熊本市は22日、親が育てられない子を匿名で預かる慈恵病院(同市)の赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」に、2011年度は8人(男児5人、女児3人)が預けられたと発表した。07年度の設置から最も少なく、10年度より10人少なかった。5年間の累計は83人。

 市によると、8人は新生児や乳児で、生後1年から就学前の幼児はいなかった。親の居住地は熊本県4人、同県以外の九州地方2人、中部地方1人、不明1人。うち2人は親らに引き取られたという。

 母親は20代が4人、30代が3人、1人が不明。ゆりかごを利用した理由(複数回答可)は「生活困窮」「未婚」「不倫」「育児不安・負担感」が各2件と最も多く、次いで「親などの反対」「世間体・戸籍」がそれぞれ1件だった。