバンコクで残りの日程を・・・と思わなくも

なかったのですが、せっかくの旅の最後。日本でも都内に出れば味わえるような

都会の空気に身を浸し続けるより、短期間でも、リゾート気分を味わいたいということで、

バンコクから車で2時間強の場所にある、海沿いのリゾート地、

パッタヤーで過ごす計画を立てたSim。

今日はここから高架鉄道でバスターミナルまで向かい、そこからバスでパッタヤーを

目指します。

 

最寄りの高架鉄道の駅に着きますが・・・。ゲ。ホームへの道にエスカレーターが

ありません。日本ではほとんど意識していませんが、どの駅にもたいていエスカレーター

かエレベーター、ありますよね。

こんなに観光客が多い国、街なのに・・・。

仕方ないので、重い荷物をえっちら、おっちら、抱えての移動となります。

 

バスターミナル到着。

ちょうどあと10分後のバスがあるということなので、チケット購入。

「窓側の席がいいんだけど・・・」

とお願いすると、OKの返事をもらえた。

荷物を預けて乗り込んでみると、となり空席の窓側の席。

他の席はほぼ埋まって満席なのに、自分のとなりだけ、なぜか空席。

・・・これはラッキーですよ。狭い車内、少しでもスペースがあるほうが、気持ちも楽です。

 

およそ2時間強の道のり。眠っているような、そうでないような、不思議な状態のまま、

車の揺れに身を任せます。

っていうか、熟睡はできないですよ。タイの高速道路。

道が悪くて、時々、車が「飛ぶ」んです。いや、マジで。

ジェットコースターとかに乗ると、内臓が重力に逆らって、フワっと浮くような感覚に

なること、ありますよね。あれが、数分に1度訪れます。

無料でジェットコースターを楽しめていると思えば、文句も出ません。

 

あと少しでパッタヤーというあたりで、乗務員がなにやらプラカードみたいな

ものを持って、車内の通路を歩いてきます。

読んでみると、英語で

「ガスステーションに着いたら、みなさんの安全のため、貴重品はお持ちになり

外でお待ちください。出発の準備が整ったら、声をかけさせていただきます」

と書いてあります。

あと少しで到着なんだから、客を降ろした後に給油すればいいものの、

こういうあたりは、やはりここ、日本ではなくタイなんだなぁ・・・と実感します。

 

ってことで、車を降ろされてしまったので、しかたなくフラフラ。

ガソリンスタンドとしても、毎日何台ものこうしたバスがやってくるのでしょう。

たくさんの屋台が出ています。

そういえば朝ご飯を食べずに出てきていますので、ここらで腹ごしらえ。

 

 

 

面白い形のペットボトルに入ったオレンジジュースと、豚なのに焼き鳥。

それに、カオニャオ(餅米)。

十分満足なブランチです。

よくガイドブックなどには

「街中の屋台で売られているカットフルーツは食べない方が無難です。剥かれていない、

切られていないフルーツを買って食べましょう。また、フルーツジュースも、どんな水が

使われているかわからないので、飲むのは避けましょう」

なんて書かれており、自分も最初の頃は極力避けていたのですが、最近はまったく

気にしなくなりました。

うまかったです。オレンジジュース。

 

バスの給油が終わり、再び乗車。

・・・わかっていたことですが、ものの十数分でバスは目的の

パッタヤーバスターミナルに到着です。

バスターミナルから街(ビーチ沿い)までは、ソンテウという、

トラックの荷台が座席になった、乗り合いタクシーで移動をします。

1台におよそ12人が(ギュウギュウで・・・ですが)乗車できるのですが、

そこに荷物まで積み込まれるもんで、大変に窮屈です。

運転手さんが、それぞれの乗客の目的地(ホテル名)を聞き、順番に降ろしていく

のですが、今日のこの運ちゃん、物覚えが悪いようで、何度も何度も聞き返します。

 

結局、自分は12人の客のうち、一番最後に降ろされました。

まぁ、いいでしょう。

 

ちなみに、ソンテウに乗っている時に気になった風景を1枚。

 

 

先ほどソンテウとはトラックの荷台が座席になった、乗り合いタクシーだと

説明しましたが、この車はソンテウではありません。

ただの小さいトラックの荷台に、たくさんの人が立ち乗りしている状態。

こういう車を頻繁に見かけます。てか、高速道路でもこういう車が走ってます。

タイには道路交通法がないのでしょうか・・・。

 

というわけで、一番最後にホテル到着。時刻は13:00をまわったところ。

ホテルのチェックインは14:00からのはずです。まだチェックインできなければ、

荷物を預けて、時間をつぶしにいかなければなりません。

とりあえずチェックインカウンターに行くと、カウンターの女性、笑顔で

「いらっしゃいませ!!」

と日本語であいさつをしてくれます。

え?

その後も、たくさんの日本語を話してくれる彼女。

聞けば日本の大手企業で働いていたことがあるのだそう。だから、日本人の客が

来ると、嬉しくて日本語を多用しているようなのです。

こちらとしてもうれしいですし、その気持ち、実はSimもよーくわかります。

なぜなら、日本でタイ人を見かけると、隙あらばタイ語で話しかけたくなりますから。

 

「お客様、チェックイン、14:00からです」

 

やはり・・・。仕方ないですね。では、荷物の保管をお願いしましょうか・・・と、

ちょっと残念そうな顔をしていたのでしょう。自分。

彼女がすかさず続けます。

 

「うそですよ。チェックインすぐにできます。ちょっと待ってくださいね。」

 

ありがたいことに、まだチェックイン可能時刻ではないのに、

チェックインさせてもらえることに。

実際、彼女からキーを渡されて、ベルボーイと部屋に向かったところ、

まだベッドメイクの最中で、荷物を運んでくれたベルボーイが、急遽ハウスキーパーに

早変わりし、協力してベッドを作ってくれました。

いやいや、助かりました。

チップをはずんだのは、言うまでもありません。

 

さて・・・ここパッタヤーを旅の最終目的地に選んだのには理由があります。

もちろんビーチリゾートを楽しみたいというのもあるのですが、

ここパッタヤー、それほど大きくない海沿いの街に、たくさんの観光客が集まるため、

お土産探しにもってこい!!なのです。

大きなスーパーあり、大小お土産屋が軒をつらねており、

タイで買って帰ろうと思うようなお土産は、まず全て手に入りますし、

値引き交渉さえできれば、かなりお買い得に買い物をすることもできます。

今日、明日で、買いたい物がいろいろあるSim。

ビーチと買い物三昧のステイになりそうです。

 

買い物~

 

ってことで、さっそく買い物です。

まずは、先日バンコクのスーパーでもいくらか買ったのですが、

食品のお土産を求めて、スーパーマーケットへ。

大きなカートを転がして店内を歩きつつ、手当たり次第に商品をかごに入れていきます。

タイの空港の免税店でも、日本や他の国同様、

お土産となるクッキーやら、チョコレートやらはたくさん売られています。

でも、そうした物を開封してバラで配るくらいなら、

こうしたスーパーでしっかり小分けされた菓子類を購入して帰った方が、

お土産として便利なのです。パッケージにはタイ文字がばっちり印刷されてますからね。

ってことで、タイ限定バナナチョコレート味のポッキーなどは、60箱入りの箱買い。

 

初っぱなから飛ばしてます、自分。

 

さんざん買い物をし、店を出るときには両手に大きな買い物袋3つ。

ホテルまでは「バイクタクシー」のモトサイで帰還です。

両手はなしてバイクの後ろに乗るのも、ずいぶん慣れました。

無事ホテルに戻って、ほっと一息・・・です。

 

さて、食品のお土産は買いそろえましたが、今回ここパッタヤーで買いたいと思っている

お土産の第1目的は、実は食品ではないのです。

インターネットで「タイ お守り」と検索をすると、

「ラッキー チャーン」というものが出てきます。

(お暇な時にお試しください)

ラッキー チャーン。日本語にすると、「幸運の象」

小さな巾着袋に、象のキーホルダーと、タイの最小単位の硬貨「サターン」が

セットで入っているそうで、これに願いをかけて一晩枕元に起き、

その後、カバンなどに入れて持ち歩くと、願いが叶うのだそうです。

実はSim、このお守りが大量にほしいのです。

日本に帰って、この春試練の時を迎えるたくさんの若者達に、応援の意味で送りたい。

なので、バンコクで会った友人に

「ラッキー チャーンって、どこで買えるの?」

と聞きまくったのですが、誰一人として、このラッキー チャーンを知ってる人がいません。

・・・ネットでは「タイのお守り」ということで、誰もが知っているように書かれているのですが。

仕方がないので、バンコクでウィークエンドマーケットに出かけた時に、

今度は店の人間に手当たり次第聞きまくりましたが、やっぱり知らないよう。

 

・・・これ、根拠がないので実際の所はわかりません。推測ですが、

日本人が勝手に作ったお守りなのではないでしょうか?

だって、タイ人、誰もしらないんですから。

さて、どうするか・・・。

せっかくそれを求めて来たのに、ないから買って帰らないってのも、

なんか、残念です。

 

・・・ってことで、結論。

ないなら、自分で作っちゃえ。

 

ということで、12月31日の日記に載せましたが、まずはお守りの袋として、

巾着袋を180枚、大量に購入してあったというわけです。

 

 

あとは、象のキーホルダーとサタン硬貨さえ手に入れば、

お守りを自分で作ることができます。

 

ということで、象のキーホルダー探しを始めることに。

 

バンコクのウィークエンドマーケットでも、象のキーホルダーは

あるにはあったのですが、知ってる限りではちょっと値段が高めの設定でした。

おそらく、パッタヤーの方が安く売っていると思い、バンコクでは買わなかったのですが、

やはり、パッタヤーの方が安いです。

ただし、もう少し安くなりそうな気がします。

数あるお土産屋の中でも、比較的象のキーホルダーを多く置いているお土産屋の

店先で、立ち止まり商品に見入るSim。

すぐに中からおばちゃんが出てきて、「何がほしい?」と聞いてくれます。

「これ、多く買ったら安くなる?」

と聞くと、無理だという返事。

「じゃ、いいや。たくさんほしいんだけど、これだと高い」

と言って立ち去ると、そんなSimの背中に、おばちゃんの声。

「○○バーツにならできるよ!!」

でも、そのまま後ろ手に手を振って、その場を立ち去ります。

他の店も見てみて、それで無理なら戻ってくればいいだけのことです。

 

とりあえず一度部屋に戻ることにして、帰り道でスーツケースを1つ購入。

旅の帰りは荷物が増えるので、たいていSimは1つスーツケースを買い足します。

2000円強で買えるので、ついつい買ってしまいますが、

おかげで我が家には、そうしたスーツケースがあふれてます。

ま、いいです。

 

部屋にもどっていったん休憩したあと、再び街へ。

象のキーホルダーを物色しながら街歩き。途中にあったタクシーカウンターで

明日の空港行きのタクシーを予約します。

年末・年始で混み合ってるそうで、一杯一杯の中、どうにか1台予約をいれてくれました。

これで明日、時間になっても来ないなんてことになったら大変なのですが、

ま、そうしたトラブルに遭ったことはこれまでないんで、大丈夫でしょう。

 

夕飯にガパオライスと、コンケーン以来、今回の旅で何度も食べている

ソムタム(青パパイヤのサラダ)を食べに、食堂へ。

 

なかなか料理が出てこなくていらいらしましたが、味は最高でした。

 

 

 

さて・・・。象のキーホルダーですが、やっぱりいろいろな店を見てみましたが、

さっきの店が一番良さそうです。

食堂を出ると、その足でおばちゃんの店へ。

「さっき、○○バーツでいいっていったよね?」

「はい、いいましたよ」

「大量に買っても、○○バーツ?それとも、もっと値下げしてくれる?」

「いや、それは無理。○○バーツだって、相当無理してるし。」

・・・多分、その値段が、彼女にとっては底値なのでしょう。多分、もう少し安くなるのですが、

彼女としてはそれ以上引く気はないようです。

こちらとしても、数がそろいそうな店がここしかないので、その値段で受け入れるしかないと

結論を出したSim。

「わかりました。じゃ、160個ほしいんですけど・・・」

Simのその言葉を聞いて、あまりに予想外だったのか、すぐには理解できないおばちゃん。

「え?160バーツじゃないわよ。○○バーツ」

と、わけのわからないことを言い出します。

「わかってますよ。自分が言っているのは、このキーホルダーを160個ほしいんです」

「え?なんですって?このキーホルダーを160個買うの?」

「だからそうだって言ってるでしょうが。」

「いやぁ~、えっと、あのぉ・・・、160個はないわ。でも、明日までに用意するから!!」

在庫がないので、明日までに仕入れるから、明日もう一度来いと言います。

 

わかりました、わかりました。じゃ、明日来るんで、ちゃんと160個用意してくださいね。

明日来て「やっぱりなかった」って言われたら、それこそたまらないので。

手付金を支払い、明日取りに来ることにしました。

 

ちなみにそのキーホルダーがこれ。

 

 

鉄でできているので、結構重いです。160個になったらどんな重さになるんだろう・・・。

 

さて、袋は準備完了。キーホルダーもオッケー。

あとはサタン硬貨です。

タイの通過はバーツ。一番小さいバーツは1バーツ(およそ3.7円)なのですが、

その補助硬貨として使われるのがサタン。1/4バーツの価値の高価です。

一応市場で流通していることにはなっているのですが、

ほとんど買い物をしていても見かけません。

電話でタイ人の友人に聞いてみると、セブンイレブンあたりでは、ストックしてある

店があるとのこと。

 

持つべきものはタイ人の友人です。

 

数軒のセブンイレブンをまわり、200枚の「新品」サタン硬貨を手にすることが

できました。

あとはあした、おばちゃんところで無事キーホルダーが買えれば、お守りを

人数分作ることができます。

 

おばちゃん、宜しく頼むよ。

 

そんなことをしている間に、すっかり夜も更けました。

パッタヤーの街自体が歓楽街なので、いつまでたっても賑やかなため、

時間の経つのを忘れます。

ホテルに帰って、明日に、備え、寝ることにします。

年の最後はゆったりと

 

旅も5日目。今日は2019年最後の日です。

朝7:00に起床。起きてすぐ思ったこと。

「ん?洗濯物、生乾きくせぇ~」

昨日からすでに生乾き臭かったのですが、干しておいたら、部屋中生乾きの臭い。

・・・これ、まずいでしょ。

なにはともあれ、もう一度洗濯しないわけにはいかなそうです。

ソッコーで外に出て、コンビニで洗剤購入。

部屋に戻ると、これで3回目になるでしょうか?再再度、洗濯です。

洗濯機のサインによると、2時間かかるそうです。

洗濯に2時間もかかるのか?

ま、そう言うので仕方ありません。とりあえずは自分もシャワーを浴び、朝食へ。

・・・ここの朝食、いいんですよ。日本人利用客も多いので、日本食もあったりして。

・・・いかん、いかんよ。反省は生かさなければ。

でも、弱いんですね、自分、かりかりベーコンに。

 

・・・昼は抜かなきゃな。

 

荷物を整理して、10:00になったので、買い物へ。

このサービスアパートは、下層階がショッピングセンターと直結しており、

エレベーターで降りてさらにエスカレータで1階降りると、そこはスーパーマーケットに

なってます。

んでもって、ちょっとしたお土産になるような菓子類も大量に取りそろえられており、

ここに泊まるときは、確実に御用達。

今日も棚をカラにする勢いで、買い物させていただきました。

これでひとまず、買い物はオッケーですね。

まだあと3日ありますし。

 

と・・・そこで気がついたこと。

昨日はしっかり、買い物のあと、ショッピングバッグ(所謂買い物袋ね)に

商品を入れてくれたのに、今日は入れてもらえません。

どうやら、昨日と今日を境に、ショッピングバッグは店頭から消えたもようです。

代わりに、レジには有料のショッピングバッグが。

慌てて買いましたよ。

 

 

ちなみに、ビニールのように見えますが、これは・・・なんて言うんでしたっけ?

不織布?で作られた物で、1枚日本円にして20円くらいだった気がします。

 

部屋に戻って洗濯機をチェック。やっぱりあと1時間洗濯モードになっています。

でも、そんなに待てないのです。12:00にはチェックアウトしなくてはなりません。

洗濯を強引に手動停止させ、脱水モードに切り替え。

脱水は短時間で済んだので、乾燥モードにしてしばし待ちます。

でも・・・

やっぱりそう簡単には乾きません。

自分、うちの洗濯機にも乾燥機がついているのですが、ほとんど使ったことがありません。

気になってネットで調べてみると・・・。

えぇ~っっっ!?乾燥機って、2時間、3時間はあたりまえなんですかぁっっっ!?

てっきり30分も乾かせば十分なんだと思ってました。

どうりで昨日、生乾きが続いたはずです。

仕方ないので、同じサービスアパートに滞在中で、今日の夜パーティーを主催してくれる

知人に連絡。

「申し訳ないんですが、乾燥機、貸してもらえませんか?」

快く貸して頂けると言うことで、洗濯機の中身すべて袋に詰め込み、

その方の部屋へ。

3時間でセット。これでおそらく乾くはずです。

ついでに、このあと12時にここをチェックアウトし、今夜のホテルに行くのですが、

あちらのホテルのチェックイン開始時刻はおそらく14:00。

それまでの間、大きな荷物はフロントで預かってくれるでしょうが、

貴重品は預けられないので、

この知人の部屋のセイフティーボックスで預かってもらうことに。

 

ほんとに、何から何まですみません。

それもこれも、自分が間違って昨日から1泊のわけのわからない予約さえしなければ

こうはなっていなかったはずなのですが・・・。

 

宜しくお願いします。

 

ということで、とりあえず心配事はなくなったので、12:00きっかりにチェックアウト。

んでもって、今夜のホテルは、ここから歩いて5分ほどのところにとってあります。

歩いて移動です。

 

ホテルに着くと、チェックイン。まだ時間まで2時間もあるっていうのに、

アーリーチェックイン、無償でさせてくれるそう。これは助かる・・・。

でも、だったら貴重品、置いてくる必要なかったなぁ・・・。ま、いっか。

 

部屋はこんな感じ。

 

 

昨日のあのサービスアパートと比べると、1/3の料金ですが、

なかなかどうして、悪くないですよ。

それに、どうせ今夜はほぼ寝るだけですからね。

 

しばしまったりした後、再び知人の部屋へ。

乾燥機の中身は、今度はしっかり乾いています。

ただ、部屋にあった室内用物干しで、少し乾かさせてもらいましょう。

 

今日夜のパーティーを主催してくれるこの方。ほぼ毎年ここで主催してくれており、

毎回手料理を振る舞ってくれます。

そのため、今も仕込みの真っ最中。

でも、ちょっと手があいたってことで、もう一人の友人と3人で外出。

街を歩いたり、マッサージに入ってみたり、

何か特別なことをしてるわけではないのですが、

基本一人旅派の自分なので、たまに誰かと行動を共にするって旅も、

いいなぁ・・・と思ったりします。

 

そんなこんなで時刻は夕刻。

今日は何も特別なことをしていないわりに、時間の過ぎるのが早いです。

一度知人の部屋からあずけてあった貴重品を金庫から出し、干してあった衣類を

全て回収し、一度自分のホテルに戻ります。

今日はここでカウントダウンまで過ごさせてもらうので、ホテルに戻るのは夜中。

貴重品をもって夜中に歩くのは、危険が大きいからです。

 

でもって、貴重品をセイフティーボックスに格納し終えたら、再び知人の部屋へ。

 

今日は何往復してるんだろう・・・。

と、その前に、少し懐が寂しくなってきたので、ショッピングセンターのATMで現金を

引き出します。

 

・・・え?

 

非常にレートが悪いです。一瞬、詐欺のATMにひっかかったのかと思いました。

旅行者にとって為替レートは切実です。

 

年越しパーティー

 

さて、何度目になるのでしょうか?知人の部屋に戻ります。

あとはこのまま、集まってくるみなさんといっしょに、パーティーを楽しむことに。

もう何年も、この集まりは続いていて、多いときには20人集まったこともあり、

日本から来た日本人、バンコクや地方都市駐在の日本人、タイ人と、

いろんな人と会うことができます。

 

バンコクも夕暮れ時です。あまりにきれいなので、

しばしベランダから離れられなくなりました。

 

 

日本人って、太陽好きですよね。

 

 

タイと日本の時差は、2時間。

しばらくすると、NHKのBS放送で、紅白歌合戦が始まりました。

そういえば、本当にこのところ、日本で紅白を見ていません。

ブラジルにいるときは、昼間の放送だったので、本当に不思議な気分だったことを

思い出します。

 

みなさんといろんな話をして楽しみながら、ごちそうを頂きます。

 

 

タイでおでんですからね。滅多食べられませんよ。

 

 

 

他にもたくさんごちそうになったのですが、以降写真がありません・・・。

食べるのと会話に夢中になってしまったからです。

ほんとうに、ごちそうさまでした。

 

な~んてしてる間に、いつの間にか紅白は終わり、日本は2019年から2020年へ。

その2時間後、いよいよタイも年越しです。

てか、本気で話と食事に夢中で、危うく、みんなそろって年越しの瞬間を

逃してしまうところでした。

 

誰かが

「あ、あと2分だね」

って言ってくれなかったら、大変でした。全員そろって慌ててベランダへ。

さぁ、年越しです。

 

 

 

 

 

 

 

 

สวัสดีปีใหม่ ครับ sawasdee pii mai krup 意味)あけましておめでとうございます

 

バンコクでは新年を迎えた瞬間に、チャオプラヤ川に浮かんだ船の上、

また街中で、大きな花火が上がります。毎年思うのですが、日本では

消防法やらなんやらで、絶対許可が下りないでしょうね・・・。

本当に、写真のように、目の前で花火が炸裂している感覚で、心なしかこうしてベランダ

で見ていると、熱まで伝わってくる気がします。

 

はるか下では、もう少し低いところで炸裂している花火を

色鮮やかな船から観覧しているみなさんの姿も。

 

 

 

何度見ても迫力のある、カウントダウン花火大会。

みなさんも、ぜひ機会があれば経験してみてください。

 

てか、思うんですが、自分、かなり写真の腕上がってないですか?

まぁ、むしろ、スマホのカメラの性能向上がすさまじい勢いなのでしょうか・・・。

花火撮影するのって、結構難しいんですよ。

・・・まさに、自画自賛させていただきました。

 

さて、時刻はなんだかんだで01:00。

楽しい時間はあっという間です。お開きの時間に。

みなさん、楽しい時間をありがとうございました。今年も宜しくお願いします。

部屋を出て、一人歩いて自分のホテルに戻ります。

このホテルの常駐ガードマン、客が通ると、満面の笑みで出迎えてくれます。

まさに「ほほえみの国、タイ」ですね。

一方、エントランスを入って行くと、学生アルバイトなのでしょうか?

フロントの若者、客そっちのけで、

見たところ、自分が仕事なんで、彼女を自分の職場に呼び出したのでしょうか、

ソファーに腰掛け、二人でいちゃいちゃ。

・・・感じ悪いぞ、おまえ達。

でも、まぁ、仕方ないでしょう。大晦日の晩に仕事になっちゃったのでしょうから。

大人として目をつぶることにしました。

 

ってことで、部屋に戻ってきたSim。

さ、スマホの目覚ましかけて、寝よう!!と思ったら、

・・・充電器がない。

そうだった、さっきの部屋で、充電させてもらってたんだっけ・・・。

慌てて知人に電話し、まだ寝ていないのを確認して、回収に戻らせていただきました。

充電器ない状態だと、ここから先の旅に、かなりの支障がでますので・・・。

 

たかが充電器ですが、忘れ物をしてくるあたり、

旅も中盤を過ぎ、ちょっと気持ちが緩んでいるのかもしれません。

気をつけます。

 

では、おやすみなさい。